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26度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 9月 6日(木)07時53分10秒
  今日の1枚は、Henry Franklin の The Skipper At Home、Black Jazz原盤、1974年の録音です。
アシッド・ジャズ、クラブ・ジャズ、私には実感の伴わないものです。しかしながら1990年に生まれたこの流行は、私にも良いことがありました。クラブ・シーンで人気の高まった欧州のジャズ作品が、雨後の筍の如く復刻されたのです。私はそんな作品を何枚も購入し、この「今日の1枚」で取り上げてきました。そんなクラブ・シーンの目は、このブラック・ジャズにも注がれたのです。ジャズ愛好家からの支持ではなく、クラブ・シーンの支持により、ブラック・ジャズは生き返ったのです。

BJQD/17として発売された第16弾は、ヘンリー・フランクリンのブラック・ジャズ2枚目の作品です。例の小冊子から本作を紹介します。

ピースフルな笑顔溢れるジャケットも素晴らしいベーシスト、ヘンリー・フランクリンのブラック・ジャズ2作目。突き上げるようなベースにリードされて疾走するファンク・ビートと、火をふくようなソロが一体となってグルーヴの頂点に駆け上がる不朽のクラブ・ジャズ・クラシックス「Blue Lights」を収録した傑作と名高い一枚である。スパニッシュな旋律を持ったチック・コリア作のワルツ「What Was」、ヒップホップのサンプリング・ソースとしても知られる「Sott Spirit」も力演だが、TRIBEレーベルからのリリースで知られるピアニスト、デヴィット・デュラーが参加した2曲が出色の出来栄えである。

この小冊子のコメントは、私に聴くなと言っているようなのですが、しっかりと聴いてみます。



昨日の1枚は、Doug Carn の Revelation。
音楽の多様性を真摯に追求して行きながら、音楽を聞く喜びを感じさせる内容に仕上がっており、聴きごたえある内容になっております。そしてそのベースにはジャズ心があり、ロック色強気な課でもジャズ味が絶妙に効いています。この作品はどの時代のミュージシャンにも刺激を与える作品だなと思ったのと同時に、それを作り上げたのはダグと共にジーンの存在であります。
良い関係の男女と側で思っていても、突然別れしまう例を、誰でも幾つか見てきたことでしょう。
ダグとジーンの関係は、この作品で終わりになりました。音楽面だけの別れではなく、男女関係も終わったようです。そしてジーンはこの後に、ちょっとしたポップ・スターになって行きます。
 

24度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 9月 5日(水)07時48分55秒
  今日の1枚は、Doug Carn の Revelation、Black Jazz原盤、1973年の録音です。
1982年からジャズを聴き始めた私は渋谷のジャズ盤専門店に足繁く通い、店主と常連さん達とお話しすることでもジャズに関する知識を広げていきました。そのお店は、このブラック・ジャズが産声をあげた年に開店したお店です。オリジナル盤も主力の一つですが、店主のこだわりは新譜販売店である事で、それは開店から45年となる今でも続いております。ジャズ聴き始めの私はロフト・ジャズに興味を持ち、1970年代の若き黒人ジャズ奏者の活動の記録を、中古盤で買い求めていました。そんな際に先の店主や常連さんから色々教わったのですが、このブラック・ジャズの話は出てきませんでした。とすると「ブラック・ジャズは日本では話題にならなかった」とのことになるのですが、果たしてどうなのでしょうか。

BJQD/16として発売された第15弾は、ダグ・カーンのブラック・ジャズ3枚目の作品です。例の小冊子から本作を紹介します。

ダグ・カーンがブラック・ジャズに吹き込んだ3枚目のアルバム。このアルバムが最後の共演となるジーン・カーンのヴォーカルはもちろん、オル・ダラのトランペット、ルネ・マクリーンのサックスなど豪華なゲストを迎えたこのアルバムはダグ・カーンの最高傑作としてスピリチュアル・ジャズの歴史に残る一枚である。疾走するビートに乗った力強いヴォーカルが無限の高揚感を誘う「Power And Glory」以下、アルバムを通しての統一感と訴求力が金字塔と呼ぶべきこの傑作を創り上げたのだ。透明な美しさをたたえる「Naima」はこの曲のカヴァーの中でも最高のヴァージョンであろう。

ダグにとってジーン・カーンの最後の共演作品を、今日は聴いてみます。


昨日の1枚は、The Awakening の Mirage。
1枚目よりも表現の多様性を求めているようですが、1枚目と比べるとメンバーの統一感が無いようです。素敵なグループと思うのですが、メンバーそれぞれで進みたい方向が違ってきたのでしょう。この時代の貴重な記録と言える作品です。
 

24度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 9月 4日(火)07時49分19秒
  今日の1枚は、The Awakening の Mirage、Black Jazz原盤、1973年の録音です。
ブラック・ジャズの新譜が発売されていた1979年代前半に、いったい何枚が日本に入ってきたのでしょうか。それよりも話題に上っていたのでしょうか。時間がある時にスイング・ジャーナルのバックナンバーを見て、その辺を探って見たいです。

BJQD/15として発売された第14弾は、ジ・アウェイクニングのブラック・ジャズ2枚目の作品です。例の小冊子から本作を紹介します。

よりアフロセントリックに、よりスピリチュアルに。さらにサウンドは色彩豊かになり、プレイにも自信がみなぎるジ・アウェイクニングのセカンド・アルバム。トリッキーなリズムとホーンのコンビネーションが広がりのあるサウンド・スケープを演出する「Mode For D.D.」、ヴォーカルをフィーチャーし、気高いスピリチュアルからフリー・フォームまで縦断する「The Ultimate Frontier」、ファンキィなジャズ・ファンク「Sinky」、トゥ・バンクス・オブ・フォー「Three Street Worlds」ネタとして知られる「March On」など、"ブラック・ジャズらしい"という表現がぴったりのアフロ・スピリチュアル・ジャズの逸品。

ジ・アウェイクニングのブラック・ジャズ2枚目にして最後の作品を、今日は聴いてみます。


昨日の1枚は、Walter Bishop Jr's 4th Cycle の Keeper Of My Soul。
エレピやオルガンの音の特徴をしっかりと捉えており、それを生かす演奏を展開していて、それはソウルを切り口にいろんな方向に考えを持って行ってます。
オルガンでの「Summertime」にはそんな特徴が詰まっています。この演奏を聴いていると、「ビショップ、あなたはどこに行くの」との気持ちになります。結局はこの後に元のスタイルに戻って行くビショップですが、この作品は揺れていた時期のビショップの姿を楽しめる作品です。「こんな演奏もしたのか」という記録が残っている、今ではこれが貴重なことになっていると思いました。
 

22度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 9月 3日(月)07時47分38秒
  今日の1枚は、Walter Bishop Jr's 4th Cycle の Keeper Of My Soul、Black Jazz原盤、1973年の録音です。
西洋では13が忌み数とされています。宗教的理由でのことのようですが、日本人でも13日の金曜日といえば、何と無く嫌な感じがします。その程度の私が忌み数13を強く認識したのは、海外駐在いの時でした。アパートメントに13階がないのです。私が住んだ所では、12階の上が14A階、そしてその上が14B階となっていました。

