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23度

 投稿者:マハール  投稿日:2019年 9月 4日(水)07時56分47秒
  今日の1枚は、John Coltrane の Coltrane、Prestige原盤、1957年5月の録音です。
自身があり、「俺はジャズを追求していくぞ」との決意を感じる、ジャケットのコルトレーン です。スタジオの裏庭でエズモンド・エドワーズがジャケット用の撮影をしましたが、私が確認できた29コマは適当に撮ったようなものです。その中から1コマを選び、絶妙のトリミングをして色付けし見事なジャケにしたのでした。本作のデザインもエドワーズのようですが、撮影の時からこのジャケをイメージできたいたのでしょう、さすがはプロです。
ジャケ右上に小さなフォントで、「John Coltrane...    a major voice in the Miles Davis Quintett...   the NEW tenor saxophone STAR」との一文があります。「ジョン・コルトレーン、マイルス・クインテットの素晴らしき才能、テナー・サックスの新星」との謳い文句です。とにかく自前でスターを育てる必要があるプレスティッジ、言い換えれば稼ぎ頭を育てなければならないプレスティッジの意気込みが、この一文から感じます。
セッションの詳細は「コルトレーン特集」をご覧ください。コルトレーンの初リーダー作品です。


昨日の1枚は、Cattin' with Coltrane and Quinichette。
クィニシェットの優しく鮮麗な調べが、楽しく本作品を包み込んでいます。「コルトレーン特集」では曲単位でコルトレーン中心に聴いてのコメントですが、こうやってアルバムとして聴くとクィニシェットに上手く乗せてもらったコルトレーンとの印象です。コルトレーン抜きの「Exactly Like You」を聴きますと、クィニシェットの存在感をより強く感じます。
コルトレーンはこのプレスティッジ時代に女性歌手の歌伴をやっていればどうなったのかなと思いながら、本作を聴き終えました。
 

26度

 投稿者:マハール  投稿日:2019年 9月 3日(火)07時10分5秒
  今日の1枚は、Cattin' with Coltrane and Quinichette、Prestige原盤、1957年5月の録音です。
この作品が録音から数ヶ月後に発売されていたら、「Cattin' with Quinichette and Coltrane」となっていたのかなと思います。ウィキペディア情報によれば、発売は1959年後半とのことですので、コルトレーンの名前が先にクレジットされたのでしょう。
私の曲ごとの感想などは弊サイトの「コルトレーン特集」をご覧ください。
コルトレーンはレスター・ヤングを愛しておりましたが、二人の共演を聴くことはできません。その意味ではレスター直系のクィニシェットとの共演盤を聴けることは、ありがたいことです。


昨日の1枚は、John Coltrane の Dakar。
バリトン2本を絶妙に生かして、気分爽快のハード・バップ作品に仕上げています。もちろん、この時期のコルトレーンも楽しめる内容です。
この作品をバリトン2本のコ・リーダー作品として、普通にプレスティッジが発売していれば結構な評判となったと感じますし、今でも発売され続ける作品だと思います。
後付けながらコルトレーン名義の作品として今でも生き続けている作品ですが、後付けだけあり、それも相当な後付けなので、本作はコルトレーン作品群の中では埋もれている存在です。私としてはコルトレーン云々ではなく、この作品が正当に評価される時が来て欲しいものです。
 

