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27度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月14日(火)07時50分18秒
  さてブレイキーさんの「Like Someone In Love」。
落ち着きの中に刺激のある2管に聞き惚れる作品であります。特に「Like Someone In Love」でのモーガンのソロの最中に、御大ブレーキーの合図でアクセルを踏み込む当たりが聴きどころです。さて「今日の1枚」でも書きましたが、本作は録音から7年後に発売されました。したがってレコード番号は4245です。4243はモーガンの「Delghtfulee」で、自分のバンドを率いて乗っていた後期モーガンが楽しめる作品です。4232はショーターの「Adam's Apple」で、マイルス・バンドで大きな存在感をショーターが示しております。
ジャズ・メッセンジャースの本盤と、モーガンやショーターの上記作品を新譜として購入した方々は、いささか面喰らったのでは。このジャズ・メッセンジャースの作品でも素敵な二人ですが、この時期の6年の違いは、それなりのものです。
JMのショーター音楽監督もしっかり仕事しているなと感心して、聴き終えました。
 

27度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月13日(月)07時47分53秒
  その前に、この作品が録音された1960年8月7日(日)の新聞を見てみましょう。
先ずはトップ記事。
日経「約900億円に達す、市銀の含み貸出し急増、神武景気に近く」
この紙面の解説によると、含み貸出しとは、市中銀行が日銀が査定した貸出総量を超えて貸し出していることです。その際には計数操作を行っているとのことです。この解説を読んで不思議に思った点が、二つあります。まず計数操作とは犯罪ではないのか。二つめは、このような貸出総量に関する日銀の査定がいつまで続いたのかです。残念ながらネットからは答えが見つかりませんでした。
この記事に際には、1958年から1961年の岩戸景気のピークでありました。1954年から1957年の神武景気を上回って、岩戸景気は翌年末に終わりを迎えました。

読売「核実験禁止と軍縮、列国議会同盟会議、9月29日から開く、日本案中心に初の決議、本会議 日曜除き八日間」
この紙面によると列国議会同盟とは、世界の議会制度の発展、国際平和及び国際協力の推進などが目的として設立されました。1909年にパリで第一回会議が行われ、この記事の会議は四十九回目で東京で開催されました。
私は初めて知ったものでしたので、とっくにその使命は終えたのかと思いましたが、調べて見ましたら今でも続いている会議でした。

朝日「池田内閣をどうみるか、本社全国世論調査、支持するが51%、解散総選挙60%が望む」
この時は第1次池田内閣の中盤であり、第3次改造までいった池田内閣の初期の頃です。


ではこの8月7日の朝日新聞から少しばかり紹介します。
・1面に「米国資産を全部撤収、カストロ・キューバ首相、国有化令を発表」とあります。キューバ電力・キューバ電話など、キューバ全土のインフラとなっている会社が対象です。
前年1月のキューバ革命で誕生したカストロ首相は、すぐにソ連を急接近しました。第3次世界大戦かと思われたキューバ危機は、これから2年余り後のことです。
・9面に「ミヨシマーガリン」と商品名中心の広告があり、箱絵と共に「ミルク入栄養満点」としています。1921年設立のミヨシ油脂という会社で、今でもマーガリンを製造しています。同社のページを見ますと、その商品包装から業務用マーガリンが主力かと思います。他にも石鹸なども製造している会社です。
・TV欄日テレ8:45に「アコーディオン」という15分番組があり、出演は岡田博さんです。まず、この番組についてネットから情報を得られませんでした。岡田博さんについては断片的な情報ですが、どうやら日本のアコーディオン界の重鎮だったようです。「アコーディオン研究」という全日本アコーディオン連盟が発行する雑誌において、「アコーディオニスト名鑑」で岡田氏が取り上げられています。また現在の著名アコーディオン奏者のプロフィールに「故.岡田博氏に師事」とあったりします。
 

25度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月12日(日)07時44分56秒
  「今日の1枚からつまみ食い」、今回のテーマは「Like Someone In Love」が入っている
作品です。


「Like Someone In Love」が入っている作品の11枚目は、Art Blakey And The Jazz Messengers の Like Someone In Love、1960年8月7日の録音です。
「Like Someone In Love」と言えば、多くの方が本作品を思い浮かべることでしょう。ジャズファンでJMが嫌いという人に出会ったことがありませんし、そんなJMがアルバム名にした作品ですからね。
2008年1月6日に「今日の1枚」で本作を取り上げた際には、5曲中2曲にコメントしたのですが、この「Like Someone In Love」には触れませんでした。またそこでのコメントは、人のコメントを借りてきたようなものでした。
今日はそれから10年後の「つまみ食い」、自分の言葉でアルバム・タイトル曲についてコメントします。
 

27度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月11日(土)07時21分49秒
  昨日の1枚は、Gene Russell の Talk To My Lady。
スティーヴィー・ワンダーのヒット曲である「You Are The Sunshine Of My Life」は、数多くの方々にカヴァーされました。ウィキペディアで確認しただけでも、ライザ・ミネリ、シナトラ、ペリー・コモ、メル・トーメなどの大御所が、この曲を取り上げています。
知る人ぞ知る存在のジーン・ラッセルの演奏は、希望満ち溢れる心地よさを、エレピのシングルトーンで聴く人に届けています。黒人音楽の一つの要素は、この希望満ち溢れる気持ちかなと、思った次第です。
「My Favorite Things」と聞いて、映画「サウンド・オブ・ミュージック」を思い浮かべる方も多いことでしょう。しかしジャズファンならば、よっぽどのへそ曲がりでない限り、コルトレーンを反射的に思い浮かべます。コルトレーンで耳タコのこの曲を、ベースのヘンリー・フランクリンの活躍で、この作品では演奏し始めます。やはりそう来るのかと思いながら聴いていると、ベース対エレピでの軽快なドライブの様相であり、これはこれで楽しめるものであり、このドライブ感も黒人音楽の重要なことだと感じました。
ラッセルのピアノと語りで披露されている「If You Could See Me Now」を聴きながら、きっと意味深なことを語っているのであろうなと思いながら、本作を聴き終えました。
 

28度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月10日(金)07時59分1秒
  今日の1枚は、Gene Russell の Talk To My Lady、Black Jazz原盤、1973年の録音です。
P-VINEという日本のレコード会社には、10代の頃にお世話になっていました。ブルースやレゲエの渋い作品を日本で発売していましたし、私はそれらの作品をニューミュージックマガジンを通して情報を得て購入していました。そんな時からジャズを聴くようになって、確か数枚のCDをこのレーベルから購入しましたが、その際にはP-VINEとは意識せずに購入していました。今から8年前にこのブラック・ジャズ箱を購入した時には、P-VINEという名前をしっかりと意識しての購入でしたし、あまり利益になりそうにない作品を手がけているのに何十年も活動しているのは立派なものだと、感心した記憶があります。