BJQD/14として発売された第13弾は、ウォルター・ビショップ・ジュニアズ・フォース・サイクルの作品です。忌み数の13を規格番号では飛ばしています。例の小冊子から本作を紹介します。

ウォルター・ビショップ・ジュニアのブラック・ジャズ2作目はフォース・サイクルなるグループ名義での録音であり、かつて数多のハードバップ名盤の脇役を務めた正統派ピアニストとしての姿からは想像もつかない冒険と挑戦に満ちた野心作となった。自身も半分の曲でオルガンをプレイするなど、アフロ/ラテン/コンテンポラリーなアプローチが目立っている。グイグイとドライブするジャズ・ファンク「Soul Village」、スリリングな7/4拍子の「N'dugu's Prayer」、高速ボッサ仕立ての「Blue Bossa」など、多彩なリズムとヴァラエティ溢れるサウンドで新境地を見せるビショップの知られざる一枚。

ビショップがエレピとオルガンを弾いているという、信じられない作品です。



昨日の1枚は、Kellee Patterson の Maiden Voyage。
体が包まれるような可愛い声、確かな歌唱力、特に低音部と高音部でみせる声の艶はなかなかのものです。
ジャズ作品なのか、ポピュラー作品なのかとのお話は、女性ヴォーカル作品では良くあるお話ですが、この作品は良質なポップ作品。青空とさざ波の海を眺めながら、恋と人生の喜びを感じ、また辛さに涙を見せる大人になる一歩手前の女性の姿を感じる作品です。
 

22度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 9月 2日(日)07時27分10秒
  今日の1枚は、Kellee Patterson の Maiden Voyage、Black Jazz原盤、1973年の録音です。
このブラック・ジャズ箱には、ポスターが同梱されています。上質なクラフト紙に、横に4枚、縦に5枚、計20枚全てのジャケットを印刷したものです。紙ジャケよりも一回り小さいのですが、20枚となるとそれなりに迫力があります。黒に白地に対して、このポスターだとクラフト紙の茶色に黒となり、違った存在感が出ています。私はこのポスターが気に入っています。

BJQD/12として発売された第12弾は、ケリー・パターソンの作品です。例の小冊子から本作を紹介します。

ブラック・ジャズを代表する名盤として、もはや何の説明も不要であろう一枚。黒人女性として初めてミス・インディアナに選ばれ、71年のミス・アメリカ候補にもなったという才色兼備のシンガー、ケリー・パターソンのデビュー・アルバム。タイトル・トラックであるハービー・ハンコックの「処女航海」を初めとする全8曲、その全てが瑞々しく、奇跡的な光を宿した傑作である。中でもクラブ・ジャズ・クラシックスとして名高い「Magic Wand Of Love」、たった3分間の中でドラマが始まり、終わるような豊穣で幸福な体験、こんな喜びを与えてくれる曲が他にあるだろうか。

この後に2枚の作品を残して音楽シーンからは退いたような彼女の作品を、今日は聴いて見ます。



昨日の1枚は、Rudolph Johnson の The Second Coming。
爽やかなソウル・ジャズ、誠実であろうルドルフの人柄が滲み出ている一枚です。ルドルフ作の「The Highest Pleasure」が、本作品の白眉でしょう。小冊子の書き方で言うならば「ファンク・ビートに乗って」とのことなのでしょうが、ここでは素直に「人生の最高の喜び」を歌い上げています。カーク・ライトシーのピアノも、そんなルドルフに寄り添った良い演奏です。ブルースの上手い表現者なのですが、この後の活動は知られていません。それはこの時代に生き残れなかったのか、それとも自分の信じる道を求めて行動して行き、それが我々が出会えるものではなかったのか。後者だと思いながら、テナー・サックスの素敵なワン・ホーン作品として私はこの作品を大事にして行きます。
 

Wolfgang Haffner来日情報

 投稿者:Miyabi Sudoメール  投稿日:2018年 9月 1日(土)17時37分14秒
  Wolfgang Haffner Trioの来日が決定しましたのでご案内させていただきます。
2018年11月27日&28日の2日間、目黒のBlues Alley Japan(https://www.bluesalley.co.jp/)です。


ヴォルフガング・ハフナーは世界のジャズ界で最もリスペクトされているドラマーの一人。 18歳でアルベルト・マンゲルスドルフ・バンドにてキャリアをスタート。 共演したミュージシャンは、アル・ジャロウ、チャカ・ カーン、パット・メセニー、ボブ・ジェームス、ブレッカー・ブラザーズ、マイケル・フランクス、ビル・エヴァンス、リー・リトナー、ラリー・カールトン、イヴァン・リンス、チャック・ローブ、ジョー・サンプル、ロイ・エアーズ、ヤン・ガルバレク、ティル・ブレナーその他多数。 これまでに400枚のアルバムに参加、自身の16枚のソロアルバムを発表し、世界100カ国およそ3500のコンサートで演奏。 メゾフォルテなど伝説のバンドのプロデュースも。 2010年に“エコー賞”を受賞。 彼のアルバム“Kind of Cool“ (ACT Records)はジャズ・チャートのトップを占め、5週間に渡りポップミュージック・チャートにもランクインした。 最新アルバム“Kind of Spain” (ACT Records)では 2017年の秋よりWolfgang Haffner & Bandとしてワールドツアーをスタート。 以来熱狂的なオーディエンスを世界中で魅了し続けて来ている。 日本には”チャック・ローブ&メトロ”、エリック・マリエンサル、ネルソン・ランジェル、ダスコ・ゴイコヴィッチ、ニルス・ラングレンと来日している。 今回、ヴォルフガング・ハフナーTrioはBlues Alley Japanで11月27日と28日の2日間だけライブを行う。 ヴォルフガングのコメント:佐々木史郎と彼のバンドApollo Jam を初めて聴いたとき、彼の美しい演奏に圧倒された。 史郎はワールドクラスのミュージシャンだ。僕は完全に彼の演奏に惚れ込んだ! 史郎と僕のトリオWolfgang Haffner Trioと共にBlues Alley Japan で11月の27日&28日に演奏することを非常に楽しみにしている。


Wolfgang Haffner ヴォルフガング・ハフナー(ds)TRIO
guest 佐々木史郎(tp)
(Ds)Wolfgang Haffner(ヴォルフガング・ハフナー)
(B)Christian Diener(クリスチャン・ディーナー)
(Key)Simon Oslender(ジモン・オスレンダー)
★Guest (Tp)佐々木史郎
 

27度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 9月 1日(土)07時51分9秒
  今日の1枚は、Rudolph Johnson の The Second Coming、Black Jazz原盤、1973年の録音です。
1970年代初頭の黒人ジャズ・レーベルとしてこのブラック・ジャズのほかに、ストラト・イーストとトライブの名前が上がります。この辺りの作品をいつか「今日の1枚」で取り上げることができればと、願っています。

