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28度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 7月18日(水)07時59分32秒
  「今日の1枚からつまみ食い」、今回のテーマは「Body And Soul」が入っている作品です。


「Body And Soul」が入っている作品の28枚目は、Charlie Haden And Kenny Barron の  Night and The City、1996年9月20日の録音です。
Ed Palermo Big Band というグループは、リーダーのテナー・サックス奏者が30年以上前に結成したもので、現在まで7枚ほどの作品を発表しています。しかし、私は全く知りません。Frank GambaleもAlex SkolnicもMalina Moyeも、私は全く知りません。そんな方々が、マンハッタンにあるイリジウム・ジャズ・クラブへの最近の出演者であります。
今から22年前、現在の場所から少し離れた場所にあったイリジウム・ジャズ・クラブに、ヘイデンとバロンのデュオが出演しました。その際の演奏がCD発売されるとすぐに評判を呼び、私もそれを購入し、「今日の1枚」で2008年5月8日に取り上げたのでした。「二人が協調して築いていくスロー・ナンバーの空間は、安らぎと緊張感が交錯する世界で、人々の心を魅了する」と前置きしながら、「二人が刺激しあう空間を望む人も多かったのではないのでしょうか」との感想を私は述べました。
「Body And Soul」でつまみ食いする今回、私の感想は10年前の前者か後者なのか、楽しみです。
 

27度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 7月17日(火)07時46分49秒
  ではテリエさんの「Body And Soul」。
テリエさんはResonantというレーベルから作品を発表しており、本作もこのレーベルからのものです。Resonantは反響や共鳴という意味ですが、本作を聴くとベースとピアノが一つの景色を描写していく中で共に響き合っており、レーベル名に相応しい演奏と言えます。「The Water Is Wide」はスコットランドを起源とする民謡であり、蜜月から試練にさらされる愛を描いた曲です。それをこの二人は、愛の存在の美しさを語り合うかのように演奏を進めて行き、素晴らしいものにしております。
一方「Body And Soul」では、どうにもならぬ愛の行方に押し潰されそうな女性の心境を、ベースとピアノでキャンパスに描いて行くような演奏です。それが進むに連れて、その愛の哀しさがあるからこそ、人間として成長できるのだと描いているように感じました。
これらの演奏は、テリエさんとヤコブスさんが真剣に向き合って演奏したからこそのものと言えます。
 

28度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 7月16日(月)07時54分10秒
  その前に、この作品が録音された2002年10月13日(日)の新聞を見てみましょう。
先ずはトップ記事。
日経「工場の閉鎖・休止加速、大手100社で国内180件、1-9月」
前年より五割増であり、その内容は中国への移転と買収・合弁による工場の統廃合とのことでした。私は仕事を通して、この時期の中国の華南への工場移転を多数見てきました。

読売「FTA(自由貿易協定)、外交の切り札に、外務省が指針、東南ア・韓国優先」
今までにシンガポール,メキシコ,マレーシア,チリ,タイ,インドネシア,ブルネイ,ASEAN全体,フィリピン,スイス,ベトナム,インド,ペルー,オーストラリア,モンゴルと、15の国・地域とのFTAが発行しています。そしてTPPも署名は2016年2月に終えているのですが、アメリカ大統領の思いつきで止まっている状態です。

朝日「他人の精子利用年1100組、国内の人工授精、親族の違反提供も、昨年・本社調査」
大半は匿名の学生であり、他には海外の精子バンクからの提供もあるとのことです。



ではこの10月13日の朝日新聞から少しばかり紹介します。
・3面に「普及スピード、高速といかず、家庭用光ファイバー通信、9月末でやっと10万回線」とあります。NTTが世界で初めて実用化した、超高速通信サービス(FTTH)の普及に苦戦している様子を伝えています。この時期はこのように苦戦だったようですが、今では着実にFTTHが普及しているようです。
・1面紙名下の広告には「白松がモナカ、白松がヨーカン」とあり、「白松がモナカ本舗」と書かれています。まず、会社名は株式会社白松がモナカ本舗であります。私は知らなかったのですが、「白松がモナカ、白松がヨーカン」は、かなり有名な宣伝文句とのことです。私のパソコンはiMacですが、「しらまつ」と入力した時点で「白松がモナカ」が候補表示されておりました。
・TV欄 テレビ東京21:20から「シカゴマラソン2002」が放送されています。渋井陽子選手が出場との記述が書かれています。結果は渋井選手が当時日本歴代2位のタイムで、3位となりました。男子部門では、高岡選手が日本最高記録となる2時間6分16秒で3位となりました。しかし男子は放送されていなかったようです。高岡選手の記録は、今年の東京マラソンで設楽選手が5秒縮めて更新するまで、15年間にわたり破られませんでした。
 

27度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 7月15日(日)07時43分28秒
  「今日の1枚からつまみ食い」、今回のテーマは「Body And Soul」が入っている作品です。


「Body And Soul」が入っている作品の27枚目は、Terje Gewelt の Hope、2002年10月13日の録音です。ジャケが印象的な本作を「今日の1枚」で取り上げたのは、2008年11月16日のことでした。リーダーはベース奏者のテリエ・ゲウェルトで、今もコンスタントに活動しています。このテリエとデュオを組んでいるのは、今や大御所となってきたピアニストのクリスチャン・ジェイコブであります。この二人のデュオは他にも2枚あるようですが、私は聴いておりません。
10年前に「心底からの感情表現に溢れている」と評した本作品、「Body And Soul」はどんなものでしょうか。
 