BJQD/10として発売された第10弾は、ジーン・ラッセルのブラック・ジャズからの2作目です。例の小冊子から本作を紹介します。

ピアニスト、ジーン・ラッセルのブラック・ジャズ2枚目。スピリチュアルだけがブラック・ジャズじゃない、とでも言わんばかりにさらにファンキィな色合いを深めた今作品、冒頭の「Talk To My Lady」他、ボッサ風味にアレンジされた「You Are The Sunshine Of My Life」やベースがミラクルな離れ技を披露する「My Favorite Things」ではフェンダー・ローズが大活躍。白眉はジャズ・ファンク「Get Down」。地を這うようなベース・ラインとファンキィすぎるワウ・ギター、そしてコンガも加わっての最高にドープなファンク・ビートに乗るラッセルのピアノはすがすがしく、喜びに満ち溢れているのだ。

奥さんらしき人との2ショット・ジャケが印象的な本作品を聴いてみます。


昨日の1枚は、The Awakening の Hear, Sense And Feel。
サッパリとした空気感が魅力のグループです。ドロドロになっていくような曲が並んでいますが、それらを清涼感ある演奏で楽しませてくれます。アリ・ブラウン作の「When Will It Ever End」での静けさの中での叫びが、本作品の白眉と感じました。この曲こそドロドロしそうなものなのですが、このグループ独特の味わいで演奏しています。
どうやらこの作品だけで終わったグループのようですが、この時代の良い演奏をブラック・ジャズは残してくれました。
 

25度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月 9日(木)07時31分59秒
  今日の1枚は、The Awakening の Hear, Sense And Feel、Black Jazz原盤、1972年の録音です。
ブラック・ジャズ・レーベルの最初の7枚には、録音スタジオや録音エンジニアについてクレジットされていませんでした。最後まで録音エンジニアはクレジットされないのですが、録音スタジオについては、昨日取り上げたダグ・カーンの作品からクレジットされています。ダグのはNYでの録音、今日のジ・アウェイクニングはシカゴでの録音です。その後の作品を見てみると、NYあり、LAありとなっており、レーベルとしては録音場所のこだわりはなかったようです。

BJQD/9として発売された第9弾は、ジ・アウェイクニングの作品です。例の小冊子から本作を紹介します。

ジ・アウェイクニングはヤング=ホルト・アンリミテッドのピアニストだったケン・チェイニーとシカゴ前衛ジャズ集団AACMに属するフランク・ゴードンの2人を中心に1970年代初期のシカゴで結成されたセクステット。他にも同じくAACM所属のサックス奏者、アリ・ブラウンなど、シカゴを拠点にして活動する辣腕ミュージシャンたちが参加、「俺達の本当にやりたいジャズ」に覚醒した彼らが選んだレーベルはブラック・ジャズだった。モード・ジャズに新主流派的な感覚やファンク/ソウル的なエッセンスを織り込んだサウンドは深いスピリチュアリティとブラックネスを備えている。

シカゴのイキのいい若手が集まっての演奏、どんなものなのでしょうか。


昨日の1枚は、Doug Carn の Spirit Of The New Land。
スピリチュアルな音楽、スピリチュアルな演奏、スピリチュアル・ジャズ。どれも良く使われる表現ですし、私もこの「今日の1枚」で何度もこの言葉を使ってきました。しかし、今回改めてダグ・カーンの本作を聴いて、私はこの言葉の意味をどこまで理解しているのだろうと、思いました。
ネット上でうまい解説はあるのかと思って見て見ましたが、そこにしっかりと言及しているページは見つかりませんでした。「精神の高揚を呼び覚まし、果てしない意識の深みへと誘う自由と解放の、そして慈愛と平安のしらべ」との本の解説文があり、やはりこんな感じなのかなと思ったりもしました。
確かに私を含めた多くの日本人の場合は「宗教の・・・」とのことになった場合、真に理解するのは厳しいものがあると思います。しかしながら、スピリチュアルなジャズを受け入れていないのかと言ったら、これは逆の話になります。セールス面を考えても、日本人は結構好きで聴いているのです。
なぜこんなことをだらだら書いたかといえば、インパルス後期のコルトレーンの前には、そのような演奏はありませんでした。しかしインパルス後期のコルトレーン以降には、ジャズ界においてそのような演奏が多数出てきました。
コルトレーンは、一線に出る前から宗教というよりも哲学的なことに強い関心がある人でした。またハーモニーを軸とした音楽理論も、常に貪欲に追求していた人でした。そのことを突き詰めていく流れの中で、インパルス後期の演奏に繋がったて行ったのです。従ってその音楽は当然ながらコルトレーンの個性の塊と言えるでしょう。
コルトレーン以降の「そのような音楽」には、コルトレーンが到達した(もちろん演奏活動を続けられていたならば一つの過程となるのですが)音楽の上っ面だけを真似た演奏と感じることがありました。
さてダグ・カーンの本作について。「Arise And Shine」はダグとジーンの二人が思い描く、人間が力強く立ち上がっていく生命力を、全身を込めて演奏している素敵なものです。まさに彼らにとっての、スピリチュアルなのでしょう。
今日の私はスピリチュアルについてやたらと難しく考えているのかも知れません。しかし、ダグとジーンの「Arise And Shine」のように素直に心動かせられる演奏を前にして、ついついそんな事を思ってしましました。
 

23度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月 8日(水)07時28分57秒
  今日の1枚は、Doug Carn の Spirit Of The New Land、Black Jazz原盤、1972年の録音です。
何度も書いて恐縮の話ですが、1970年代のジャズについて一言。ジャズ評論家を名乗る方々は多数いますが、それでも1970年代のジャズ全体を語ることができるジャズ評論家はおりません。ジャズの方向性に多様性を見せた1960年代と違い、1970年代はその動き自体が複雑になって行きました。フュージョンという大きな流れがある中で、この流れに疑問符の方々、端から相手にしていない方々の活動場所は、局所的なものになって行きました。幾つもの超マイナー・レーベルが多数存在し、意欲的な作品を吹き込んでいったのです。その動きを追っかけられた方は、おりませんでした。その動きがあまりにも局所的であるために追っかけられない状態だったのです。そんな局所的な動きの一つが、このブラック・ジャズなのです。