BJQD/11として発売された第11弾は、ルドルフ・ジョンソンの作品です。例の小冊子から本作を紹介します。

まさに突進する重戦車!ブラック・ジャズが誇るパワー・テナーの雄、ルドルフ・ジョンソンの最高傑作にしてブラック・ジャズのカタログ随一の血管ブチ切れを味わえる野獣の如き一枚。冒頭のモーダル・ワルツ「The Traveller」からリミッターが外れたかのような怒涛のコルトレーン・フレーズの嵐が巻き起こる。ステレオが壊れるかと思うほどの音圧はまさに暴力的な、と表現するほか無いだろう。ハイライトでもあるラスト「The Second Coming」はジョンソン流「至上の愛」とも言える最狂の演奏が繰り広げられる。魂を絞り出すようなブロウには本当に目頭が熱くなる。

ブラック・ジャズ第4弾に続くルドルフ・ジョンソンの2作目であります。ジャケに移るジョンソンは何故かフルートを持ち、インドの雰囲気で写っています。
 

29度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月26日(日)07時33分51秒
  さてグレンさんの「Like Someone In Love」。
「ジャズを知識で聴くのはやめろ!」と、寺島氏が封入解説で書いております。「知識でジャズを聴く人は、初めて聴くジャズ作品には、それまでに貯えた知識を総動員して分析しようとする」とも、寺島氏は書いております。
「今日の1枚」を始めるにあたって意識したことは、私の感想文であることでした。そして自分が楽しんで「今日の1枚」を続けていくとのことでした。自分は評論家ではない、その辺のジャズ好きの1人であるということが基本でした。その意味では、寺島氏の先のお言葉に近い気持ちで、「今日の1枚」を始めたのでした。
しかし、「今日の1枚」連載が続くに従って、何やら評論家っぽく書き始める自分に気がつきました。ジャズサイトでジャズ作品について書いている一般人の方々の中で、私が最も嫌っていたタイプの人間に私がなっていく姿に気づき、ドキッとした覚えがあります。
横道に入った話はここまで。しかめっ面した男同士のジャズ魂のぶつけ合いは、それは素晴らしいものです。でもこの作品のジャケにあるように、お姉様方に囲まれて一杯飲んでいるときに、このタイリー・グレンさんの作品が楽しみを加えてくれる素敵な作品になります。暖かい音色で余裕がある人間にしか吹けないメロディの優しさ、こんな感じで「Like Someone In Love」は演奏されています。
私がお姉様方に囲まれて、この作品が似合うような状況がないことが問題なのだと、訳のわからないことを呟いたときに、この作品を聴き終えました。
 

28度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月25日(土)07時22分19秒
  その前に、この作品が録音された1958年1月1日(水)の新聞を見てみましょう。
先ずはトップ記事。
日経「思想の深まりを、狭い合理主義の世界を超えて、宇宙世紀に思う」
湯川秀樹博士の寄稿文です。科学の視点から、世界の進むべき道、考え方を述べられています。

読売「日韓覚書、深夜の調印、三月一日から本会議、漁夫送還二月に完了、韓国どたん場で新条件」
朝日「日韓釈放に調印、正式会談 三月一日から」
漁夫が日本に戻されたのかは、情報がつかめませんでした。


ではこの1月1日の日経新聞から少しばかり紹介します。
・景気回復に期待する特集記事で埋まった紙面の中で、最終面に「大磯放談」として、吉田茂元首相の寄稿文が掲載されています。13匹の犬と生活している大磯に満足しており、その大磯から様々な提言を書かれております。その中で私が印象深かったのは、「ひどい国民の冗費」として、過剰な国民消費に警告を発しています。その発言主旨には、感慨深いものがあります。しかし資本主義経済の力強い動きの上にいる日本にとっては、内需拡大が景気拡大にとって必要なものであり、その意味ではやはり元首相なのでしょう。
・4面に「安全索道」と書かれた広告があります。上に賀正、下に総代理店 第一物産と書かれています。索道とはロープウェイのことで、安全索道という会社は1915年に設立されたローウェイの会社です。ゴンドラやリフトなど、スキー場や観光地で見かけるものを手がけている、今でも大活躍の会社です。続いて第一物産について調べて見たところ2社が見つかりましたが、共にこの紙面以降に設立された会社でした。従って、安全索道の総代理店であった第一物産の情報は得られませんでした。
・TV欄日テレ14:00に「ラグビー 慶大 対 京大」とあります。放送時間が30分だけなので、ダイジェスト放送だったのでしょうかね。
 

27度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月24日(金)07時05分5秒
  「今日の1枚からつまみ食い」、今回のテーマは「Like Someone In Love」が入っている作品です。


「Like Someone In Love」が入っている作品の15枚目は、Tyree Glenn の Let's Have a Ball、1958年1月1日の録音とします。(年はネットからの情報、月日は決め付け)
2005年4月1日に本作を「今日の1枚」で取り上げました。その際の私の感想は、「オーディオの前で真剣に聴くジャズとは、対角線上にあるジャズ」として、楽しいジャズ作品だとしました。批判的なことは書いていない、気に入ったとも書いていない、そんな感想でした。そんなことを書いてから13年、その間に多少は人生経験を積んだかなと思う私は、今回はどう感じるのか楽しみです。
 

28度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月23日(木)07時15分3秒
  さてジャンニさんの「Like Someone In Love」。
小気味好いピアノ・トリオで、20年ほど前の復刻で本盤を入手した方の中には、これを密かに愛聴盤にしている方も多いのではと思います。小気味良さの中に、聴き所を随所に用意してあり、しかしそれが過剰にならず、適度の刺激です。
「Like Someone In Love」では、左手と右手の対決が楽しめるピアノ演奏の場面があり、楽しく聴けた4分間でした。
最後にリーダーのドラム演奏ですが、しっかりと場面を判断して出される自己主張を聴いていると、トリオの力を発揮させられる方だと感じました。
 

27度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月22日(水)07時48分25秒
  その前に、この作品が録音された1969年11月28日(金)の新聞を見てみましょう。
先ずはトップ記事。
日経「都市対策へ大胆な青写真、機能別に再編成、土地は公益優先貫く、経審少委まとめる」
高度成長期のこの時期に、このまま進めばどうなるのかとの懸念からのものなのでしょう。この時から50年後の現在、高速道路や水道などの社会インフラが更新の時期を迎えています。目先にとらわれるだけではなく、ここでしっかりとした青写真を描いて実施して行く事が重要だと思っています。私は横浜市の水道インフラへの取り組みに注目しています。