28度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 7月14日(土)07時42分18秒
  ではウィルバーさんの「Body And Soul」。
ベースがメロディを奏でながら始まる「Body And Soul」ですが、すぐにグリフィンが吹き始めます。ウィルバー・ウエアにもっと光をと思いながらも、グリフィンが主となるのは致し方ないのでしょう。またこの曲の演奏は、この作品全体の中では埋もれてしまう印象があります。良かった演奏はとなりますと、10年前の感想と同じでありました。
最後にジャケに話を戻しますが、シカゴ川左側手前の道路の様子が今とは違うものです。場所特定に際してはそこが引っかかったのですが、間違いはないでしょう。
 

26度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 7月13日(金)07時27分44秒
  その前に、この作品が録音された1957年10月16日(水)の新聞を見てみましょう。
先ずはトップ記事。
日経「麦 管理を合理化、農林省、総合対策要綱まとめる、買入価格一割引下げ、作付改善に資金制度」
前年から逆ザヤになっていたとのことです。米だけではなく麦も政府が買入価格と販売価格を決めていたわけです。民間流通がいつから主流になったのかは調べられませんでしたが、2007年には制度としての小麦に政府買入制度はなくなったとのことです。
しかしこれは国内産麦についてであり、輸入小麦については、1995年施行の主要食糧の需給および価格の安定に関する法律により、今でも政府買入が主とのことです。

読売「藤林会長、あっせん案提出へ、早ければ今週末にも、きょう国鉄労使と最終話し合い、機労とは物別れ」
朝日「今明日中に提示、藤林あっせん案、まず団交の再開を」

労使紛争といえば鉄道会社、特に国鉄が主流でした。私は電車の運行がストップするニュースを定期的に見ておりましたが、自分が社会人になる頃には落ち着いておりました。
藤林会長は公共企業体等労働委員会、略して公労委の委員長でした。この公労委は、三公社五現業の労働争議を所管し、不当労働行為の救済を行なった機関とのことです。その後1987年の国鉄民営化に伴い国営企業労働委員会(国労委)となり、翌年の1988年には中央労働委員会(中労委)に統合されました。
藤林敬三氏は慶應大学の経済博士であり、労働経済論などを研究してきた方です。いくつかの機関の代表を務めており、その中の一つが公労委でした。



ではこの10月16日の朝日新聞から少しばかり紹介します。
・4面の「目」というコラムには、「コーヒー牛乳で競争」とあります。「引越しにはまずかけつけてお手伝いする牛乳屋さん」として、当時の牛乳余りを表現しています。その販路拡大に各社が目を付けたのが、コーヒー牛乳でした。前月から森永・雪印、当月から明治がコーヒー牛乳に参入するとのことです。この各社の「目」の付け方は、大成功となりました。
・1面の広告に「タイガー計算器」と大きく書かれたものがあります。大本寅治郎氏により大正時代に開発された手回し計算器であり、1970年まで発売されていました。今ではタイガーという社名で「トラックメイト」という運輸管理システムなどを手がけております。
さて広告に話を戻すとそこには、「日本が生んだ世界一流の計算器」とあり、「直接販売・成果厳守」と書かれておりました。
・TV欄KRテレビ22:00から「地方検事」という番組があり、この日は「背信」という題でした。間違いなくドラマだと思うのですが、この番組に関する情報はネットから得られませんでした。それにしてもテレビ初期に検事ものがあったとは驚きです。
 

25度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 7月12日(木)07時25分29秒
  「今日の1枚からつまみ食い」、今回のテーマは「Body And Soul」が入っている作品です。


「Body And Soul」が入っている作品の26枚目は、Wilbur Ware の The Chicago Sound、1957年10月16日の録音です。
ここ1年、私はシカゴという地名に敏感であります。音楽絡みなのですが、ジャズではないので、詳しいことは別の機会に書きます。
さてジャケット。タイトルからしてシカゴ以外の都心を俯瞰で撮ったなどはないことなので、シカゴのどこか特定したくなりました。Googleマップは実に便利なものであり、すぐに場所を特定できました。ミシガン湖からシカゴ川に入り3つ目の橋、ミシガン大通橋が、ジャケ手前に映る橋であります。当然ながら60年以上が経過している今では、様相が異なってきています。ジャケのシカゴ川に小舟が見え、その右横には5階建ほどの倉庫のようにも見える建物が見えます。ここに現在あるのは、トランプ・インターナショナル・ホテル・アンド・タワーであります。2009年に完成した建物で、92階建であります。時の移り変わりを感じたところで、本題へ。
ベース奏者のウィルバー・ウエアのリーダー作に豪華メンバーが参加している本作を「今日の1枚」で取り上げたのは、2008年4月16日のことでした。「2管が和気あいあいと陽気なジャズを聴かせています」「ジャズの楽しさが伝わる作品」と感想を述べています。何しろ、グリフィンとジェンキンスが吹いているわけですからね。今日は主役のウィルバー・ウエアに注目しつつ、10年前はコメントしなかった「Body And Soul」を中心に聴いてみます。
 