BJQD/8として発売された第8弾は、ダグ・カーンのブラック・ジャズ第2作目です。例の小冊子から本作を紹介します。

スピリチュアル・ジャズ・シーンの伝説的巨人、ダグ・カーンがブラック・ジャズに残した2枚目にして続く3作目「リヴェレーション」と共にその創造性のピークを記した傑作アルバム。躍動的なビートを持ったダンス・チューン「Tribal Dance」、コルトレーン・ミュージックの伝道師たらんとするダグのこころざしが最も強烈に表現されたリー・モーガンのカヴァー「Search For The New Land」、そして永遠のスピリチュアル・ジャズ・アンセムとしてジャズ史に刻み込まれた名曲「Arise And Shine」、一音目から全身の血が逆流し始めるようなこの圧倒的な高揚感は何だろうか。

前作に引き続き、ヴォーカルでジーン・カーンが参加している作品です。



昨日の1枚は、Henry Franklin の The Skipper。
Oscar Brashear、オスカー・ブラッシャー、あるいはブラシアとカタカナ表記される方ですが、
このトランペット奏者の名前を聞いてピンとくる方は、ジャズ・ファンで何人ほどいるのでしょうか。私は全くの初耳のお名前ですが、その演奏は聴いたことあるはずなのです。ウッディ・ハーマンやベイシー楽団、また1970年代以降はポップス系の方々とも幅広く共演していった方です。そんんな彼が、溌剌と伸びやかな演奏を聴かせてくれています。出番たっぷりの彼の演奏を聴いていると、この作品は彼にとって一世一代の作品と言えると思います。
さて主役のヘンリーですが、バッキングに徹していながらも、この作品のカラーを明確に打ち出しています。勢いと迫力に中に歌心を添えた作品、そんなものに仕上がっています。この辺りは、様々な経験を積んできたヘンリーの実力発揮というところでしょう。
脇役二人に確かな仕事をさせたブラック・ジャズ、実力たっぷりの二人の存在感を引き出したブラック・ジャズ、お見事であります。
 

22度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月 7日(火)07時46分21秒
  今日の1枚は、Henry Franklin の The Skipper、Black Jazz原盤、1971年の録音です。
「今日の1枚からつまみ食い」を始めてから3年が経過しましたが、この企画では録音日が重要になっています。しかしながら録音日を知るのに苦労する作品が多いのも事実です。1970年台に登場した新興レーベルの場合は、録音日がジャケにクレジットされている場合が多いのですが、このブラック・ジャズはそれが記載されておらず、丸Cマークに続く西暦年、つまり発売年を録音年としてこの「今日の1枚」では扱っております。ただし「今日の1枚からつまみ食い」で取り上げるときにはどうしようかなと、思案しております。

BJQD/7として発売された第7弾は、ヘンリー・フランクリンの作品です。この作品から規格番号の取り方が変わりました。例の小冊子から本作を紹介します。

ブラック・ジャズのハウス・ベーシスト的存在であるヘンリー・”スキッパー”・フランクリンは1960年代後半から70年台前半にかけての西海岸における重要なセッション・ミュージシャン。ビョンビョンと唸り上げる彼の強力な弦の響はまさにブラック・ジャズ躍進のパワーであった。ファースト・アルバムである本作はクインテットをメインに一部ギター、パーカッションが加わる編成で活き活きとしたブラック・ジャズを披露している。70年代らしい高速4ビート「Outbreak」、ブルージーな響きを持ったジャズ・ファンク「Plastic Creek Stomp」など、高い完成度とクオリティを持つ力強い作品。

1940年生まれのヘンリーですが、「1960年代後半から70年台前半にかけての」活躍とは、ハンプトン・ホーズやボビー・ハッチャーソン、そしてスリー・サウンズへの参加などであります。こういう方に初リーダー作の機会を与えるところに、ブラック・ジャズ主催者のジーン・ラッセルの個性がありますね。


昨日の1枚は、Chester Thompson の Powerhouse。
威勢の良いオルガン・ソウル・ジャズを勢い良く楽しんだ作品です。取り立てて、どうのこうのという作品ではありません。しかし違う畑で活躍したチェスター、ジャズ界で主役を張った唯一の作品と考えれば、この作品にも存在価値があるというものです。
 

29度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月 6日(月)07時49分5秒
  今日の1枚は、Chester Thompson の Powerhouse、Black Jazz原盤、1971年の録音です。
モノクロであり、ミュージシャンをしっかり捉えているブラック・ジャズのジャケット・デザインは、その最後の方まで続いています。また私の持っている箱CDのジャケは微粒面紙を用いてお理、これはオリジナル盤でも同様だったと思います。一目でブラック・ジャズと分かるジャケットは、このレーベルを印象付けるのに大きく貢献しております。

BJ/6として発売された第6弾は、チェスター・トンプソンの作品です。例の小冊子から本作を紹介します。

ブラック・ジャズに残したこの一枚が唯一のリーダー・アルバムとなるオルガニスト、チェスター・トンプソンはタワー・オブ・パワーやサンタナ・バンドといったグループのメンバーとしても活躍した西海岸の重鎮。モード・ナンバーを中心に音域レンジの広いダイナミックなプレイを聞かせるA面、ファンキィなジャズ・ファンク・ナンバーを中心にR&Bフィーリングに富んだ切れ味の鋭いプレイを披露するB面いずれもが黒いグルーブ感を感じさせる重量級の一枚。フット・ペダルによるベースも豪快だ。異様に凄まじいテンションを発するルドルフ・ジョンソンのテナーにも注目。
(こんないの特集でのこの小冊子からの引用は、原文をそのまま引用しています。突っ込みどころありでも、そのままです)

ドラマーのチェスター・トンプソンではなく、オルガン奏者のチェスター・トンプソンです。ジャズ界では無名のままのチェスターですが、小冊子にある通りにソウル界では知られた方であります。チェスターがかなり若い時に吹き込んだ、そして唯一のリーダー作を今日は聴いてみます。

昨日の1枚は、Calvin Keys の Shawn-Neeq。
小冊子に書かれている演奏要素は全て当てはまるのですが、この作品は音の疾走感であります。そしてそれは、さっぱりとしており、汗臭さは感じさせないもの。実に清々しく、この時代の特徴をそのまま表した、よ言われる表現ならばジャズロックが展開されています。
昭和歌謡、昭和青春ドラマの香りプンプンの「Gee-Gee」を聴いていると、不良の雰囲気に憧れながらも、実は気の弱い片思い男の絵が浮かんでくるようです。
「B.K.」では、青春を燃焼させているようなギター演奏が展開されています。
カルヴィン・キイズの疾走感、なかなかのものです。
 