25度

 投稿者:マハール  投稿日:2019年 9月 2日(月)06時19分12秒
  今日の1枚は、John Coltrane の Dakar、Prestige原盤、1957年4月の録音です。
テディ・チャールスが仕切ったセッションで録音された全6曲で、本作は構成されています。フロントラインはアダムスとパインというバリトンご両人とコルトレーン、リズム陣はマルにワトキンス、そしてテイラーです。
この演奏が最初に世に出たのは、「Modern Jazz Survey Baritones & French Horns」というタイトルでの12吋16回転盤でした。コルトレーンのリーダー作名義で「Dakar」として世に出たのは、1965年頃のことでした。(詳細はコルトレーン 特集を)
この「今日の1枚」では、自分が持っている盤のジャケを自分でスキャンして掲載しています。これは別に強いこだわりではありませんが、「今日の1枚」を始めた1998年にはこの方法しかありませんでした。今ではネット上に様々な情報があり、上記のキワモノ盤のジャケのイメージもあります。しかしそれをここで掲載するのは、躊躇しました。
それならばこのキワモノ盤を入手しようと思い、渋谷のジャズ盤専門店のご主人に相談しました。この方は大手販売店のジャズ・コーナーの責任者を務めた後に独立し、渋谷でジャズ盤専門店を46年間営んでいます。ジャズの新譜の紹介にこだわってこられ、テテやダスコを日本で人気者した方であります。またオリジナル盤にも精通されている方です。
「独立する前に神保町の店でプレスティッジの12吋16回転盤を見たことがある、コルトレーンのかは覚えてないけど。それ以来、見たことはないよ」
ご主人にお聞きしたらこのお答え、あっさりと入手を諦めました。
コルトレーンの初リーダー作といえば「コルトレーン」です。本作はプレスティッジ商魂による、コルトレーン後付け初録音リーダー作です。



昨日の1枚 番外編は、Mal Waldron の Mal-2。
A面はアップ・スロー・アップ、B面はミドル・スロー・アップとの曲配置で、しっかりとアルバム構成を考えている選曲です。その内容はアルトの存在が興味深く感じるものです。
4月19日のセッションでは本作収録曲の他にもう2曲が収録され、そちらはステイタスから「ザ・デーラーズ」として発売されました。4月19日の全5曲だけでアルバム1枚ができるのにと思いますが、それはマルがアルバム構成を考えてのことでしょう。1枚の作品とするには違う演奏を入れたい、そこでマルがプレスティッジに頼み込んで、5月17日の録音となったと考えます。
もともと5月17日はクィニシェットのセッションの日、ならば副大統領登場前にシュリーマンとシハブを引き入れて3曲としたと思います。
こんなことはどの資料にも書いてませんので、私の勝手な想像であります。しかし4月19日に録音され本作に収録されなかった2曲を聴きますと、確かに本作にあれば浮いた存在になったと思います。
 

25度

 投稿者:マハール  投稿日:2019年 9月 1日(日)06時38分28秒
  今日の1枚 番外編は、Mal Waldron の Mal-2、Prestige原盤、1957年4月の録音です。
この作品は既に「今日の1枚」で取り上げました。コルトレーン特集と連動させたいため、「番外編」としてここに取り上げます。
本作は1957年の4月19日と5月17日の2つのセッションで構成されています。A面の3曲は5月・4月・5月、B面の3曲は5月・4月・4月となっています。
両セッションともコルトレーンが参加しており、4月にはマクリーン(as)とハードマン(tp)、5月にはシハブ(as)とシュリーマン(tp)が加わっています。
 

26度

 投稿者:マハール  投稿日:2019年 8月31日(土)07時40分57秒
  19570920-02
Dealin' (Mal Waldron)
(10分19秒)


【この曲、この演奏】
続けてこの曲が演奏されています。
展開はテイク1と同じです。演奏時間はこちらが3%長く、その意味ではテイク1よりややスローと言えるのですが、聴く分には違いは感じられません。こちらの方がテナー三人の個性が豊かかなとも思いますが、ただリラックスしているだけとも感じる演奏です。
つまりは私には、なぜ別テイクを録tたのか分かりません。出来るだけムダを省いた録音を信条にしているプレスティッジだけに、その思いは一層です。



【エピソード、楽旅でのコルトレーンの姿、1947年】
好きな音楽で収入を得るためとは言え、町から町、ホテルからホテルの生活はコルトレーンにとって、寂しいものであった。その寂しさをコルトレーンは、酒とタバコで癒していた。タバコはこの時期には一日二箱も吸うようになり、バーボンで心の高揚を得ようとしていた。まだ若いコルトレーンにとっては、酒で心の高揚が得られると考えていたのである。
そして楽旅でのコルトレーンの楽しみは、美味しいスィート・ポテト・パイにありつくことであった。それぞれの町に美味しいスィート・ポテト・パイはあるのだが、楽旅の間にそれにたどり着くのは簡単ではなかった。
ジョージア州の小さな田舎町でコルトレーンは、運良く大きなスィート・ポテト・パイを3つも手に入れた。ホテルの部屋でその三つを一気に食べたコルトレーンを待っていたのは、胃痛ではなく歯の痛みであった。(資料01)
 