27度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 7月11日(水)07時32分5秒
  昨日の1枚は、JR Monterose の Jaywalkin。
演奏を聴けば明らかなのですが、3つのセッション共にモンテローズを主にしたものではありません。ではと思い、ミンガスのディスコグラフィを調べたところ、録音月の記載違いはあるものの、一部の曲がピアノのラルフ・シャロンのリーダー作として発売された形跡がありました。
これだけで断言はできませんが、まだまだ影の存在だったモンテローズが参加した3つのセッションを集めた盤と、本作は言えるのでしょう。
そんなな中で私が興味を持ったのは、ベースがミルト・ヒントンのセッションでした。ラルフ・シャロン,ヴァイブでエディ・コスタ,ギターにジョー・プーマ,そしてジョー・ジョーンズが参加しているセッションです。コスタのヴァイブが品の良さと少しのスリリングを提供する演奏の中で、モンテローズは魅力あるフレーズを聴かせてくれていました。
モンテローズのファンと、コスタ好きでこの1956年11月のセッションを知らない方には、お勧めできる作品です。ネット上ではまだ購入可能です。
 

25度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 7月10日(火)06時53分45秒
  今日の1枚は、JR Monterose の Jaywalkin'、Fresh Sound原盤、1955年3月の録音です。
モンテローズが注目を浴びブルーノートへ作品を吹き込んだのは1956年秋のことですが、本作はその前年の3つのセッションが収録されています。2001年にフレッシュ・サウンドから発売されたもので、ご遺族の協力もあって世に出た演奏のようです。
ダグ・ワトキンス入りのクインテットでの3月、ミンガス入りシクステットでの6月、そしてミルト・ヒントン入りクインテットでの11月の録音であります。


昨日の1枚は、Tania Maria の Come With Me。
中南米の陽気なリズムで楽しく聴く作品であり、世界中の大規模ジャズ祭りから声が掛かるのがよく分かる作品です。
 

26度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 7月 9日(月)07時31分20秒
  今日の1枚は、Tania Maria の Come With Me、Concord原盤、1982年8月の録音です。
ピアニストであり歌手のタニア・マリアさんは、1948年ブラジル生まれの方です。5歳からピアノを始め、音楽学校でクラシック漬けの日々を送っていました。そんな中でブラジル公演のオスカー・ピーターソンに出会い、ジャズに興味が移ったとのことです。1970年にプロデビューするものの注目を浴びませんでしたが、1974年に活動の場をフランスに移して以降は瞬く間に人気者となり、スターの仲間入りを果たしました。
本作はコンコードへの3作目となり、米西海岸の売れっ子ミュージシャンを集めて吹き込んだ、大御所タニアの作品であります。


昨日の1枚は、John Zorn の Spy vs Spy。
重要な要素であるドラムとベースがロックそのものであり、そこに両アルトが鬼気迫る演奏をしている内容です。どの曲もオーネット節が強いものですが、どの演奏もオーネットの世界をぶち壊そうとしているかのものです。
オーネットはこの時期も精力的に活動しており、「Virgin Beauty」というファンク調の要素が強い作品を残しています。オーネットも次の音楽を目指していた訳ですが、「デビューしたてのオーネットなら、今ならばこんな演奏をするでしょ」との思いがジョンにあったのではと感じました。
30年前の私は「ジャズではないでしょ」と感じて本作を収納ケースに入れたのでしょうけれど、30年経った今はこの演奏の激しい流れに心地よく身を沈められました。
 

26度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 7月 8日(日)07時31分27秒
  今日の1枚は、John Zorn の Spy vs Spy、Elektra Musician原盤、1988年10月の録音です。
副題に「オーネット・コールマンの音楽」と付けられている、ジョン・ゾーンの作品です。ジョンはこの1988年から5年間ほどネイキッド・シティというユニットを結成し、様々な音楽要素を取り入れた演奏活動を行っていました。ウィキペディアによれば本作は「ハードコアパンクの観点から、特にスラッシュコアとグラインドコアの現代的なイノベーションに注目して、フリージャズに近づけた作品」と、解説しています。私はパンクロックを時代体験した世代ですが、この解説にある「スラッシュコアとグラインドコアの現代的なイノベーション」との1988年は全く知りませんので、これを読んで何と無く想像できる程度のものです。
イギリスの出版社から2005年に出された「あなたが死ぬ前に聴いておくべき1001アルバム」に、本作は選ばれているそうです。
クインテットでの演奏で、アルト奏者がジョンとティム・バーンの二人です。右チャンネルからジョン、左からティムの演奏が流れるようになっており、オーネットの1950年代から1980年代の17曲が演奏されています。
1989年に輸入新譜CDとして購入しましたが、数回聴いただけでCD収納ケース入りとなった作品です。
最後にですが、この時期にこのアルバム名で来日ライブをしていた微かな記憶があります。


昨日の1枚は、Steve Coleman And Five Elements の World Expansion。
身を削りながら剣の道を極めていった武蔵の如く、混沌とした1980年代の音楽状況の中で輝く自分の音楽を探し求めているコールマンの姿を、私なりに感じることができる1枚です。ここで聴ける音楽は今の若い人達に受け入れられるのではと思いながら、斬れ味抜群のファンクの中で、スローナンバーの「Dream State」にドラマ性を感じてほっと聴き入った私でした。
 

26度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 7月 7日(土)08時26分3秒
  今日の1枚は、Steve Coleman And Five Elements の World Expansion、JMT原盤、1986年11月の録音です。
先々月(2018/5/8)にもスティーブ・コールマン&ファイヴ・エレメンツの作品を取り上げましたが、今日はそれに続く作品を紹介します。続けて購入していたということは、コールマンは30年前の私の感性に引っ掛かっていたのでしょう。
Graham Haynes(tp), Robin Eubanks(tb,b-vo), Geri Allen(key,p), Kelvyn Bell(e-g), Kevin Bruce Harris(e-b,b-vo), Mark Johnson(d)というメンバーに、曲によりCassandra Wilson 等が参加しています。
先々月に取り上げた際に、ネット仲間からファイブ・エレメンツとは宮本武蔵の「五輪書」の地・水・火・風・空からのものとの情報を頂きました。


