「マイク ジャケ」作品の7枚目は、Eddie Jefferson の Come Along With Me、1969年8月12日の録音です。
ジャケに写っているコンデンサーマイクは、社名板からノイマンのものと分かります。しかし頭にスポンジが付いているため、型番まで絞れませんでした。
この作品を「今日の1枚」で取り上げたのは2004年2月26日ですので、本作を聴くのは15年ぶりとなります。15年前には「軽快でスピード感で聴かせる歌は、ダミ声なのに爽快感を伝えてくれるもの」との感想を書きましたが、とにかく楽しい作品です。
ジャケのジェファーソンさんはステージで歌っている様子ですが、本作はスタジオ録音です。
【この曲、この演奏】
この日の4曲目は、前曲に続いてマイルスのミュート・トランペットが光る「There Is No Greater Love」でしたが、コルトレーンはお休み。
そしてコルトレーンが戻っての5曲目が、この曲です。マイルス作なのかのお話は置いといて、マイルスのステージのクロージング曲であります。コルトレーンはマイルスのバンドで、資料06では12回の演奏を残しています。スタジオ録音はここでの演奏と、翌年のマラソン・セッションでの2回、計3回であります。残りの9回はライブであり、その中で正式発売された演奏は1回であります。ライブではクロージング曲ですので、1分ほどの演奏です。しかしスタジオでもマラソン・セッション2回も1分ほどのもの。しかしここでは6分近い演奏となっています。
マイルスの伸び伸びとしたオープン・トランペットも聴き所ながら、チャンバースの弾むベースが堪能できる内容です。コルトレーンの演奏も溌剌として演奏を披露しています。
19551116-01
Stablemates (Benny Golson) (5分22秒)
The New Miles Davis Quintet
Miles Davis(tp), John Coltrane(ts, omit on 04), Red Garland(p), Paul Chambers(b), Philly Joe Jones(d)
Van Gelder Studio, Hackensack, NJ, 16 November 1955 (Wed)