25度

 投稿者:マハール  投稿日:2019年 8月30日(金)07時24分50秒
  19570920-01
Dealin' (Mal Waldron)
(10分01秒)


【この曲、この演奏】
マル作のマイナー・ブルースで、このセッションでは2つのテイクが収録されています。コルトレーンの演奏記録は本セッションだけであり(資料06)、マル自身はこの後の1959年と1960年にこの曲を演奏している(資料08)。
ミドルテンポの演奏で、ジャム・セッション、ブローイング・セッションの良き味わいのある演奏です。ガーランドのソロに続くのがウェスのフルート、そしてクィニシェット・コルトレーン・ウェスとのテナー・ソロが続きます。ホーンの三人には、丁々発止ではなく和気あいあいの楽しさがあり、三者三様の個性を楽しむ演奏と言えます。



【エピソード、本セッション】
本セッションから4曲が、オールスターズ名義の「ディーリン&ホイーリン」に収録されている。また別テイクの2曲がマルの「ザ・ディーラーズ」に収録されている。マル指揮のセッションと言えよう。
共演者に目を移すと、1950年代中盤から大活躍したベース奏者のダグ・ワトキンスが参加している。コルトレーンとの共演歴は4回ある。3回がプレスティッジでのセッションであり、もう一つがサボイでのセッションである。少ない回数と思うが、フランク・ウェスについてはコルトレーンとの共演歴は本セッションだけである。
 

28度

 投稿者:マハール  投稿日:2019年 8月29日(木)07時09分59秒
  19570823-05
Slow Dance (Alonzo Levister)
(5分27秒)


【この曲、この演奏】
またまた渋い曲を選びました。ウィキペディアによれば作者のアロンゾ・レヴィスターは1925年生まれで、作曲家やプロデューサーとして活躍したピアニストです。彼が目につく仕事をし始めたのは1955年からであり、この曲は1956年に世に出た曲のようです。そんな曲に目をつけたのはコルトレーンなのかどうかは分かりませんが、良い曲を探る嗅覚はさすがのものです。
そんな曲ですが、資料06によればコルトレーンの演奏記録は本セッションだけです。
ベースの重い響きで始まる演奏は、重厚さの中でコルトレーンが歌い上げていくもの。スローテンポの中でしっかりと自分の演奏を貫き通せるコルトレーンの演奏に充実が感じられます。マイルスバンドでの経験がここに花開いているようです。またガーランドの演奏もなかなかのもの。
資料11ではこの曲を「いま一つのコルトレーン作のバラード」としています。間違いは確かなのですが、コルトレーンが世に拾い上げたバラッドの名曲という意味では正解ともいえるでしょう。




【エピソード、1947年 クリーンヘッド・バンドでの活動】
クリーンヘッドのバンドは、独自のユニークな演出で観客の心を掴んでいた。演奏の途中でアルトとテナーを交換して同じように演奏いたりなどのものであった。
その演奏の中身はR&Bが基本だが、パーカーのヒット曲も演奏していた。クリーンヘッドは軽快なスタイルのすぐれたテクニシャンで、音を曲げたり途切れなく続ける奏法を、コルトレーンは大変気に入っており、そのテクニックを学ぼうと努めていた。
クリーンヘッドもまたコルトレーンの豊かに調和のとれたスタイルを発展させていたことに、学ぶべき点を見つけていた。コルトレーンはいつもクリーンヘッドにコードについて質問を投げかけ、クリーンヘッドはそれに熱心に説明していた。
このバンドではクリーンヘッド作の、トリッキーで変化のある早いブルース曲「チューン・アップ」をよく演奏していた。コルトレーンはそれに魅せられ、後年に一部だけコード進行を変えて「カウントダウン」という曲名で自分のバンドで演奏していた。
 

25度

 投稿者:マハール  投稿日:2019年 8月28日(水)06時49分22秒
  19570823-04
Traneing In (John Coltrane)
(12分33秒)