30度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月 5日(日)09時58分54秒
  今日の1枚は、Calvin Keys の Shawn-Neeq、Black Jazz原盤、1971年の録音です。
私は今から5年前に、時間に余裕のある三ヶ月間を過ごしました。住宅ローンだけ払い続けていたみなとみらいの部屋で落ち着いて過ごした三ヶ月間は、今に至る私の生き方に重要な日々でした。そんな三ヶ月間に、このブラック・ジャズ箱を聴いておりました。私にとっては未知の作品20枚が素敵に輝いて聴こえた思い出があり、その4年前にペナン島で聴いた時の感想とは違うなと感じていたのでした。

BJ/5として発売された第5弾は、カルヴィン・キイズの作品です。例の小冊子から本作を紹介します。

咆哮する黒いギタリズム。野太く強靭なトーンを持ったギタリスト、カルヴィン・キイズのデビュー・アルバムには獰猛なまでの若き魂が封じ込められている。冒頭を飾るジャズ・ファンク「B.E.」のサイケデリックな疾走感、ハードドライヴィングなアップテンポ・ナンバー「Criss Cross」でみせるスウィンギーなプレイ、スピーディなブギ・ビートに乗った「Gee-Gee」のクールネス、ワルツ「Shawn-Neeq」のピースフルさ、そして極め付けはラストのアシッド・ファンク「B.K.」。9分以上にわたってアグレッシブに弾き倒すキイズのギターが狂気さえ帯びはじめる熱演。

1942年生まれのキイズは、1960年代終盤からドナルド・バードやジミー・スミス、そしてアーマッド・ジャマルなどと共演していたそうです。フルートを加えてのクインテット作品を聴いてみます。




昨日の1枚は、Rudolph Johnson の Spring Rain。
若い時に、ジャズ聴き始めの時の本作に接していたならば、「もっと攻めてこいよ」と感じたことでしょう。そんなであろう時から数十年経った今では、この「小物ぶり」に堪らなく愛着を覚えます。
初リーダー作となると、「大物ぶり」を発揮したくなり「ぶりっ子」で終わるミュージシャンが多い中で、ジョンソンは等身大の自分を本作に叩き込んでいます。
その内容は確かに先に引用した小冊子通りですが、それに肩肘貼らずに向かっているジョンソンに惚れながら聴き通しました。
 

28度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月 4日(土)07時51分48秒
  今日の1枚は、Rudolph Johnson の Spring Rain、Black Jazz原盤、1971年の録音です。
この箱モノを購入した時は、2度目のマレーシア駐在の時でした。だだっ広いリヴィングで、束の間用に購入したKEFのスピーカーとフランス製のCDレシーバーで、この箱モノを聴いていました。20枚を一通り聴いて、このレーベルの特徴に感じ入りながらも、2度目に聴くことはなかったと記憶しています。ペナン島のアパートメントで聴くには似合わない内容だったのかなと無理あることを考えながらも、29,800円には後悔はしませんでした。

BJ/4として発売された第4弾は、ルドルフ・ジョンソンの作品です。例の小冊子から本作を紹介します。

黒く骨太のサウンドが魅力のテナー・サックス・プレイヤー、ルドルフ・ジョンソン。彼もまたコルトレーン・チャイルドと呼ぶべきスタイルを武器にした一人である。初リーダー作となったこのアルバムでは、ワンホーン・カルテットというゆとりあるフォーマットの中、多彩なオリジナル・ナンバーを披露している。冒頭の「Silvia Ann」を筆頭とするストレート・アヘッドなモード・ジャズから、モーダルなジャズ・ボサ、そしてジョンソンのパワーが炸裂する「Diswa」「Devon Jean」といったジャズ・ファンクまで、サウンドに応じて表情を変えるジョンソンのテナーが野生的な魅力を発揮する好アルバム。

1942年生まれのジョンソンは、1960年代はジミー・マグリフなどのオルガン奏者のもとで演奏を行っていたとのことです。そんな中でブラック・ジャズを主催するジーン・ラッセルの目に留まり、本作が生まれたのです。


昨日の1枚は、Doug Carn の Infant Eyes。
晩年コルトレーンの世界といえばそれまでですが、ダグ・カーンのそれは明るい味わいで繰り広げられるものです。湿気がなくカラッとした世界が繰り広げられています。カヴァーでありながら、独自の世界で組曲のように演奏が進んで行きます。ジーン・カーンのヴォーカルが強い印象を与えますが、ダグ・カーンがこの世界を構築している様子は、随所に感じ取れます。しかしながら、終盤で「承認」のイントロがベースによって流れてくると、それまでの世界が崩れていくように感じました。この曲自体の出来に不満はありませんが、私は必要ないのではとの想いでした。
「Infant」とはヨチヨチ歩きを始めるまでの赤ちゃんのことを指す言葉であります。またダグ・カーンが付けた詩も、そんな赤ちゃんから見た世界を表しています。ダグ・カーンの純粋な気持ちが、ブラック・ジャズ1作目にあるのかと、思った次第です。
 

28度、2300枚

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月 3日(金)07時37分17秒
  今日の1枚は、Doug Carn の Infant Eyes、Black Jazz原盤、1971年の録音です。
このブラック・ジャズ箱ですが、ネット通販大手に中古品として出品されており、値段は何と100,000円であります。3倍以上に値上がりしています。1枚あたりでは5,000円であり、単品1枚の中古価格の倍ほどの値段です。従って、箱物とのプレミアムが付いているのと、単品では中古市場に出てこない作品も含まれているので、100,000円との値段になっているのでしょう。このネット通販大手は値段の上げ下げが頻繁に行われているのですが、この箱に関しては100,000円がこの一ヶ月は維持されています。必ず売れるとの自信があるのでしょう。

BJ/3として発売された第3弾は、ダグ・カーンの作品です。例の小冊子から本作を紹介します。

ブラック・ジャズが生んだ最大のヒーローが鍵盤奏者ダグ・カーンであり、その人気を支えたのはパートナーであるヴォーカリスト、ジーン・カーンであるのは疑う余地も無い。これは実に4枚ものアルバムをブラック・ジャズに残すことになったダグ・カーンの初登場作。コルトレーン畢生の名曲「承認」のヴォーカライズ・カヴァーを筆頭に、60年代モード・ジャズのカヴァーが占める中、特筆すべきはボビー・ハッチャーソン作の「Little B's Poem」。原曲にヴォーカルを加えたこのワルツ・ナンバーで見せるスピリチュアルと気高いばかりの美しさはまさに圧倒的。

1948年生まれのダグ・カーンは、このブラック・ジャズの前にはサヴォイへの吹込みがありますが、ブラック・ジャズの後では第一線には登場してこない方です。3管を配した本作でダグは、ピアノ・電気ピアノ・オルガンを演奏しています。