読売「解散含み臨時国会あす召集、冒頭断行、首脳進言に 首相暗黙の同意、政府・与党会談」
朝日「沖縄から核兵器撤去、米国いずれ発表、首相 三党首会談で語る」

佐藤首相が公明・民主の党首と会談したことを受けての、読売・朝日のトップ記事です。それぞれで取り上げる内容が異なる点が、2紙の特徴が出ています。因みに12月2日解散、12月27日投票で第32回衆院総選挙が行われ、自民党が大勝、社党が一人負けという結果になりました。またこの総選挙はテレビでの政見放送が初めて取り入れられており、また土曜日に投票となり、日曜日以外の投票では最後の国政選挙となりました。


ではこの11月2日の読売新聞から少しばかり紹介します。
・7面に「プログラマーに実力を 電算機の実習ふやして、経営開発協会提言」とあります。実に先を見越した提言だったと思います。これに世界を見る目が加われば、物作りで世界一になった後の日本が、今のように落ちこぼれることは無かったと思います。
ちなみに日本経営情報開発協会について調べて見ましたが、明確な情報が得られませんでした。1949年に設立された日本経営協会は、1971年に電算機部門を分離したとのことなので、この組織のことか思いました。しかしこの1969年時点では日本事務能率協会という名称の団体でした。不明のまま、調査終了となりました。
・TV欄下のヤングレディ(講談社ß)の広告にある記事紹介のトップは、「独占、デヴィ夫人が離婚をスカルノ前大統領に申請!」とあります。離婚とはならず、翌年の1970年に前大統領が亡くなったため、死別ということになりました。
・TV欄日テレ20:00からは「日本プロレス中継」です。蔵前国技館からで、「馬場・猪木組 対 ドリー・ファンクJrとダニー・ホッジス」との好カードでした。生放送なのか録画放送なのかは書かれておりませんでした。
 

25度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月21日(火)07時09分55秒
  「今日の1枚からつまみ食い」、今回のテーマは「Like Someone In Love」が入っている作品です。


「Like Someone In Love」が入っている作品の14枚目は、Gianni Cazzola の Abstraction、1969年11月28日の録音です。
ドラムがリーダーの、ピアノ・トリオ編成の作品です。これを「今日の1枚」で取り上げたのは2000年4月8日のことで、当時はインターネットは急速な普及を果たしており、誰でもインターネットの時代でした。しかしWWW上にあるデーター量は今とは比べられないほど少ないものでした。
18年前にこの作品へ参加している3人のミュージシャンについて調べたのですが、WWW上には何もデーターがありませんでした。今回の「つまみ食い」で改めて調べたのですが、2人については本作との関連でしか情報がありませんでした。しかし18年前に私が気に入ったピアニストのオスカー・ロッチに関しては、YouTubeにその演奏がアップされていました。
本作から15年後の演奏でしたが、それは「気軽にジャズっぽい演奏を」とのもので、私の関心が向かうものではありませんでした。
18年前に気に入った演奏を、「Like Someone In Love」を中心に聴いてみます。
 

23度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月20日(月)08時00分47秒
  さてデクスターさんの「Like Someone In Love」。
実に速いテンポの「Like Someone In Love」です。バックでピアノを弾くドリューは、この速い恋へのアタックに戸惑っている様子です。早過ぎと思うデクスターさんの演奏ですが、これはやはりキャリアが成せる技でしょう。恋のチャンスは速攻だとばかりのデクスターさんに影響されたのか、その後のドリューのソロは照れがありながらも後先考えずに花束を毎日贈る男のようで、微笑ましかったです。
こんなことを考えながら聴けるのも、大御所たちのしっかりした演奏だからでしょう。
 

21度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月19日(日)07時38分37秒
  その前に、この作品が録音された1967年7月21日(金)の新聞を見てみましょう。
先ずはトップ記事。
日経「国会きょう会期切れ、すぐ臨時国会へ、健保あくまで成立、政府与党」
読売「大勢 臨時国会召集へ、健保打開目指す、政府与党、24日から3週間程度か、なお議長あっせん期待」
朝日「国会、きょう大詰めの折衝、24日にも臨時国会、政府・自民の以降、健保不成立の場合」
お恥ずかしいお話を。図書館でこの3紙のトップ記事見出しをメモし、ここでの健保法案の要点と成否は家でネットで調査としました。しかし今調べたのですが、詳しいページに辿り着きませんでした。いつかは調べて、書き換えます。


ではこの7月21日の日経新聞から少しばかり紹介します。
・5面に「米社申請特許に異議、カートリッジ式ステレオ、中堅メーカー申立て」とあります。
この「カートリッジ式ステレオ」とは、「8トラ」のことのようです。子供の時に近所のお菓子屋兼パン屋兼文房具屋さんの車にあったのを、記憶しています。この記事による特許のポイントは「テープはめ込み式ステレオ、ヘッドを上げ下げ」とのことです。
そして中堅メーカーとは、丸和電子・帝国電波・大興電子・パイオニアの4社とのことです。
・3面に富士ロビンソンという会社の広告があり、「定評あるロビンソンエンジンと農業機械」とエンジンのような絵が掲載されています。調べましたら富士ロビンソンは会社名ではなく、当時の富士重工(現.SUBARU)は製造販売していた汎用エンジンのブランド名でした。
・TV欄NETテレビ20:00「演芸場」との番組では、出し物が3つ書かれています。①落語 金馬 ②漫才 ピーチクパーチク ③コミック メッセンジャーズとあります。このメッセンジャーズとは何なのか、ギャグメッセンジャーズのことだと思いますが、どうでしょうか。
 

20度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月18日(土)07時53分20秒
  「今日の1枚からつまみ食い」、今回のテーマは「Like Someone In Love」が入っている
作品です。


「Like Someone In Love」が入っている作品の13枚目は、Dexter Gordon の The Montmartre Collection、1967年7月21日の録音です。
「つまみ食い」2度目の登場となる本盤ですが、「今日の1枚」で取り上げたのは2008年1月8日のことでした。そこに掲載したジャケ写をこの「つまみ食い」でも使うのですが、オリジナルは第1集から3集までの3枚で発売されていました。そこでオリジナルの、つまりLPでのジャケはそれぞれどうか調べました。そうしますと、白地・青地・黒字の3種類がありました。本来ならばこれで簡単に調査終了なのですが、把握できなかったのはどれがどれなのか。白地が第1集ですが、青地と黒字がどうなのかは不明のままでした。
今回のテーマの「Like Someone In Love」は、第2集に収録されていたようです。
 

25度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月17日(金)07時41分24秒
  さてエリさんの「Like Someone In Love」。
繊細で壊れるかもしれないような音色で、切々と思いをぶつけていく演奏、聴き終えると惚れてしまうテナー・サックスでした。苦しかった経験、悲しみにくれた日々を語りかけられているようで、「俺もそうなんだよ」と頷きながら聴いておりました。
「Like Someone In Love」では、恋をしている自分に気がつき、どのように振舞って良いか分からず、喜びと悩みの中にいる人間の気持ちを、さらっと素敵にエリさんは表現しておりました。
エリさんは今でも活躍しており、この作品以外にも5作品を発表しています。それらの作品、いつかは「今日の1枚」で取り上げていきたいです。
 