【この曲、この演奏】
コルトレーン作のブルース・ナンバーであり、1960年代に入るとライブにおけるコルトレーンの重要な曲になります。
資料06ではスタジオ録音は本セッションだけですが、ライブでは11回の演奏記録が残っています。その11回は4つの時期に分類でき、一つ目は1960年7月のショウボートでの第1期コルトレーンバンドでの演奏です。二つ目は1962年11月の黄金カルテットでの欧州楽旅です。またこの欧州楽旅直前の10月には、ドルフィーを加えてのショウボートでの演奏記録があります。三つ目は1963年10月の黄金カルテットでの欧州、最後は黄金カルテットの終盤と言える1964年9月のフィラデルフィアでの演奏記録です。
多くは私家録音で終わっておりますが、1962年の欧州楽旅はブートレグで3回分、そして1963年の演奏はパブロで発売されております。
資料11で「12-12-8-12のブリッジ付きブルース」と説明されている本曲では、冒頭から3分間はガーランドの一人舞台です。このピアノトリオでの3分間では、まるでこれからビッグバンドの演奏が始まるかのような盛り上がりです。これを受けてから登場するコルトレーンは、最初はこの熱を冷静に受け止めながら、徐々に自分の世界を燃えさせていくものです。この燃え方ができることが、後年のライブでコルトレーンが何度もこの曲を取り上げていった理由なのかもしれません。




【エピソード、1947年 テナー・サックスで楽旅】
クリーンヘッドのバンドの楽旅で、コルトレーンはアメリカ各地を回った。特に南部と南西部は各地で演奏していた。しかしコルトレーンは重いテナーザックスが嫌いであった。アルトよりも多くの肺活量が必要だし、多くのエネルギーを使うからであった。
コルトレーンがタナー・サックスでの演奏を真剣に考え出すのは、この後のことであった。
 

23度

 投稿者:マハール  投稿日:2019年 8月27日(火)08時02分49秒
  19570823-03
Soft Lights And Sweet Music (Irving Berlin)
(4分41秒)



【この曲、この演奏】
ウィキペディアによれば1936年にイギリスで作られた同名の映画で使われたのが、この曲とのことです。YouTubeにこの曲の演奏がいくつかありますが、それはミドルテンポで優しく演奏されているものです。この渋い曲をこのセッションで選んだのは誰だったのか、気になります。
ソフトだスィートだとのタイトルは意に介せず、ひたすらハイスピードでテナー・サックスでの限界に挑もコルトレーンを聴ける演奏になっています。終盤のガーランドとの4小節交換も刺激的であり、ハードでビターな演奏です。
なおこの曲はさらに二つのテイク収録されたようですが、プレスティッジはそれを消去したとのことです。(資料06)


【エピソード、1947年 テナー・サックスへ】
「おれのバンドでテナーを吹いてみる気はないか」とクリーンヘッドに言われたコルトレーンは、戸惑った顔をした。その時にコルトレーンが夢中になっていたのは、レスター・ヤングの軽やかなレガードのフレージングであったからだ。コルトレーンは相変わらずアルト奏者でアルト・サックスこそが彼の楽器だったのだ。
そんなコルトレーンの戸惑いを感じてクリーンヘッドは、さらに言った。
「いいかジョン、テナーは買ってやる。さぁどうする」
この時に一緒にいたガーランドが、「決まった」と口を挟んだ。ガーランドは既にクリーンヘッドのバンドと契約しており、「この話にのれば、われわれは二人そろってクリーンヘッドと一緒に旅ができるじゃないか」と付け加えた。
コルトレーンは契約書に署名し、テナー・サックス奏者のコルトレーンが誕生したのである。(資料01)
 

23度

 投稿者:マハール  投稿日:2019年 8月26日(月)07時21分44秒
  さてモニカさんの「マイク ジャケ」作品。
二十歳を過ぎて母国で人気者になっていた時期の、歌手に自信を持ち始めたモニカさんの喜びが「I'll Take Romance」に現れています。この曲でのソロ奏者はトロンボーンのオキ・ペルソンです。彼はモニカさんより5歳ほど年上であり、この時期にはスウェーデンのジャズ界で評価を得ている奏者だったようです。自信を持っていた二人、そして希望にも満ちていただろう二人の、弾むような演奏がこの曲で楽しめました。
この後のモニカさんは欧州ジャズ界の人気者となっていきます。
 