昨日の1枚は、Walter Bishop Jr.のCoral Keys。
ハロルド・ヴィックと、後半に登場するウッディ・ショウの演奏は、聴く者の心の底に眠っていた思いを引き出すかのような演奏です。それを仕掛けたのは、勿論ビショップであります。ビショップは作曲を含めて、アルバム全体をプロデュースしたのでしょう。この時期のビショップの進みたかった方向は、この作品だったのだと感じました。
確かに良作を残して来たビショップを求める人には避けたい演奏なのかもしれませんが、ジャズ混沌期にこのように聴き込める作品を作ったビショップは素敵であり、そんな機会を与えたブラック・ジャズも素晴らしい存在だと思いました。
 

29度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月 2日(木)07時37分42秒
  今日の1枚は、Walter Bishop Jr.のCoral Keys、Black Jazz原盤、1971年の録音です。
このブラック・ジャズ・ボックスの値段は、29,800円でした。当時の私は4度目の海外駐在開始の時とはいえ、日本での大きな買い物によるローン返済で、金銭的に余裕がない時期でした。過去の海外駐在時ならば気軽に買える値段でしたが、2009年の私にとっては悩む値段でありました。そんな中でこのボックスの購入を決意させたのは、「これはきっと良い匂いするに違いない」とのヒラメキと、「巡り合わせを大切に」との思いからでした。

BJ/2として発売された第2弾は、ウォルター・ビショップJrの作品です。例の小冊子から本作を紹介します。

名盤「Speak Low」でジャズ史に名を刻むピアニスト、ウォルター・ビショップ・ジュニア入魂の一枚。ハロルド・ヴィック、ウッディ・ショウなどと、混迷の60年代を生きぬいたブラック・ジャズ・ミュージシャン達が、自らのスピリットを表現していこうという瞬間の歓びと強い意思の力が感じられる作品。冒頭の「Coral Keys」はハロルド・ヴィックのフルートがモーダルなメロディに映える美しいナンバー。ジャズ・ファンク「Soul Turn Around」のダウン・トゥ・アースな渋みも味わい深い。ラストを飾る長尺の「Freedom Suite」はまさに自由を求めんとする音楽家達の叫びが胸を打つ名演。

この時期のビショップについて誤った道に進んだと評論する方々がおり、その理由としてブラック・ジャズへに残した本作を含む2枚をあげています。
ハロルド・ヴィック(fl,ss,ts)とウッディ・ショウ(tp)の参加が興味を呼ぶ一枚を、ビショップの自作で固めた本作を、今日は聴いてみます。


昨日の1枚は、Gene Russell の New Direction。
リズミカルにパーカッシブに、心地よく乗れるピアノ・トリオ作品です。この人が20歳代半ばにブルー・ノートなどのレーベルから作品を発表する機会があれば、人気ピアニストになったと感じました。封入解説でも書かれていますが、スリー・サウンズのような存在になり得たと思うし、実際にラッセルは代役としてスリー・サウンズで演奏したことがあるようです。又この作品で、ジーン・ハリスの曲を取り上げております。
私がブラック・ジャズ・レーベルの生い立ちから想像するサウンドとは随分違うなと、9年前に感じたものでした。しかしそんなことは深く考えずに、パーカッシブな演奏に心踊りながら,
メロディも生かす演奏に心地よくなりながら、スティーヴィー・ワンダーの「My Cherie Amour」は素敵な曲だと感心して、ブラック・ジャズ第一弾を聴き終えました。
 

27度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月 1日(水)07時29分29秒
  今日の1枚は、Gene Russell の New Direction、Black Jazz原盤、1971年の録音です。
ブラック・ジャズというレーベルの20枚入りボックスが日本のP-Vineから2009年に発売され、私はネット通販会社でたまたま見て購入しました。このブラック・ジャズについて、ボックスに入っていた小冊子から引用します。
イリノイ州グレンヴューあったインディペンデント・レーベル、オヴェイション・レコーズ(主宰はパーカッショニストのディック・ジョリー)の傘下レーベルとして1971年に誕生。主宰者は60年代から活躍するピアニストのジーン・ラッセルであり、レーベルの運営の拠点は西海岸ロサンジェルス。実質的な活動期間は1971年から1975年と短命ながら、21タイトルのもアルバムを制作(実質的なリリースは20タイトル)、当時の西海岸(一部シカゴも)在住のアフロ・アメリカン系ミュージシャンに優れたジャズを発表する機会を与えた。
ウィキペディアにもこのレーベルの記事がありますが、この小冊子に書いてある内容との違いはありませんでした。なお21枚だ20枚とのことについては、1971年から1975年の活動期間中に発売されたのは20枚、2001年にこのレーベルから何故だか発売された1枚があるので、その意味で21枚とのことです。
今月と来月にかけて、この20枚を番号順に取り上げて行きます。
今日はBJ/1として発売された、このレーベルの主宰者ジーン・ラッセルの作品です。先ずは小冊子からの引用で、本作を紹介します。

ブラック・ジャズのカタログ第1弾となったのは創設者/プロデューサーであるピアニスト、ジーン・ラッセルによるピアノ・トリオ・アルバム。ヘンリー・フランクリンの重厚なベースとスティーヴ・クローヴァーのシャープなドラム、そして時にはコンガを加えた編成で、グルーヴィで洒脱なプレイが繰り広げられる好盤。

ジーン・ラッセルは1932年生まれのお方です。
 

27度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 7月26日(木)09時20分7秒
  ではジムさんの「Body And Soul」。
アルバム名の「マジック・ミーティング」とは、Scott Colley(b),Lewis Nash(b)との演奏の機会をことなのでしょうか。またはこの時の演奏がジムに何かが舞い降りた、そんな意味合いなのでしょうか。何れにしても、メロディを大切にする演奏、この年齢にしてイマジネーションが湧き続ける演奏は、本当に素敵なものです。「Body And Soul」ではジムのそんな姿が、ジムのギターの柔らかい音色と共に楽しめるものであります。
 

27度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 7月25日(水)07時41分20秒
  その前に、この作品が録音された2004年4月30日(金)の新聞を見てみましょう。
先ずはトップ記事。
日経「トヨタグループに協力要請へ、三菱自再建、資金面や雇用対策、工場閉鎖計画は白紙」
2002年のハブ破損による脱輪死亡事故で大きく揺れていた時期であり、翌月には前会長などが逮捕されました。そんな中での再建計画ですが、この年の7月に三菱自動車の岡崎工場の1600人のうち400人がトヨタ自動車グループで再就職するとの合意がなされました。この時点では岡崎工場を閉鎖するとの発表でした。しかしながら現在でも岡崎工場は残っています。またその後に三菱自動車は日産自動車の傘下に入りました。したがって、この記事の流れで7月に発表されたトヨタとの合意は実現しなかったようです。