27度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月16日(木)07時34分27秒
  その前に、この作品が録音された2005年11月10日(木)の新聞を見てみましょう。
先ずはトップ記事。
日経「企業減税を縮小、来年度改正、柳沢自民税調会長、酒税見直し慎重、消費増税来年末に方向性」
この税調会長とは柳澤伯夫氏のことですが、私はまだ議員を続けていると思いました。テレビで見かけると思うのですが、2009年に落選し政界を引退し、その後に城西国際大学の学長に就任しています。

読売「都、年34億円無駄遣い、職員に1ヶ月ごと定期代、6ヶ月に変更、節約実現、割高支給35年間も」
呆れるお役所仕事、と言いますか担当部署は仕事をしていないに等しいです。そして3万人以上の都職員は疑問に思わなかったのでしょうか。

朝日「自民4議員らへ 4600万円、酒政連、01・02年 内部で支出記載」
酒政連の元事務局長(当時49歳)は逮捕されましたが、この四人の議員名は分かりませんでした。四人ともに酒小売業界を保護する議員連盟に所属しいる方々とのことです。


ではこの11月10日の読売新聞から少しばかり紹介します。
・1面に安倍官房長官(当時)の笑顔写真と共に「研さん積む場に」との見出しがあります。この1面の見出しは、4面に掲載のインタビュー記事に繋がるものです。良い人を印象付ける紙面づくりに思えたのは、私だけでしょうかね。
・12面下の将棋と囲碁欄の間に「BRBメディカルサロン」とロゴが書かれている広告があります。「詳しくはTelして」と小さな文字。このBRBメディカルサロンを調べて見ましたら、富裕層向けの医療コンサルタントとのことです。1981年に設立されいまも活動しており、個人エグゼクディブの場合、入会金100万円 年会費35万円とのことです。当然ながら紹介される医療機関は、健康保険とは無縁なのでしょう。
・TV欄日テレ21:00「新・どっちの料理ショー」があります。好きで見ていた「どっちの料理ショー」に続編があったとは驚きでしたが、その放送期間は2005年4月14日から2006年9月14日ですので、私の2度目の香港駐在期間と重なるので、知らなかったのは当然でした。この日は「サケの塩焼き 対 サバの味噌煮」でした。そしてこの翌日に私は帰任しています。
 

28度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月15日(水)07時28分35秒
  「今日の1枚からつまみ食い」、今回のテーマは「Like Someone In Love」が入っている
作品です。


「Like Someone In Love」が入っている作品の12枚目は、Eli Degibri の Emotionally Available、2005年11月10日の録音です。
今調べましたらこのエリ・デジブリさんは、イスラエル人とのことです。私がイスラエル人のジャズ演奏を意識したことについては、10月に「今日の1枚」で取り上げる予定の作品で書きたいと思います。
2008年11月17日に本作品を「今日の1枚」で取り上げた際には、彼の演奏を器用とした上で「吹きっぱなしの彼」と書きました。このような書き方の感想は聴く時によって変わってくるもの。今日は「Like Someone In Love」を中心に、エリさんの作品を聴いてみます。
 

27度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月14日(火)07時50分18秒
  さてブレイキーさんの「Like Someone In Love」。
落ち着きの中に刺激のある2管に聞き惚れる作品であります。特に「Like Someone In Love」でのモーガンのソロの最中に、御大ブレーキーの合図でアクセルを踏み込む当たりが聴きどころです。さて「今日の1枚」でも書きましたが、本作は録音から7年後に発売されました。したがってレコード番号は4245です。4243はモーガンの「Delghtfulee」で、自分のバンドを率いて乗っていた後期モーガンが楽しめる作品です。4232はショーターの「Adam's Apple」で、マイルス・バンドで大きな存在感をショーターが示しております。
ジャズ・メッセンジャースの本盤と、モーガンやショーターの上記作品を新譜として購入した方々は、いささか面喰らったのでは。このジャズ・メッセンジャースの作品でも素敵な二人ですが、この時期の6年の違いは、それなりのものです。
JMのショーター音楽監督もしっかり仕事しているなと感心して、聴き終えました。
 

27度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月13日(月)07時47分53秒
  その前に、この作品が録音された1960年8月7日(日)の新聞を見てみましょう。
先ずはトップ記事。
日経「約900億円に達す、市銀の含み貸出し急増、神武景気に近く」
この紙面の解説によると、含み貸出しとは、市中銀行が日銀が査定した貸出総量を超えて貸し出していることです。その際には計数操作を行っているとのことです。この解説を読んで不思議に思った点が、二つあります。まず計数操作とは犯罪ではないのか。二つめは、このような貸出総量に関する日銀の査定がいつまで続いたのかです。残念ながらネットからは答えが見つかりませんでした。
この記事に際には、1958年から1961年の岩戸景気のピークでありました。1954年から1957年の神武景気を上回って、岩戸景気は翌年末に終わりを迎えました。

読売「核実験禁止と軍縮、列国議会同盟会議、9月29日から開く、日本案中心に初の決議、本会議 日曜除き八日間」
この紙面によると列国議会同盟とは、世界の議会制度の発展、国際平和及び国際協力の推進などが目的として設立されました。1909年にパリで第一回会議が行われ、この記事の会議は四十九回目で東京で開催されました。
私は初めて知ったものでしたので、とっくにその使命は終えたのかと思いましたが、調べて見ましたら今でも続いている会議でした。

朝日「池田内閣をどうみるか、本社全国世論調査、支持するが51%、解散総選挙60%が望む」
この時は第1次池田内閣の中盤であり、第3次改造までいった池田内閣の初期の頃です。


ではこの8月7日の朝日新聞から少しばかり紹介します。
・1面に「米国資産を全部撤収、カストロ・キューバ首相、国有化令を発表」とあります。キューバ電力・キューバ電話など、キューバ全土のインフラとなっている会社が対象です。
前年1月のキューバ革命で誕生したカストロ首相は、すぐにソ連を急接近しました。第3次世界大戦かと思われたキューバ危機は、これから2年余り後のことです。
・9面に「ミヨシマーガリン」と商品名中心の広告があり、箱絵と共に「ミルク入栄養満点」としています。1921年設立のミヨシ油脂という会社で、今でもマーガリンを製造しています。同社のページを見ますと、その商品包装から業務用マーガリンが主力かと思います。他にも石鹸なども製造している会社です。
・TV欄日テレ8:45に「アコーディオン」という15分番組があり、出演は岡田博さんです。まず、この番組についてネットから情報を得られませんでした。岡田博さんについては断片的な情報ですが、どうやら日本のアコーディオン界の重鎮だったようです。「アコーディオン研究」という全日本アコーディオン連盟が発行する雑誌において、「アコーディオニスト名鑑」で岡田氏が取り上げられています。また現在の著名アコーディオン奏者のプロフィールに「故.岡田博氏に師事」とあったりします。
 