22度

 投稿者:マハール  投稿日:2019年 8月25日(日)07時18分24秒
  「マイク ジャケ」作品の30枚目は、Monica Zetterlund の Spring Is Here、1958年6月11日の録音です。
立錐の余地もない観客の前に立つモニカさんの歌声を狙っているマイクは、独特の形状のものです。マイク資料を見ますと、大きさ的にはノイマンTLM102、シュアBeta56、或いはAKG D12VRかなと思いますが、ジャケに映るものとは違います。
本作はセレクト盤なのでいくつかのセッションが収録されています。17曲中15曲については、ソロ奏者がクレジットされています。Arne Domnerus(as)が5曲、Ake Persson(tb)が2曲、Arnold Johansson(tp)が1曲、Rune Falk(bs)が1曲、Benny Bailey(tp)が2曲、Donald Byrd(tp)が2曲、Rolf Larsson(p)が1曲、Bjarne Nerem(ts)が1曲、そしてLars Gullin(bs)が2曲です。
2005年5月2日に「今日の1枚」で取り上げた際には、気に入ったモニカさんとソロ奏者について触れましたが、今回はどの演奏に関心を持つか楽しみです。

その前に、この作品が録音された1958年6月11日(水)の新聞を見てみましょう。
先ずはトップ記事。
日経「首班指名などついに持越し、特別国会 冒頭から大もめ、会期25日間に決定、正副議長 常任委委員長 きょう選挙」

読売「国会 異例の混乱、深夜の衆院 一分で散会、議長選挙持越す、首班指名も後回し、会期 25日だけ決定、事務総長が議長職をとる」

朝日「特別国会、会期だけ決まる、議長選挙など持越し、きょう中に首班指名へ、会期は二十五日間、七月四日まで」

前月22日に行われた総選挙後の特別国会の様子を報じています。初日の混乱ぶりが伝わる記事ですが、12日には第二次岸内閣が誕生しました。



ではこの6月11日の日経新聞から少しばかり紹介します。
・3面に「ラジオ、テレビの色彩映画、機械輸組で製作」との記事があります。カラー映画のことをこの時期には色彩映画とも言っていた事が伺えます。ラジオとテレビの海外での需要増を受けて、国産機の宣伝映画を作るとの記事です。また機械輸組とは日本機械輸出組合のことで、今でもこの名称であり、主務官庁は経済産業省です。
・1面に第一生命住宅という会社の広告があり、「優良鉄筋アパート、社宅用に最適」と宣伝しています。その建設地は、武蔵小杉、大森駅前、小石川安藤坂、目白、信濃町、三軒茶屋となっています。第一生命住宅という会社は1955年に第一生命が設立し、1975年に相互住宅と社名を変更し、現在にも続いている会社です。第一生命、東急不動産、そして竹中工務店が、今の相互住宅の主要株主です。
・TV欄 日テレ 13:45に「レモンサンドイッチ」との番組があります。どのような番組かと頭を悩ましましたが、ネットで調べますとレモンを使ったサンドイッチはポピュラーなものとのことで、これは料理番組だったのでしょう。日テレで料理番組といえば1962年放送開始の「キユーピー3分クッキング」ですが、ひょっとしたら「レモンサンドイッチ」を紹介しているこの番組はその前身なのかもしれません。
 

25度

 投稿者:マハール  投稿日:2019年 8月24日(土)07時46分17秒
  「今日の1枚からつまみ食い」、今回のテーマは「マイク ジャケ」です。


「マイク ジャケ」作品の30枚目は、Monica Zetterlund の Spring Is Here、1958年6月11日の録音です。
立錐の余地もない観客の前に立つモニカさんの歌声を狙っているマイクは、独特の形状のものです。マイク資料を見ますと、大きさ的にはノイマンTLM102、シュアBeta56、或いはAKG D12VRかなと思いますが、ジャケに映るものとは違います。
本作はセレクト盤なのでいくつかのセッションが収録されています。17曲中15曲については、ソロ奏者がクレジットされています。Arne Domnerus(as)が5曲、Ake Persson(tb)が2曲、Arnold Johansson(tp)が1曲、Rune Falk(bs)が1曲、Benny Bailey(tp)が2曲、Donald Byrd(tp)が2曲、Rolf Larsson(p)が1曲、Bjarne Nerem(ts)が1曲、そしてLars Gullin(bs)が2曲です。
2005年5月2日に「今日の1枚」で取り上げた際には、気に入ったモニカさんとソロ奏者について触れましたが、今回はどの演奏に関心を持つか楽しみです。
 