昨日の1枚は、Charlie Parker の The Bird You Never Heard。
ラジオ放送が音源かと思います。それなりの音質、それとナレーションの入り化から、そのように感じました。しかしマイクは1本の模様、パーカーのアルトは良く捉えていますが、他はその後ろに3段階低く録音されています。
そしてその内容は、自由奔放なパーカーの姿が楽しめる65分でした。
 

24度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 7月 6日(金)07時37分6秒
  今日の1枚は、Charlie Parker の The Bird You Never Heard、Stash原盤、1954年1月の録音です。
なんでこの作品を買ったのかとの思いなのですが、今日は晩年のパーカーの演奏を1988年にCD化したものを取り上げます。クレジットはトランペット以外は不明としていますが、信頼できるネット上のパーカーのディスコグラフィーからの演奏メンバーは、Herbie Williams(tp), Rollins Griffith(p), Jimmy Woode(b),  Marquis Foster(d) であります。
音の悪さと投げやりな演奏は十分に想像できますが、聴いてみます。ボストンのハイ・ハットでのライブです。



昨日の1枚は、Modern Jazz At The Royal Festival Hall。
「アメリカではやっているジャズとはこんなものですよ、紳士・淑女の皆さま」というような演奏に受け取りました。クロンビーのオーケストラの後半の演奏には輝くものがあり、この作品ではそこが聴き所なのでしょう。
 

25度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 7月 5日(木)08時02分36秒
  今日の1枚は、Modern Jazz At The Royal Festival Hall、Decca原盤、1954年10月の録音です。ロイヤル・フェスティバル・ホールはロンドンを代表する音楽ホールであり、ウィキペディアによればロンドン・フィルハーモニー管弦楽団とフィルハーモニア管弦楽団のロンドン公演の大半は、ここで行われているとのことであります。1951年に出来たこのホールでは、ジャズの演奏も行われており、本作品もここでの演奏であります。
ドン・レンデルのセクステット、ケン・モウルのセプテット、そしてトニー・クロンビーのオーケストラの演奏が収められております。ケン・モウルというピアニストとそこのメンバーについては知らない方なのですが、レンデルトとクロンビー、そしてそこで演奏しているロニー・ロスやディジー・リースなどその後に名を知られるようになる方々であります。


昨日の1枚は、Jazz At The Flamingo。
新しい扉を蹴破ろうとしている若者の姿は、実に清々しいもので、怖くなるほどの熱気を感じる演奏がこの作品にあります。ロニー・スコットのテナー・サックスとハリー・クラインのバリトン・サックスの輝きには、惚れ惚れとします。またシャノンのピアノの斬れ味も気持ち良いもの。また楽曲も提供しているクロンビーは、演奏もリーダーシップもお見事です。そこにタビー・ヘイズが加わった2局は、大爆発演奏であります。
フラミンゴというナイトクラブでのジャズは、実に熱気が溢れた演奏だったのでしょう。1950年代のロンドンの最先端スポットだと感じましたし、そこを舞台にした映画を作れば面白いのではとも思いました。本作はフラミンゴでの演奏ではないものの、その熱気はそのままだったのでしょう。
この後にはイギリスの、そして欧州ジャズの中心人物になっていく方々なのですが、クラインだけはその活動知ることが出来ませんでした。きっと違う分野で花開いた方なのではと思いながら、いつの時代も新しい扉を蹴破ろうとする勢いは凄いものだと実感しました。
 

26度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 7月 4日(水)07時44分4秒
  今日の1枚は、Jazz At The Flamingo、Tempo原盤、1956年7月の録音です。
参加メンバーは、Tony Crombie(d), Ronnie Scott(ts), Harry Klein(bs), Terry Shannon(p), Lennie Bush(b) であります。リーダーはドラムのトニーで、6曲中2曲にTubby Hayes(ts)が参加しています。
続いて「ジャズ・アット・ザ・フラミンゴ」について、調べてわかったことを書きます。ウィキペディアによれば、フラミンゴ・クラブが1952年から1967年までロンドンにありました。ナイトクラブで、お酒と女性に加えて、音楽も重要な要素のお店であり、ジャズの発展に寄与したそうです。
「ジャズ・アット・ザ・フラミンゴ」と名付けられた作品は他に2作品あり、1953年と1955年にフラミンゴ・クラブで行われた演奏を収めた作品です。しかし本作はThe Railway Armsというところで行われた演奏であります。



昨日の1枚は、Victor Feldman の In London (Vol.2)。
7歳の時には一人前のドラム演奏をしていたフェルドマン、8歳で初録音、10歳でグレン・ミラー・バンドにゲスト出演し、神童と言われていたそうです。本作で聴けるドラム演奏は目立つものではないのですが、貴重な演奏なのでしょう。
ビッグバンドではホーン陣の音の重なりが、セクステットではロニー・スコットのテナーサックスとディジー・リースのトランペットが、実に素敵なものでした。それらを支えるフェルドマンのピアノとヴァイブは、可憐な輝きを放っています。
イギリス・ジャズ界の1950年代の姿が、良い形で本作に収まっています。
 