読売「米軍 ファルージャ撤退、イラク人部隊と交代、空爆は続行」
朝日「米軍、段階的撤退の動き、ファルージャ、現地合意、治安 地元組織に」

前年の3月にイラクの自由作戦と名付けられたイラク戦争ですが、同年12月のフセイン逮捕で先ずはひと段落。しかし戦争は後始末が大変であり、この日の記事はそんなアメリカのもがきの一場面といるでしょう



ではこの4月30日の日経新聞から少しばかり紹介します。
・8面企業面に「希望部署に異動申告、石播が社内FA制導入」とあります。私がお世話になったお客様で、これよりも4年前の社内FA制を導入した会社がありました。そこでのいくつかの事例が耳に入ってきたのですが、おおよそ全てが次のようなものでした。それは現部署で不満が多い従業員が、「俺の力はこんな部署では発揮できない」と違う部署を求め、その現部署の人たちは「こいつがいなくても代わりがくるなら大丈夫」と快く送り出し、移った新部署でまた「俺の力はこんな部署では発揮できない」と不満を溜めていくとのものでした。それを見て、私は反面教師にしておりました。
さて石播の社内FA制、今でも続いているようです。14年続くということは、石播では前向きに機能しているのでしょう。
・6面国際面にビルトイン浄水器のメイスイの広告があります。そこには「おかしくない? ガソリンより高いかも ボトルの水」と書かれてます。ガソリンとミネラルウォーターの価格比較はよく言われますが、この広告は文字だけの広告でありながら、それをうまく目が止まるようにデザインされています。ちなみに私はこの広告から3年後から、このビルトイン浄水器のお世話になっています。
・TV欄NHK教育22:25「ビジネス塾」という番組は、「ネット上の接客術」という題でした。放送内容に興味がるのと同時に、今ではこれがより一層重要な社会だと思った次第です。
 

ssさんへ

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 7月25日(水)07時40分3秒
  情報、有難うございます。これからも、宜しくお願いします。  

body and soul

 投稿者:ss  投稿日:2018年 7月24日(火)09時35分5秒
  "Charlie Haden - Jim Hall (Live From Montreal International Jazz Festival)" by Charlie Haden & Jim Hall in @TIDAL

https://tidal.com/album/36909248

 

28度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 7月24日(火)07時22分42秒
  「今日の1枚からつまみ食い」、今回のテーマは「Body And Soul」が入っている作品です。


「Body And Soul」が入っている作品の30枚目は、Jim Hall の Magic Meeting、2004年4月30日の録音です。
サドウスキーとはNYにある小さなギター会社であります。1979年にリペアショップとして創業し、その後にギターやベースの製造も始めた会社です。何人ものプロ・ミュージシャンを顧客に抱えており、玄人筋から人気を得ていることが伺えます。自社で行うのは設計と組み立てとのことです。日本に製造を外注委託しているモデルもあるようです。
さて「つまみ食い」ですが、ジム・ホールさんです。2009年5月29日に「今日の1枚」で取り上げた際に掲載したジャケには、ギターにブランド名は書かれていません。しかし内ジャケでは、それがサドウスキーと分かるものです。
「今日の1枚」では「Body And Soul」を絶賛しました。今回も同じかと思いますが、サドウスキーの音色と共に「Body And Soul」を聴いてみます。
 

30度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 7月23日(月)07時05分30秒
  ではジミーさんの「Body And Soul」。
ジミーさんは、さぞかし女性にモテた方なのではと感じました。恋愛の苦悩を語るバルネさんに、男と女について優しく語りかけるジミーさん、そんな光景が、「Body And Soul」での演奏を聴いて思い浮かびました。
そうすると「ガーリーもウィランも互いに花を持たせながら演奏している姿が、微笑ましい」との17年前の感想も、2年前の「割と丁々発止している場面があり、聴きごたえある内容」との感想も、どちらも素直な私の感想であり両立できるものと納得しました。
ここでのダブルアクションの真意は分からないものの、何か演奏に込めたジミーさんの気持ちがあったのかもしれません。
 

29度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 7月22日(日)07時45分10秒
  その前に、この作品が録音された1987年12月24日(木)の新聞を見てみましょう。
先ずはトップ記事。
日経「内需・財政再建 両立目指す、来年度予算 大蔵原案、一般歳出6年ぶりプラス、公共事業実質2割増、国債依存度15.60%に低下」
読売「内需拡大 積極型へ転換、63年度予算 大蔵案内示、公共事業19.90%増、防衛費は1%(GNP比)突破」
朝日「財政拡大へ踏み出す、来年度予算大蔵原案、一般会計4.8%増の56兆6997億円、防衛費 原案初の1%枠越、公共事業2割増し」

1988年度国家予算 大蔵原案
一般会計 56兆6997億円
一般歳出 32兆9821億円
財政投融資28兆7538億円

1988年度国家予算は大蔵原案通りで可決されました。
一般会計 56兆6997億1400万円

因みに2018年の国家予算 一般会計は、この年の72%増しとなっています。


ではこの12月24日の読売新聞から少しばかり紹介します。
・6面に「山一も英免許取得」との記事があります。英イングランド銀行が山一證券に銀行免許を与えたとのもので、翌春より「山一バンク(UK)」の営業をスタートさせるとのことです。日本の証券会社がロンドンで銀行業務を行うのは、野村・大和・日光に続くものです。これを読んで証券会社の銀行業に驚きましたし、また山一證券の元気な時の姿に接した思いになりました。
・27面社会面下の広告スペースに「K和君」と始まるメッセージがあります。「23・24都内G・第一Hにいる。メッセ又は入電待つ。絶対安心、元気出せ(社長)」とあります。良い展開になったのでしょうか。
・TV欄はクリスマス云々と名付けられた番組、あるいは番組紹介が多い中で、NHK教育テレビにはそのようなものが見当たりませんでした。クリスマスに関連した英会話教室の内容とか、面白い企画はあると思いますがね。
 

28度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 7月21日(土)07時44分35秒
  「今日の1枚からつまみ食い」、今回のテーマは「Body And Soul」が入っている作品です。