28度

 投稿者:マハール  投稿日:2019年 8月23日(金)06時41分31秒
  さてミラーさんの「マイク ジャケ」作品。
何事にも相性というのがあり、私にはミラーさんは相性バッチリとは行かない方のようです。気にいる場面もあるのですが、何かあっさりしていると感じることも多く、深く聴き入るにはならないお方です。
人の心を深く掴むメロディの曲は、こんな感じで聴いている時には頼もしい存在です。ボサノバの名曲「O Grande Amor」のミラーさんトリオの演奏には心踊るものがあり、楽しめました。
 

24度

 投稿者:マハール  投稿日:2019年 8月22日(木)05時10分23秒
  その前に、この作品が録音された2003年7月22日(火)の新聞を見てみましょう。
先ずはトップ記事。
日経「公取委に強制調査権、独禁法改正案、刑事告発 容易に」
国税庁の査察と同様に裁判所の令状に基づく強制調査権限を、独禁法改正案に盛り込む方針とのことです。

読売「京都議定書 炉が批准へ、政府支持、米抜き発効へ前進」
1997年の第3回気候変動枠組条約締約国会議で採択された、気候変動枠組条約に関する議定書のことで、京都で行われた会議なので京都議定書と呼ばれています。
発効条件に、55か国以上の国が締結、締結した附属書I国(先進国、積極的に参加した諸国)の合計の二酸化炭素の1990年の排出量が全附属書I国の合計の排出量の55%以上、との2項目がありました。米が参加を見送っていて議定書の発効が遅れていましたが、ロシア連邦が2004年に批准したため、京都議定書は2005年2月16日に発効しました。(ウィキペディアから引用)

朝日「イラクへ自衛隊 反対55%、対テロ派遣延長 反対55%、内閣支持率低下 42%」

自衛隊の海外派遣については、数度の自衛隊法改正と合わせて、次のように法整備がされてきています。

1992年
国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律(国際平和協力法・PKO協力法)
際緊急援助隊の派遣に関する法律(国際緊急援助隊)

1999年
周辺事態に際して我が国の平和及び安全を確保するための措置に関する法律(周辺事態法)
防衛指針法(日米新ガイドライン法)

2001年
テロ対策特別措置法

2003年
イラクにおける人道復興支援活動及び安全確保支援活動の実施に関する特別措置法(イラク復興特別措置法)

2008年
テロ対策海上阻止活動に対する補給支援活動の実施に関する特別措置法(新テロ特別措置法)

2009年
海賊行為の処罰及び海賊行為への対処に関する法律(海賊処罰対処法・海賊対処法)

2015年
国際平和共同対処事業に際して我が国が実施する諸外国の軍隊等に対する協力支援活動等に関する法律(国際平和支援法)
改正PKO協力法
改正周辺事態法(重要影響事態法)



ではこの7月22日の読売新聞から少しばかり紹介します。
・3面総合面に「各地に広がる防犯カメラ、抑止効果、捜査にも威力」との記事があります。この年に起きた長崎市の男児誘拐殺人事件の解決の決め手となったことから、防犯カメラ導入の動きが一気に進みました。
かつては事件の解決に指紋と目撃者が重要なものでしたが、今ではDNAと防犯カメラが重要なものとなっております。
・31面社会面に東京都環境局の広告があり、「10月1日からディーゼル車規制開始」と書かれています。このディーゼル車規制と聞くと私は、ペットボトルに煤を入れて振り、ディーゼル車規制の重要性を記者会見で訴えていた石原元知事の姿を思い出します。
・TV欄 NHK教育 21:00からの「きょうの料理」は、「梅ぼしご飯、桂南光」となっています。実にシンプルなものを取り上げていますが、主演者の3代目 桂南光は多趣味で知られた人で料理にも詳しいとのことです。梅ぼしご飯はあっという間に完成なのでしょうから、南光師匠の喋りがこの日のメインだったのでしょう。
 