27度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 7月 3日(火)07時40分29秒
  今日の1枚は、Victor Feldman の In London (Vol.2)、Tempo原盤、1956年12月の録音です。
ヴィブラフォン,ピアノ,そしてドラム奏者であるビクター・フェルドマンの作品を「今日の1枚」で取り上げるのは、今回で3作目となります。ロンドンでのテンポ・レーベルへの吹き込みとしては2作目であり、渡米前の1955年の録音をかつてここで取り上げました。
2001年にジャスミンから発売された本作は、テンポから発売された3つのLPから10曲が収録されています。1956年12月のビッグ・バンド、1957年1月のセクステットとクインテットでの演奏であります。この時期のフェルドマンはアメリカで活動していましたので、帰省の際の録音だったのでしょう。
先にドラム奏者と書きましたが、実は本作のクレジットを見るまで、フェルドマンがドラムを演奏するとはしりませんでした。セクステットでの1曲で、ドラムを演奏しております。



昨日の1枚は、The Jazz Couriers の The First And Last Words。
カードボード盤についてネットで調べてみました。ソノシートのようなものが厚紙に貼り付けてあるものです。日本ではこの厚紙盤は無かったようですが、ソノシート自体は子供の頃にお世話になっておりました。この厚紙盤は宣伝用で作られたものが多かったようで、中には厚紙で出来ているお菓子類の箱を切り取ると厚紙盤になるとのものがあったとのことです。
ではこのジャズ・クーリエーズの厚紙盤は、どんな物だったのかと調べを進めましたが、ネット上には情報がありませんでした。そこで久しぶりに渋谷のジャズ専門店にお聞きしました。この「今日の1枚」ではお馴染みのそのお店は、新譜を中心に40年以上なのですが、オリジナル盤の取り扱いも日本屈指のお店です。しかし、そこの店主はこの厚紙盤を取り扱ったことはなく、またその存在自体も知らないとのことです。
分からないままで調査は終えたのですが、何故だかこの厚紙盤からの収録曲に興味が集中してしまいました。ヘイズ作の「モンク・ウォズ・ヒア」は、誰もがモンクのオリジナルかと思うような曲です。ヘイズは偉大なジャズマンに敬意を評して、そしてその姿を思い浮かべながらこの曲を作り、演奏したのかと思います。ライナーノーツによれば、ジャズ・クーリエーズのカールトン盤に曲名を「ザ・モンク」とした演奏が残っているとのことです。しかしこの厚紙盤の演奏は、恐らくは2001年にジャスミンが本CDを発売するまで、ごくごく少人数しか聴いたことがなかったと思います。
ジャズへの愛が滲み出ているこの演奏を聴きながら、生きているうちに一度はこの厚紙盤を見てみたいと思うようになり、この作品を聴き終えました。
 

26度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 7月 2日(月)07時44分11秒
  今日の1枚は、The Jazz Couriers の The First And Last Words、Tempo原盤、1957年8月の録音です。
タビー・ヘイズ(ts,vib)がロニー・スコット(ts)と組み、1957年から1959年にかけて活動したジャズ・クーリエーズは、低迷期イギリス・ジャズ界の中での一つの光でありました。テンポ・レーベルに残した3枚のLPと、Top Spot Tunes から出されたカードボード盤1枚から14曲を収録したのが、本作品です。収録時間は65分なので、半分ほどの演奏をピックアップしたのでしょう。
「今日の1枚」では1999年6月15日にジャズ・クーリエーズの作品を取り上げていますので、これで2枚目の登場となります。


昨日の1枚は、Music In The Making。
「マウンテン・サンセット」という優しく穏やかな気持ちになれるスロー・ナンバーを、ジミー・デューカーのトランペットを主にして演奏しています。この曲を筆頭に、心地よく耳を傾ける演奏が続いています。イギリス・ジャズ界の1950年代は低迷期なのですが、この盤には曲の良さを追い求めているジャズマンの姿があります。
アルバム名の意味は、輝かしい1960年代のイギリス・ジャズ界に向けて、真剣にジャズに取り組んでいる姿を表したものと勝手に思って、本作を聴き終えました。
 

27度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 7月 1日(日)07時25分32秒
  今日の1枚は、Music In The Making、Vogue原盤、1954年1月2日の録音です。
私に欧州ジャズの魅力を教えてくれた復刻レーベルのジャスミンから、2001年に発売された1959年代のイギリスのジャズ作品を、今日から5枚取り上げていきます。
Jo Hunter(tp), Jimmy Duechar(tp), Keith Christie(tb), Don Rendell(ts), Jimmy Skidmore(ts), Ralph Dollimore(p), Johnny Hawksworth(b), Allan Ganley(d)というメンバーでのセッションを収録した作品です。9曲収録されていますが、それらはヴォーグから10吋盤1枚とEP盤2枚でこの世に出ておりました。それら3枚は全て「Music In The Making」というタイトルで発売されていたとのことです。
このアルバム名について調べ始めたのですが、メイキング・ミュージックというイギリスの音楽組織についてのことだろうと考えました。1930年代から組織化されており、音楽活動において多方面の活動をしており、労働組合の意味合いもあるような組織です。この組織に属しているジャズマンが集まってのセッションが、この組織によって企画されたのかと思いました。
しかしながらメイキング・ミュージックという組織名になったのは2000年のことで、それまでの70年間はThe National Federation of Music Societiesという名称でした。そうするとこの見立ては的外れとなります。
先ずは聴いてみましょう。
 