「Body And Soul」が入っている作品の29枚目は、Jimmy Gourley の  Double Action、1987年12月24日の録音です。
ダブルアクションと聞いて私が頭に浮かべるのは、リボルバー拳銃のオートマチック機能である。西部劇をみればガンマンは左手で拳銃の撃鉄を通常位置から撃発準備位置まで後退させ、すぐに右手中指で引金を引くことで撃鉄が通常位置に戻り実包が発射されます。。これがダブルアクションという機能では、引金を引くことで、撃鉄の二つの動きを一度で行うことが出来るものです。
しかしながらこのことは、ジャズギターのアルバム名に意味することは考え難いものです。そこでネットで調べたところ、何やらギターの構造に関連する言葉にダブルアクションというのがあるようですが、詳しく書かれてなく、演奏派ではない私には分からないものでした。
ギター奏者のジミー・ガーリーがバルネ・ウィランと吹き込んだ作品のタイトルが、この「ダブルアクション」であります。
2001年2月8日に「今日の1枚は」で取り上げた際には、「ガーリーもウィランも互いに花を持たせながら演奏している姿が、微笑ましい」との感想を私は述べました。2016年4月12日に「Summertime」でつまみ食いした際には、「割と丁々発止している場面があり、聴きごたえある内容」との感想でした。2度目のつまみ食いの今回の感想は、如何なものでしょうか。
なお本作は12月23日の録音ですので、2度目のつまみ食いとなる今回は、録音日をその翌日としました。
 

28度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 7月20日(金)07時40分21秒
  ではヘイデンさんとバロンさんの「Body And Soul」。
今回の感想は、10年前の私の感想の後者でありました。昨日あることで疲れ切った私の体を優しく癒してくれるかとの期待も込めて聞き始めたのですが、この作品で展開される寛ぎは私の疲れた体には逆効果だったようです。まぁ、私とこの作品の相性ということでしょうか。
今の私の体の疲れには、今イリジウム・ジャズ・クラブに出演している私の知らないミュージシャンの方が良いのかもしれません。
 

28度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 7月19日(木)07時37分34秒
  その前に、この作品が録音された1996年9月20日(金)の新聞を見てみましょう。
先ずはトップ記事。
日経「赤字 今期1500億円に、住商損失2850億円に拡大、銅不正取引、秋山会長引責辞任へ」
住友商事がロンドン金属取引所(LME)の同取引で2850億円の損失を出した事件です。同社の部長が10年間に渡り会社の許可を得ずに簿外取引を行って、これだけの損失を出したとのことです。この部長は詐欺罪で起訴され、1999年に懲役8年の実刑が確定しました。また株主代表訴訟も起こされ、事件当時の社長ら五人が住商に4億円超を払うことで和解が成立しました。

読売「ミドリ十字、元・前・現社長を逮捕、元専務も取り調べ 薬害エイズ、企業トップ責任追及」
大問題になった本件、松下元社長・須山前社長・川野社長(当時)には、2000年に実刑判決となりました。これはウィキペディアでの情報であり、一審判決です。大阪高裁判決も二人に厳刑はあったものの実刑判決でした。最高裁で松下と須山に実刑が確定、川野は死去のため公訴棄却となりました。

朝日「米は移動式、日本は固定式、普天間代替 海上ヘリポート案、基本構想食い違い」



ではこの9月20日の日経新聞から少しばかり紹介します。
・13面産業面に「パイオニアは11月発売、DVDプレーヤー、発売時期で割れる業界」とあります。11月に松下とパイオニア、日立もこの時期の発売とのことです。一方でソニーと三菱はソフトが出揃う翌春に製品を投入すると書いてあります。この時期は6万円ほどの価格でしたが、2000年以降に低価格化が進み、DVDが大きく普及していきました。ちなみにDVDレコーダーについては発売時期が明確には調べられませんでしたが、2003年には普及していったとのことです。
・同じく13面下に、社団法人日本クレジット産業組合の広告があります。「ニュースです」と書かれた広告スペースに、俵孝太郎氏がおっきなボードを持っている写真が掲載されています。そのボードには「カードの裏にはサインが必要です」と書かれています。自分の経験を振り返っても、安全のためにサインしておかない、という人が多かったです。安全のためにサインしておく必要があることを、この広告は訴えております。
・TV欄テレ朝21:54からは「世界の車窓」で、この日はフランスでありました。1987年から放送されているこの番組、2016年には通算一万回の放送となった長寿番組です。私はテレ朝22:00からのニュース番組を見ていた数年回、この世界の車窓を見ていました。ポイントを程よくまとめた、旅情にかられる素敵な番組でした。またその後の多くのこのような番組誕生につながった、元祖番組であります。
 

28度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 7月18日(水)07時59分32秒
  「今日の1枚からつまみ食い」、今回のテーマは「Body And Soul」が入っている作品です。


「Body And Soul」が入っている作品の28枚目は、Charlie Haden And Kenny Barron の  Night and The City、1996年9月20日の録音です。
Ed Palermo Big Band というグループは、リーダーのテナー・サックス奏者が30年以上前に結成したもので、現在まで7枚ほどの作品を発表しています。しかし、私は全く知りません。Frank GambaleもAlex SkolnicもMalina Moyeも、私は全く知りません。そんな方々が、マンハッタンにあるイリジウム・ジャズ・クラブへの最近の出演者であります。
今から22年前、現在の場所から少し離れた場所にあったイリジウム・ジャズ・クラブに、ヘイデンとバロンのデュオが出演しました。その際の演奏がCD発売されるとすぐに評判を呼び、私もそれを購入し、「今日の1枚」で2008年5月8日に取り上げたのでした。「二人が協調して築いていくスロー・ナンバーの空間は、安らぎと緊張感が交錯する世界で、人々の心を魅了する」と前置きしながら、「二人が刺激しあう空間を望む人も多かったのではないのでしょうか」との感想を私は述べました。
「Body And Soul」でつまみ食いする今回、私の感想は10年前の前者か後者なのか、楽しみです。
 

27度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 7月17日(火)07時46分49秒
  ではテリエさんの「Body And Soul」。
テリエさんはResonantというレーベルから作品を発表しており、本作もこのレーベルからのものです。Resonantは反響や共鳴という意味ですが、本作を聴くとベースとピアノが一つの景色を描写していく中で共に響き合っており、レーベル名に相応しい演奏と言えます。「The Water Is Wide」はスコットランドを起源とする民謡であり、蜜月から試練にさらされる愛を描いた曲です。それをこの二人は、愛の存在の美しさを語り合うかのように演奏を進めて行き、素晴らしいものにしております。
一方「Body And Soul」では、どうにもならぬ愛の行方に押し潰されそうな女性の心境を、ベースとピアノでキャンパスに描いて行くような演奏です。それが進むに連れて、その愛の哀しさがあるからこそ、人間として成長できるのだと描いているように感じました。
これらの演奏は、テリエさんとヤコブスさんが真剣に向き合って演奏したからこそのものと言えます。
 