25度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月12日(日)07時44分56秒
  「今日の1枚からつまみ食い」、今回のテーマは「Like Someone In Love」が入っている
作品です。


「Like Someone In Love」が入っている作品の11枚目は、Art Blakey And The Jazz Messengers の Like Someone In Love、1960年8月7日の録音です。
「Like Someone In Love」と言えば、多くの方が本作品を思い浮かべることでしょう。ジャズファンでJMが嫌いという人に出会ったことがありませんし、そんなJMがアルバム名にした作品ですからね。
2008年1月6日に「今日の1枚」で本作を取り上げた際には、5曲中2曲にコメントしたのですが、この「Like Someone In Love」には触れませんでした。またそこでのコメントは、人のコメントを借りてきたようなものでした。
今日はそれから10年後の「つまみ食い」、自分の言葉でアルバム・タイトル曲についてコメントします。
 

27度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月11日(土)07時21分49秒
  昨日の1枚は、Gene Russell の Talk To My Lady。
スティーヴィー・ワンダーのヒット曲である「You Are The Sunshine Of My Life」は、数多くの方々にカヴァーされました。ウィキペディアで確認しただけでも、ライザ・ミネリ、シナトラ、ペリー・コモ、メル・トーメなどの大御所が、この曲を取り上げています。
知る人ぞ知る存在のジーン・ラッセルの演奏は、希望満ち溢れる心地よさを、エレピのシングルトーンで聴く人に届けています。黒人音楽の一つの要素は、この希望満ち溢れる気持ちかなと、思った次第です。
「My Favorite Things」と聞いて、映画「サウンド・オブ・ミュージック」を思い浮かべる方も多いことでしょう。しかしジャズファンならば、よっぽどのへそ曲がりでない限り、コルトレーンを反射的に思い浮かべます。コルトレーンで耳タコのこの曲を、ベースのヘンリー・フランクリンの活躍で、この作品では演奏し始めます。やはりそう来るのかと思いながら聴いていると、ベース対エレピでの軽快なドライブの様相であり、これはこれで楽しめるものであり、このドライブ感も黒人音楽の重要なことだと感じました。
ラッセルのピアノと語りで披露されている「If You Could See Me Now」を聴きながら、きっと意味深なことを語っているのであろうなと思いながら、本作を聴き終えました。
 

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 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月10日(金)07時59分1秒
  今日の1枚は、Gene Russell の Talk To My Lady、Black Jazz原盤、1973年の録音です。
P-VINEという日本のレコード会社には、10代の頃にお世話になっていました。ブルースやレゲエの渋い作品を日本で発売していましたし、私はそれらの作品をニューミュージックマガジンを通して情報を得て購入していました。そんな時からジャズを聴くようになって、確か数枚のCDをこのレーベルから購入しましたが、その際にはP-VINEとは意識せずに購入していました。今から8年前にこのブラック・ジャズ箱を購入した時には、P-VINEという名前をしっかりと意識しての購入でしたし、あまり利益になりそうにない作品を手がけているのに何十年も活動しているのは立派なものだと、感心した記憶があります。

BJQD/10として発売された第10弾は、ジーン・ラッセルのブラック・ジャズからの2作目です。例の小冊子から本作を紹介します。

ピアニスト、ジーン・ラッセルのブラック・ジャズ2枚目。スピリチュアルだけがブラック・ジャズじゃない、とでも言わんばかりにさらにファンキィな色合いを深めた今作品、冒頭の「Talk To My Lady」他、ボッサ風味にアレンジされた「You Are The Sunshine Of My Life」やベースがミラクルな離れ技を披露する「My Favorite Things」ではフェンダー・ローズが大活躍。白眉はジャズ・ファンク「Get Down」。地を這うようなベース・ラインとファンキィすぎるワウ・ギター、そしてコンガも加わっての最高にドープなファンク・ビートに乗るラッセルのピアノはすがすがしく、喜びに満ち溢れているのだ。

奥さんらしき人との2ショット・ジャケが印象的な本作品を聴いてみます。


昨日の1枚は、The Awakening の Hear, Sense And Feel。
サッパリとした空気感が魅力のグループです。ドロドロになっていくような曲が並んでいますが、それらを清涼感ある演奏で楽しませてくれます。アリ・ブラウン作の「When Will It Ever End」での静けさの中での叫びが、本作品の白眉と感じました。この曲こそドロドロしそうなものなのですが、このグループ独特の味わいで演奏しています。
どうやらこの作品だけで終わったグループのようですが、この時代の良い演奏をブラック・ジャズは残してくれました。
 

25度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月 9日(木)07時31分59秒
  今日の1枚は、The Awakening の Hear, Sense And Feel、Black Jazz原盤、1972年の録音です。
ブラック・ジャズ・レーベルの最初の7枚には、録音スタジオや録音エンジニアについてクレジットされていませんでした。最後まで録音エンジニアはクレジットされないのですが、録音スタジオについては、昨日取り上げたダグ・カーンの作品からクレジットされています。ダグのはNYでの録音、今日のジ・アウェイクニングはシカゴでの録音です。その後の作品を見てみると、NYあり、LAありとなっており、レーベルとしては録音場所のこだわりはなかったようです。

BJQD/9として発売された第9弾は、ジ・アウェイクニングの作品です。例の小冊子から本作を紹介します。

ジ・アウェイクニングはヤング=ホルト・アンリミテッドのピアニストだったケン・チェイニーとシカゴ前衛ジャズ集団AACMに属するフランク・ゴードンの2人を中心に1970年代初期のシカゴで結成されたセクステット。他にも同じくAACM所属のサックス奏者、アリ・ブラウンなど、シカゴを拠点にして活動する辣腕ミュージシャンたちが参加、「俺達の本当にやりたいジャズ」に覚醒した彼らが選んだレーベルはブラック・ジャズだった。モード・ジャズに新主流派的な感覚やファンク/ソウル的なエッセンスを織り込んだサウンドは深いスピリチュアリティとブラックネスを備えている。