23度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 6月26日(火)07時59分15秒
  さてクラーク・ボラン・ビッグ・バンドの「Just In Time」。
斬れ味、スピード感、これがこのビッグバンドの魅力の一つなのでしょう。このことをエレガントに実感できる作品であります。
若い娘が恋について早口で喋っているかのような Derek Humble(as) のソロ、恋の経験を振り返れる余裕のある女性が淡々と語っているかのような Tony Coe(ts) のソロが聴ける「Just In Time」は、このバンドの魅力が詰まっている演奏に仕上がっています。
ちなみにウィキペディアによればデレク・ハンブルは、このバンドのツアー中にケルンで強盗にあい重傷を負ったそうです。それが完全には回復せず、1971年に41歳の若さで亡くなっています。とすると、本作の録音は重傷を負った後のもの。そんな中で元気溢れる演奏を行うのですから、ミュージシャンの底力を感じました。
 

24度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 6月25日(月)08時29分35秒
  その前に、この作品が録音された1969年5月28日(水)の新聞を見てみましょう。
先ずはトップ記事
日経「円の体質を強める、自由円勘定押える」
読売「沖繩交渉へ最終方針、首相と外相一致、核抜き 本土並み、72年中に返還、政治的配慮求める」
朝日「日米ともに準備整う、愛知外相の沖縄返還交渉、核抜き本土並み、佐藤・愛知会談で確認」
沖縄が1972年5月15日に返還されるまで、長年の様々な政府の努力があったのでした。ちなみにこの日の記事、読売はナワの字を旧字体、朝日は新字体を使用していました。日経のこの日の新聞いは本件は触れられておらず、2面に琉球政府の記事が載っておりました。


ではこの5月28日の日経新聞から少しばかり紹介します。
・5面に「東電近く検針自動化、人手削減 サービス向上」との記事があります。私が住んでいるマンションは11年前に出来たもので、様々なIT化が取り入れられていました。しかしながら今でも東電からくる「電気ご使用量のお知らせ」には検針員誰々と書かれており、検針が自動化されているとは思えません。スマートメーターが脚光を浴び出したここ数年に、検針の自動化が本格的に動き出したと考えていました。49年前のこの記事で言う所の自動化はどうなったのか、そこは調べられませんでした。
・同じく5面に日本テラピンの広告があり、「テラピンハウス」との商品名が大きく書かれております。図面らしき絵もありますが、プレハブ建築のことかと思いました。ネットで調べましたら、まずこの会社の情報は得られませんでした。そしてJKテラピン工法とのページがありましたが、それはビルの外壁へのタイルの固定方法でありました。ということで、不明のまま調査終了です。
・TV欄NHK20:30に「世界の音楽」という番組があり、ゲストがフレードリッヒ・グルダです。まずこの番組についてはネット上で情報がありません。そしてクラシックとジャズ界で著名なグルダさんは、確かにこの1969年に来日しています。この日の放送の他の出演者は立川澄人と佐良とあります。クラシックかジャズ、どちらのグルダさんとして出演したのか、興味深いところです。
 

20度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 6月24日(日)07時45分17秒
  「今日の1枚からつまみ食い」、今回のテーマは「Just In Time」が入っている作品です。


「Just In Time」が入っている作品の20枚目は、Clarke-Boland Big Band の More Smiles、1969年5月28日の録音です。
ヨーロッパの作品が次々に復刻され出してから、20年近く経ちました。それまでは存在する知らない作品を、或いはレコード店のオリジナル盤コーナーに6桁の値段並ぶ作品を、多くのジャズファンに気軽に聴けるようになったのです。私もそんな一人で、この「今日の1枚」で何枚もそんな作品を取り上げてきました。
そんな復刻の中心の一つが、MPSレーベルの作品の復刻でした。そのMPSの中でも今回の「つまみ食い」のクラーク・ボラン・ビッグ・バンドの復刻は、私にとって実に嬉しいものでした。それまでビッグ・バンドは付き合い程度に有名作品を買っていた程度の私に、自分が好きになれるビッグ・バンドがあることを教えてくれたからです。
本作は「All Smles」の続編と言った内容です。2005年1月19日に「今日の1枚」で取り上げた際には続編ということからなのか、さらっとした私の感想でした。「My Favorite Things」で光っているSahib Shihab(bs)、Ake Persson(tb)のソロが魅力的な「My Haert Belongs To Daddy」とのものでした。
今日は「Just In Time」で誰の演奏が光っているのか、そこに注目しながら聴いて見ます。
 

22度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 6月23日(土)08時56分33秒
  さてタレンタインさんの「Just In Time」。
「Fine L'll Lass」というブルースナンバーは、タレンタイン兄弟のブルージーさを発揮させるにはうってつけの曲です。この曲には別テイクが追加収録されているのですが、これはわざわざ追加する事はないだろうと感じました。
一方で追加曲の「Just In Time」。演奏することが嬉しくてたまらないように突っ走るテナーサックス、それならば俺も行くよとのトランペット、楽しく聴ける「Just In Time」でした。
 

22度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 6月22日(金)07時54分22秒
  その前に、この作品が録音された1961年1月20日(金)の新聞を見てみましょう。
先ずはトップ記事
日経「36年度予算案決まる、一般会計1兆9527億7600万円、財政投融資は7292億、積極成長打ち出す、後退した大幅減税」
読売「新予算の問題点① 忘れた体質改善、背伸びの満腹予算、背景」
朝日「予算規模 実質2億円、36年度予算、政府案決まる、財政投融資は7292億に」
3紙共に新年度予算案です。今年(2018年、平成30年)と比べると49分の1ということですが、実質では国債を考慮しないといけません。なお読売のは、予算に関する連載1回目であります。