28度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 7月16日(月)07時54分10秒
  その前に、この作品が録音された2002年10月13日(日)の新聞を見てみましょう。
先ずはトップ記事。
日経「工場の閉鎖・休止加速、大手100社で国内180件、1-9月」
前年より五割増であり、その内容は中国への移転と買収・合弁による工場の統廃合とのことでした。私は仕事を通して、この時期の中国の華南への工場移転を多数見てきました。

読売「FTA(自由貿易協定)、外交の切り札に、外務省が指針、東南ア・韓国優先」
今までにシンガポール,メキシコ,マレーシア,チリ,タイ,インドネシア,ブルネイ,ASEAN全体,フィリピン,スイス,ベトナム,インド,ペルー,オーストラリア,モンゴルと、15の国・地域とのFTAが発行しています。そしてTPPも署名は2016年2月に終えているのですが、アメリカ大統領の思いつきで止まっている状態です。

朝日「他人の精子利用年1100組、国内の人工授精、親族の違反提供も、昨年・本社調査」
大半は匿名の学生であり、他には海外の精子バンクからの提供もあるとのことです。



ではこの10月13日の朝日新聞から少しばかり紹介します。
・3面に「普及スピード、高速といかず、家庭用光ファイバー通信、9月末でやっと10万回線」とあります。NTTが世界で初めて実用化した、超高速通信サービス(FTTH)の普及に苦戦している様子を伝えています。この時期はこのように苦戦だったようですが、今では着実にFTTHが普及しているようです。
・1面紙名下の広告には「白松がモナカ、白松がヨーカン」とあり、「白松がモナカ本舗」と書かれています。まず、会社名は株式会社白松がモナカ本舗であります。私は知らなかったのですが、「白松がモナカ、白松がヨーカン」は、かなり有名な宣伝文句とのことです。私のパソコンはiMacですが、「しらまつ」と入力した時点で「白松がモナカ」が候補表示されておりました。
・TV欄 テレビ東京21:20から「シカゴマラソン2002」が放送されています。渋井陽子選手が出場との記述が書かれています。結果は渋井選手が当時日本歴代2位のタイムで、3位となりました。男子部門では、高岡選手が日本最高記録となる2時間6分16秒で3位となりました。しかし男子は放送されていなかったようです。高岡選手の記録は、今年の東京マラソンで設楽選手が5秒縮めて更新するまで、15年間にわたり破られませんでした。
 

27度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 7月15日(日)07時43分28秒
  「今日の1枚からつまみ食い」、今回のテーマは「Body And Soul」が入っている作品です。


「Body And Soul」が入っている作品の27枚目は、Terje Gewelt の Hope、2002年10月13日の録音です。ジャケが印象的な本作を「今日の1枚」で取り上げたのは、2008年11月16日のことでした。リーダーはベース奏者のテリエ・ゲウェルトで、今もコンスタントに活動しています。このテリエとデュオを組んでいるのは、今や大御所となってきたピアニストのクリスチャン・ジェイコブであります。この二人のデュオは他にも2枚あるようですが、私は聴いておりません。
10年前に「心底からの感情表現に溢れている」と評した本作品、「Body And Soul」はどんなものでしょうか。
 

28度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 7月14日(土)07時42分18秒
  ではウィルバーさんの「Body And Soul」。
ベースがメロディを奏でながら始まる「Body And Soul」ですが、すぐにグリフィンが吹き始めます。ウィルバー・ウエアにもっと光をと思いながらも、グリフィンが主となるのは致し方ないのでしょう。またこの曲の演奏は、この作品全体の中では埋もれてしまう印象があります。良かった演奏はとなりますと、10年前の感想と同じでありました。
最後にジャケに話を戻しますが、シカゴ川左側手前の道路の様子が今とは違うものです。場所特定に際してはそこが引っかかったのですが、間違いはないでしょう。
 

26度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 7月13日(金)07時27分44秒
  その前に、この作品が録音された1957年10月16日(水)の新聞を見てみましょう。
先ずはトップ記事。
日経「麦 管理を合理化、農林省、総合対策要綱まとめる、買入価格一割引下げ、作付改善に資金制度」
前年から逆ザヤになっていたとのことです。米だけではなく麦も政府が買入価格と販売価格を決めていたわけです。民間流通がいつから主流になったのかは調べられませんでしたが、2007年には制度としての小麦に政府買入制度はなくなったとのことです。
しかしこれは国内産麦についてであり、輸入小麦については、1995年施行の主要食糧の需給および価格の安定に関する法律により、今でも政府買入が主とのことです。

読売「藤林会長、あっせん案提出へ、早ければ今週末にも、きょう国鉄労使と最終話し合い、機労とは物別れ」
朝日「今明日中に提示、藤林あっせん案、まず団交の再開を」

労使紛争といえば鉄道会社、特に国鉄が主流でした。私は電車の運行がストップするニュースを定期的に見ておりましたが、自分が社会人になる頃には落ち着いておりました。
藤林会長は公共企業体等労働委員会、略して公労委の委員長でした。この公労委は、三公社五現業の労働争議を所管し、不当労働行為の救済を行なった機関とのことです。その後1987年の国鉄民営化に伴い国営企業労働委員会(国労委)となり、翌年の1988年には中央労働委員会(中労委)に統合されました。
藤林敬三氏は慶應大学の経済博士であり、労働経済論などを研究してきた方です。いくつかの機関の代表を務めており、その中の一つが公労委でした。



ではこの10月16日の朝日新聞から少しばかり紹介します。
・4面の「目」というコラムには、「コーヒー牛乳で競争」とあります。「引越しにはまずかけつけてお手伝いする牛乳屋さん」として、当時の牛乳余りを表現しています。その販路拡大に各社が目を付けたのが、コーヒー牛乳でした。前月から森永・雪印、当月から明治がコーヒー牛乳に参入するとのことです。この各社の「目」の付け方は、大成功となりました。
・1面の広告に「タイガー計算器」と大きく書かれたものがあります。大本寅治郎氏により大正時代に開発された手回し計算器であり、1970年まで発売されていました。今ではタイガーという社名で「トラックメイト」という運輸管理システムなどを手がけております。
さて広告に話を戻すとそこには、「日本が生んだ世界一流の計算器」とあり、「直接販売・成果厳守」と書かれておりました。
・TV欄KRテレビ22:00から「地方検事」という番組があり、この日は「背信」という題でした。間違いなくドラマだと思うのですが、この番組に関する情報はネットから得られませんでした。それにしてもテレビ初期に検事ものがあったとは驚きです。
 

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