シカゴのイキのいい若手が集まっての演奏、どんなものなのでしょうか。


昨日の1枚は、Doug Carn の Spirit Of The New Land。
スピリチュアルな音楽、スピリチュアルな演奏、スピリチュアル・ジャズ。どれも良く使われる表現ですし、私もこの「今日の1枚」で何度もこの言葉を使ってきました。しかし、今回改めてダグ・カーンの本作を聴いて、私はこの言葉の意味をどこまで理解しているのだろうと、思いました。
ネット上でうまい解説はあるのかと思って見て見ましたが、そこにしっかりと言及しているページは見つかりませんでした。「精神の高揚を呼び覚まし、果てしない意識の深みへと誘う自由と解放の、そして慈愛と平安のしらべ」との本の解説文があり、やはりこんな感じなのかなと思ったりもしました。
確かに私を含めた多くの日本人の場合は「宗教の・・・」とのことになった場合、真に理解するのは厳しいものがあると思います。しかしながら、スピリチュアルなジャズを受け入れていないのかと言ったら、これは逆の話になります。セールス面を考えても、日本人は結構好きで聴いているのです。
なぜこんなことをだらだら書いたかといえば、インパルス後期のコルトレーンの前には、そのような演奏はありませんでした。しかしインパルス後期のコルトレーン以降には、ジャズ界においてそのような演奏が多数出てきました。
コルトレーンは、一線に出る前から宗教というよりも哲学的なことに強い関心がある人でした。またハーモニーを軸とした音楽理論も、常に貪欲に追求していた人でした。そのことを突き詰めていく流れの中で、インパルス後期の演奏に繋がったて行ったのです。従ってその音楽は当然ながらコルトレーンの個性の塊と言えるでしょう。
コルトレーン以降の「そのような音楽」には、コルトレーンが到達した(もちろん演奏活動を続けられていたならば一つの過程となるのですが)音楽の上っ面だけを真似た演奏と感じることがありました。
さてダグ・カーンの本作について。「Arise And Shine」はダグとジーンの二人が思い描く、人間が力強く立ち上がっていく生命力を、全身を込めて演奏している素敵なものです。まさに彼らにとっての、スピリチュアルなのでしょう。
今日の私はスピリチュアルについてやたらと難しく考えているのかも知れません。しかし、ダグとジーンの「Arise And Shine」のように素直に心動かせられる演奏を前にして、ついついそんな事を思ってしましました。
 

23度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月 8日(水)07時28分57秒
  今日の1枚は、Doug Carn の Spirit Of The New Land、Black Jazz原盤、1972年の録音です。
何度も書いて恐縮の話ですが、1970年代のジャズについて一言。ジャズ評論家を名乗る方々は多数いますが、それでも1970年代のジャズ全体を語ることができるジャズ評論家はおりません。ジャズの方向性に多様性を見せた1960年代と違い、1970年代はその動き自体が複雑になって行きました。フュージョンという大きな流れがある中で、この流れに疑問符の方々、端から相手にしていない方々の活動場所は、局所的なものになって行きました。幾つもの超マイナー・レーベルが多数存在し、意欲的な作品を吹き込んでいったのです。その動きを追っかけられた方は、おりませんでした。その動きがあまりにも局所的であるために追っかけられない状態だったのです。そんな局所的な動きの一つが、このブラック・ジャズなのです。

BJQD/8として発売された第8弾は、ダグ・カーンのブラック・ジャズ第2作目です。例の小冊子から本作を紹介します。

スピリチュアル・ジャズ・シーンの伝説的巨人、ダグ・カーンがブラック・ジャズに残した2枚目にして続く3作目「リヴェレーション」と共にその創造性のピークを記した傑作アルバム。躍動的なビートを持ったダンス・チューン「Tribal Dance」、コルトレーン・ミュージックの伝道師たらんとするダグのこころざしが最も強烈に表現されたリー・モーガンのカヴァー「Search For The New Land」、そして永遠のスピリチュアル・ジャズ・アンセムとしてジャズ史に刻み込まれた名曲「Arise And Shine」、一音目から全身の血が逆流し始めるようなこの圧倒的な高揚感は何だろうか。

前作に引き続き、ヴォーカルでジーン・カーンが参加している作品です。



昨日の1枚は、Henry Franklin の The Skipper。
Oscar Brashear、オスカー・ブラッシャー、あるいはブラシアとカタカナ表記される方ですが、
このトランペット奏者の名前を聞いてピンとくる方は、ジャズ・ファンで何人ほどいるのでしょうか。私は全くの初耳のお名前ですが、その演奏は聴いたことあるはずなのです。ウッディ・ハーマンやベイシー楽団、また1970年代以降はポップス系の方々とも幅広く共演していった方です。そんんな彼が、溌剌と伸びやかな演奏を聴かせてくれています。出番たっぷりの彼の演奏を聴いていると、この作品は彼にとって一世一代の作品と言えると思います。
さて主役のヘンリーですが、バッキングに徹していながらも、この作品のカラーを明確に打ち出しています。勢いと迫力に中に歌心を添えた作品、そんなものに仕上がっています。この辺りは、様々な経験を積んできたヘンリーの実力発揮というところでしょう。
脇役二人に確かな仕事をさせたブラック・ジャズ、実力たっぷりの二人の存在感を引き出したブラック・ジャズ、お見事であります。
 

22度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月 7日(火)07時46分21秒
  今日の1枚は、Henry Franklin の The Skipper、Black Jazz原盤、1971年の録音です。
「今日の1枚からつまみ食い」を始めてから3年が経過しましたが、この企画では録音日が重要になっています。しかしながら録音日を知るのに苦労する作品が多いのも事実です。1970年台に登場した新興レーベルの場合は、録音日がジャケにクレジットされている場合が多いのですが、このブラック・ジャズはそれが記載されておらず、丸Cマークに続く西暦年、つまり発売年を録音年としてこの「今日の1枚」では扱っております。ただし「今日の1枚からつまみ食い」で取り上げるときにはどうしようかなと、思案しております。

BJQD/7として発売された第7弾は、ヘンリー・フランクリンの作品です。この作品から規格番号の取り方が変わりました。例の小冊子から本作を紹介します。

ブラック・ジャズのハウス・ベーシスト的存在であるヘンリー・”スキッパー”・フランクリンは1960年代後半から70年台前半にかけての西海岸における重要なセッション・ミュージシャン。ビョンビョンと唸り上げる彼の強力な弦の響はまさにブラック・ジャズ躍進のパワーであった。ファースト・アルバムである本作はクインテットをメインに一部ギター、パーカッションが加わる編成で活き活きとしたブラック・ジャズを披露している。70年代らしい高速4ビート「Outbreak」、ブルージーな響きを持ったジャズ・ファンク「Plastic Creek Stomp」など、高い完成度とクオリティを持つ力強い作品。

1940年生まれのヘンリーですが、「1960年代後半から70年台前半にかけての」活躍とは、ハンプトン・ホーズやボビー・ハッチャーソン、そしてスリー・サウンズへの参加などであります。こういう方に初リーダー作の機会を与えるところに、ブラック・ジャズ主催者のジーン・ラッセルの個性がありますね。


昨日の1枚は、Chester Thompson の Powerhouse。
威勢の良いオルガン・ソウル・ジャズを勢い良く楽しんだ作品です。取り立てて、どうのこうのという作品ではありません。しかし違う畑で活躍したチェスター、ジャズ界で主役を張った唯一の作品と考えれば、この作品にも存在価値があるというものです。
 

29度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月 6日(月)07時49分5秒
  今日の1枚は、Chester Thompson の Powerhouse、Black Jazz原盤、1971年の録音です。
モノクロであり、ミュージシャンをしっかり捉えているブラック・ジャズのジャケット・デザインは、その最後の方まで続いています。また私の持っている箱CDのジャケは微粒面紙を用いてお理、これはオリジナル盤でも同様だったと思います。一目でブラック・ジャズと分かるジャケットは、このレーベルを印象付けるのに大きく貢献しております。