ではこの1月20日の読売新聞から少しばかり紹介します。
・予算関連記事が溢れている紙面の中で、「ソ連延期申し入れ」との記事があります。漁業交渉のことですが、その理由がソ連側代表の急病でありました。
・7面ラジオ面に大洋手袋の広告があります。「家内工業に手袋の製造を」とあり、主婦の副業に軍手の製造を勧めています。いわゆる内職のことなのですが、私の記憶では1970年代前半までは内職をする家庭が多かった記憶があります。その担い手はその後には海外へ移りました。マレーシアで手袋製造の日系会社が進出していたのを2012年に見ましたので、今も続いているのでしょう。さてこの大洋手袋という会社ですが、和歌山に同名の有限会社がありますが、設立年等の詳細情報はわかりませんでした。また群馬に大洋工業という昭和27年設立の会社が今も手袋を扱っていますが、社名変更したとの情報はありませんでした。
・TV欄NHK20:30から「ロレッタ・ヤング・ショー」という番組が放送されています。ロレッタ・ヤングさんを私は知りませんでしたが、1947年の『ミネソタの娘』でアカデミー主演女優賞を受賞した方です。テレビでも活躍し1953年から1961年までこの番組に出演していたとのことです。
 

20度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 6月21日(木)07時52分45秒
  「今日の1枚からつまみ食い」、今回のテーマは「Just In Time」が入っている作品です。


「Just In Time」が入っている作品の19枚目は、Stanley Turrentine の Comin' Your Way、1961年1月20日の録音です。
タレンタイン兄弟のテナー・サックスとトランペットにパーランのピアノ、これだけで大方のジャズファンは「ちょっと聴いてみるか」と思うことでしょう。この「ちょっと」と思わせるところがスタンリー・タレンタインの重要な役割だと感じています。
本作を2007年8月31日に「今日の1枚」で取り上げた際には私は、「My Girl Is Just Enough Woman For Me」の演奏を気に入って、「弟のスタンリーはこの曲の雰囲気通りの穏やかな演奏。一方、お兄さんのトミーは、力強い主張を行っております」と感想を述べました。
さて私が持っている1987年発売の輸入CDには、オリジナリLPには無い曲を追加収録しています。「今日の1枚」で感想を書く際には、そんな追加曲には触れずにいるという方針でおります。しかし「今日の1枚からつまみ食い」では、そのようなことは気にしないでおります。
「Just In Time」は追加曲であります。
 

20度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 6月20日(水)08時25分16秒
  さてロリンズさんの「Just In Time」。
1988年に私が購入した国内盤CDで封入解説を書いているのは、内藤遊人さんです。1988年春に来日したロリンズに、当時の新作である「ダンシング・イン・ザ・ダーク」について「あーしたポピュラーな曲をいったいどのような解釈に変えて演奏するのだろう?」と聴いたところ、ロリンズは「アメリカに帰ったらレコーディングのときのメモを送ってあげる」と言ったそうです。実際に内藤さんに送られてきたのは譜面でした。市販のメロディ譜に、ロリンズは様々な書き加えをしていたとのことです。
このことからロリンズは様々な解釈を加えて演奏しているが、その演奏を聞けば聞くほどその曲が楽しくいい曲に聞こえてくる、ロリンズほど理論の影を感じさせないミュージシャンはいないと、内藤氏はコメントしています。
ロリンズ節の豪放さと楽しさ、ロリンズ節のストレートな憂い、この背景を理解した気がします。やたらに難しい表現をしがちな、しかしながら過去の偉人の焼き直しのようなミュージシャンに、この内藤氏の文章を読ませたいです。
「Just In Time」をロリンズ節で楽しく聴かせる演奏が、本当に素敵でした。またそれに続く「Toot, Toot, Tootsie」は、隠れたスタンダードであります。またこの曲は変則的な構成になっているとのことです。こんな曲を拾い上げ、楽しい曲に仕立て上げてジャズファンに提供するロリンズに、真のミュージシャンの凄みを感じました。
 

21度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 6月19日(火)08時06分35秒
  先ずはトップ記事
日経「米価 農林省案ほぼ固まる、生産者一万百六十六円、消費者1升百二十一円」
生産者米価の単位は石なので100升分となり、1升あたりは102円であります。従って消費者米価は生産者米価の18%増ということになります。生産者米価が消費者米価を上回る、いわゆる逆ザヤ現象は1963年に始まりました。

読売「公務と無関係行為 中村法相談 談話を発表、ジラード事件、裁判権は確認済み」
朝日「日本に裁判権、ジラード事件、法相 公式見解を発表、米の世論 真相知らず」


ではこの6月11日の朝日新聞から少しばかり紹介します。
・1面に「早くも東京の雨に・・・、クリスマス諸島実験の放射能」との記事があります。放射能の半減期を調べて、5月15日にイギリスがクリスマス諸島で行った第一回核爆発実験よるものと、確認されたとのことです。
・7面スポーツ面に野田醤油の広告があります。御中元商戦を控えてのキッコーマン醤油の宣伝で、醤油樽の写真が載っています。そして販売される容器の種類が記されています。たる詰(18L)、化粧ボール箱(1Lx2, 2Lx2)、かん入(5L, 9L)の3種の容器で計5種類の販売姿でした。このたる詰はどのような所に贈られるのか、気になりました。
・TV欄NHK 12:30から「親を探す子、子を探す親」という番組があります。出演は石川秀雄と松田ふみ子となっています。まだ戦後であった当時の世相を感じさせる番組だと思いますが、ネットからはこの番組の情報を得られませんでした。
 

19度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 6月18日(月)08時17分36秒
  「今日の1枚からつまみ食い」、今回のテーマは「Just In Time」が入っている作品です。


「Just In Time」が入っている作品の18枚目は、Sonny Rollins の The Sound Of Sonny、1957年6月11日の録音です。
それにしても、ひどい感想を書いたもんだ。「よく言えば、リラックスしたロリンズ。悪く言えば、集中力のないロリンズ」などと、2006年8月24日に本作を「今日の1枚」で取り上げた際に、私は書いてしまいました。集中力なしに本作を聴いたのは自分なのに。それでも「しかしそんな演奏でも、愛着が湧いてくるところが、ロリンズの凄さなのでしょう」と続けて書いたので、多少は救われます。
数多あるロリンズの作品の中での本作の位置づけは、どんなものなのでしょうか。この1957年もロリンズ大活躍の年であり、リーダー作としては「Way Out West(Contemporary)」「Sonny Rollins, Vol. 2(Blue Note)」「Newk's Time(Blue Note)」を吹き込み、そして11月には「A Night At The Village Vanguard」を残しています。そんな中で本作は、ソニクラをバックに軽快に楽しくスタンダードを演奏した作品とのことで、諸作の中では話題に上らない作品かと思います。
「Just In Time」のレコーディングとしては、ロリンズ唯一の作品である本作を、今日は集中して聴いて見ます。
 

17度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 6月17日(日)08時03分32秒
  さてさんの「Just In Time」。
「今日の1枚」の目的の一つが、所持している作品を改めて聴いてみようとのものでした。その後は再び聴くことはせずという作品が多いので、何かしら理由を付けて「今日の1枚」掲載済み作品を聴いてみようというのが、この「今日の1枚からつまみ食い」の目的の一つです。
そんな目的は、今回のラルフさんの作品にまさに打って付けでありました。バンドとしてのまとまりの良さがある演奏の中に、ラルフさんとランディーの2管が色気あるフレーズを加えています。一度聴くと、繰り返して聴いてしまう作品です。
13年前の感想は今でも同じですが、「頭を揺するとサラッと髪がなびくような感じ」での演奏も良いものですなと思って聴き終えました。特に1曲目の「Just In Time」では、都会で忙しく動き回っている自分をふと冷静に見つめている様子が目に浮かんでくるような演奏でした。
 

15度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 6月16日(土)07時48分19秒
  その前に、この作品が録音された2002年3月8日(金)の新聞を見てみましょう。
先ずはトップ記事
日経「時価5億円割れば退場、東証マザーズ上場廃止に新基準、銘柄の質の向上」
ウィキペディアによれば東証マザーズは大証のナスダック(現.ジャズダック)に対抗する形で、1999年11月に開設された株式市場です。この基準による上場廃止第一号はどこかと調べたのですが、情報が見つかりませんでした。因みにマザース市場1報銘柄の2社(リキッドオーディオとインターネット総合研究所)は、既に上場廃止となっています。

読売「露外交官の監視中止要求、鈴木氏 警察庁に電話」
朝日「米景気は拡大局面、FRB議長総会で証言、底打ちに自信」


ではこの3月8日の読売新聞から少しばかり紹介します。
・10面経済面に「映画興行収入 米 過去最高に」との記事があります。これは前年のことですが、ヒット作に恵まれたからではなく、テロで遠出を控える人達が増えたからだと、その理由が書かれています。
・34面社会面に栄陽子留学研究所の広告があります。「アメリカに留学しよう」として、「入学は小規模な大学、卒業はハーバードも夢ではありません」と書かれていますが、これはさすがに無理なことでしょう。因みにこの研究所は1972年に設立され、今でも活動しており、正規留学だけを扱っているとのことです。
・TV欄テレ東10:00から「俺たちの旅」が放送されています。出演が中村雅俊・田中健・秋野太作・壇ふみとなっていますので、間違いなく日テレで1975年から1976年にかけて放送されたヒットドラマのことです。しかし不思議なことが二つあります。一つはなぜテレ東で放送されているのか、二つめは再放送マークがないことです。また主演者で金沢碧ではなく壇ふみが記されていることに、個人的には違和感があります。
 

20度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 6月15日(金)07時51分41秒
  「今日の1枚からつまみ食い」、今回のテーマは「Just In Time」が入っている作品です。


「Just In Time」が入っている作品の17枚目は、Ralph Reichert の Reflections、2002年3月8日の録音です。
ラルフ・レイチャートというテナー・サックス奏者は、彼のサイトのディスコグラフィを見ると。1991年から2012年までコンスタントに作品を発表されてきた方です。「Just In Time」が収録されている本作は、「今日の1枚」で2005年2月27日に取り上げました。ジャケを見ていただければ、タイトルは大きなフォントで「REFLECTIONS」と書かれています。しかしラルフさんのサイトのディスコグラフィでは本作のタイトルが「Randy Sandke & Ralph Reichert Quintet live at BIRDLAND」となっています。確かにランディー・サンドク(tp)がゲスト参加したバードランドでのライブ盤なのですが、ラルフさんのリーダー作からランディーとのコ・リーダー作に表現が変わったのには、何か大人の事情があるのでしょうか。
「つまみ食い」する前に、余計なことが頭に入ってしましました。本作への13年前の私の感想は、「現代風ハード・バップという表現を使いたくなる。どジャズを演っているのだ。ストレートに気持ちよくやっているのだ。しかしながら、黄金時代の演奏で感じられる熱気とは違うのです。黄金時代がポマードべっとりの髪型なら、こちらは頭を揺するとサラッと髪がなびくような感じなのです」とのものでした。
 

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