BJ/6として発売された第6弾は、チェスター・トンプソンの作品です。例の小冊子から本作を紹介します。

ブラック・ジャズに残したこの一枚が唯一のリーダー・アルバムとなるオルガニスト、チェスター・トンプソンはタワー・オブ・パワーやサンタナ・バンドといったグループのメンバーとしても活躍した西海岸の重鎮。モード・ナンバーを中心に音域レンジの広いダイナミックなプレイを聞かせるA面、ファンキィなジャズ・ファンク・ナンバーを中心にR&Bフィーリングに富んだ切れ味の鋭いプレイを披露するB面いずれもが黒いグルーブ感を感じさせる重量級の一枚。フット・ペダルによるベースも豪快だ。異様に凄まじいテンションを発するルドルフ・ジョンソンのテナーにも注目。
(こんないの特集でのこの小冊子からの引用は、原文をそのまま引用しています。突っ込みどころありでも、そのままです)

ドラマーのチェスター・トンプソンではなく、オルガン奏者のチェスター・トンプソンです。ジャズ界では無名のままのチェスターですが、小冊子にある通りにソウル界では知られた方であります。チェスターがかなり若い時に吹き込んだ、そして唯一のリーダー作を今日は聴いてみます。

昨日の1枚は、Calvin Keys の Shawn-Neeq。
小冊子に書かれている演奏要素は全て当てはまるのですが、この作品は音の疾走感であります。そしてそれは、さっぱりとしており、汗臭さは感じさせないもの。実に清々しく、この時代の特徴をそのまま表した、よ言われる表現ならばジャズロックが展開されています。
昭和歌謡、昭和青春ドラマの香りプンプンの「Gee-Gee」を聴いていると、不良の雰囲気に憧れながらも、実は気の弱い片思い男の絵が浮かんでくるようです。
「B.K.」では、青春を燃焼させているようなギター演奏が展開されています。
カルヴィン・キイズの疾走感、なかなかのものです。
 

30度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月 5日(日)09時58分54秒
  今日の1枚は、Calvin Keys の Shawn-Neeq、Black Jazz原盤、1971年の録音です。
私は今から5年前に、時間に余裕のある三ヶ月間を過ごしました。住宅ローンだけ払い続けていたみなとみらいの部屋で落ち着いて過ごした三ヶ月間は、今に至る私の生き方に重要な日々でした。そんな三ヶ月間に、このブラック・ジャズ箱を聴いておりました。私にとっては未知の作品20枚が素敵に輝いて聴こえた思い出があり、その4年前にペナン島で聴いた時の感想とは違うなと感じていたのでした。

BJ/5として発売された第5弾は、カルヴィン・キイズの作品です。例の小冊子から本作を紹介します。

咆哮する黒いギタリズム。野太く強靭なトーンを持ったギタリスト、カルヴィン・キイズのデビュー・アルバムには獰猛なまでの若き魂が封じ込められている。冒頭を飾るジャズ・ファンク「B.E.」のサイケデリックな疾走感、ハードドライヴィングなアップテンポ・ナンバー「Criss Cross」でみせるスウィンギーなプレイ、スピーディなブギ・ビートに乗った「Gee-Gee」のクールネス、ワルツ「Shawn-Neeq」のピースフルさ、そして極め付けはラストのアシッド・ファンク「B.K.」。9分以上にわたってアグレッシブに弾き倒すキイズのギターが狂気さえ帯びはじめる熱演。

1942年生まれのキイズは、1960年代終盤からドナルド・バードやジミー・スミス、そしてアーマッド・ジャマルなどと共演していたそうです。フルートを加えてのクインテット作品を聴いてみます。




昨日の1枚は、Rudolph Johnson の Spring Rain。
若い時に、ジャズ聴き始めの時の本作に接していたならば、「もっと攻めてこいよ」と感じたことでしょう。そんなであろう時から数十年経った今では、この「小物ぶり」に堪らなく愛着を覚えます。
初リーダー作となると、「大物ぶり」を発揮したくなり「ぶりっ子」で終わるミュージシャンが多い中で、ジョンソンは等身大の自分を本作に叩き込んでいます。
その内容は確かに先に引用した小冊子通りですが、それに肩肘貼らずに向かっているジョンソンに惚れながら聴き通しました。
 

28度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月 4日(土)07時51分48秒
  今日の1枚は、Rudolph Johnson の Spring Rain、Black Jazz原盤、1971年の録音です。
この箱モノを購入した時は、2度目のマレーシア駐在の時でした。だだっ広いリヴィングで、束の間用に購入したKEFのスピーカーとフランス製のCDレシーバーで、この箱モノを聴いていました。20枚を一通り聴いて、このレーベルの特徴に感じ入りながらも、2度目に聴くことはなかったと記憶しています。ペナン島のアパートメントで聴くには似合わない内容だったのかなと無理あることを考えながらも、29,800円には後悔はしませんでした。

BJ/4として発売された第4弾は、ルドルフ・ジョンソンの作品です。例の小冊子から本作を紹介します。

黒く骨太のサウンドが魅力のテナー・サックス・プレイヤー、ルドルフ・ジョンソン。彼もまたコルトレーン・チャイルドと呼ぶべきスタイルを武器にした一人である。初リーダー作となったこのアルバムでは、ワンホーン・カルテットというゆとりあるフォーマットの中、多彩なオリジナル・ナンバーを披露している。冒頭の「Silvia Ann」を筆頭とするストレート・アヘッドなモード・ジャズから、モーダルなジャズ・ボサ、そしてジョンソンのパワーが炸裂する「Diswa」「Devon Jean」といったジャズ・ファンクまで、サウンドに応じて表情を変えるジョンソンのテナーが野生的な魅力を発揮する好アルバム。

1942年生まれのジョンソンは、1960年代はジミー・マグリフなどのオルガン奏者のもとで演奏を行っていたとのことです。そんな中でブラック・ジャズを主催するジーン・ラッセルの目に留まり、本作が生まれたのです。


昨日の1枚は、Doug Carn の Infant Eyes。
晩年コルトレーンの世界といえばそれまでですが、ダグ・カーンのそれは明るい味わいで繰り広げられるものです。湿気がなくカラッとした世界が繰り広げられています。カヴァーでありながら、独自の世界で組曲のように演奏が進んで行きます。ジーン・カーンのヴォーカルが強い印象を与えますが、ダグ・カーンがこの世界を構築している様子は、随所に感じ取れます。しかしながら、終盤で「承認」のイントロがベースによって流れてくると、それまでの世界が崩れていくように感じました。この曲自体の出来に不満はありませんが、私は必要ないのではとの想いでした。
「Infant」とはヨチヨチ歩きを始めるまでの赤ちゃんのことを指す言葉であります。またダグ・カーンが付けた詩も、そんな赤ちゃんから見た世界を表しています。ダグ・カーンの純粋な気持ちが、ブラック・ジャズ1作目にあるのかと、思った次第です。
 

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