25度

 投稿者:マハール  投稿日:2019年 8月21日(水)06時20分55秒
  「今日の1枚からつまみ食い」、今回のテーマは「マイク ジャケ」です。


「マイク ジャケ」作品の29枚目は、Mulgrew Miller の Live At Yoshi's House Volume One、2003年7月22日の録音です。
ドラムにセットされているマイクはジャケ写から確認できますが、ピアノ用のマイクは確認できません。喋り用のマイクはありますが、角度によるものなのでしょうか。
2004年12月14日に「今日の1枚」で取り上げた際には、気に入ったのか、気に入らなかったのか、よく分からない感想でした。今回のつまみ食いでは、マルグリュー・ミラーのトリオでのライブ作品の良さを見つけたいと思います。
 

26度

 投稿者:マハール  投稿日:2019年 8月20日(火)06時21分47秒
  さてリンダさんの「マイク ジャケ」作品。
可愛らしさを持ちながらも年齢なりの感情表現を身につけ、それに歌唱力の高さが土台にあるのですから、多くの人から支持されっるのは当然のことなのでしょう。
「I Love You For Sentimental Reasons」という曲があります。1940年代にナット・キング・コールとダイナ・ショアがヒットさせた、恋心のバラッドです。「I love you for sentimental reasons,  I hope you do believe me, I'll give you my heart」との場面のリンダさんは、まさに彼女の特徴がはっきりと感じられるものです。またバド・シャンクのアルトもリンダさんに寄り添うに、輝きある演奏になっています。
本盤は1985年7月から録音を始め、終わったのは1986年5月のことのようです。その間の1985年10月6日に、ネルソン・リドルが64歳で他界しました。リドルはピアノやトロンボーンを経験したのちに、独学でアレンジを身につけました。その後は陸軍バンドも経ながいくつものバンドで活動し、シナトラなどの大物のアンレンジを行うようになった方とのことです。
その最後の大仕事がリンダさんのジャズ三部作でした。最後の本作では11曲中3曲が他の人の指揮による録音です。しかしその3曲も、リドルの思いを継承しての演奏になっています。「I Love You For Sentimental Reasons」での恋心の揺れ動きを表現している演奏が、がそれを証明しています。
 

28度

 投稿者:マハール  投稿日:2019年 8月19日(月)06時07分14秒
  その前に、この作品が録音された1985年7月10日(水)の新聞を見てみましょう。
先ずはトップ記事。
日経「3年内に店舗の1割廃止、協和銀、多店舗主義を転換、自由化時代を乗り切る」
協和銀行は1991年に埼玉銀行と合併し協和埼玉銀行となり、その後も紆余曲折あり、現在のりそな銀行となっています。

読売「東京湾横断道、来年度着工へ、民間活力導入、首相決意、内需拡大の柱に」
東京湾アクアラインと東京湾アクアライン連絡道は、1997年に開通しました。さて着工年ですが、ウィキペディアによれば1989年となっています。

朝日「5カ年計画で総額に枠、防衛庁費歯止め見直し、政府方針、防衛費1%実質撤廃、59中業もとに閣議決定」
1976年11月に三木内閣によって閣議決定された防衛費1%枠は、1986年12月に中曽根内閣が撤廃し、総額明示方式へ転換しました。



ではこの7月10日の朝日新聞から少しばかり紹介します。
・6面 国際面の「特派員報告」は、「イスラム刑法 その現実」との特集で、イランの実例を示しています。「ムチ打ち場」「盗み常習者は指4本せ油断」とかの小見出しがあります。私はイスラム国家であるマレーシアに7年間ほど住んでいました。違う宗教は尊重・尊敬しなければいけないとの気持ちで過ごしていましたので、このように日本から見れば異質のことを批判するこの記事には抵抗があります。
・9面にブラビスの自動翻訳ソフトのパックの広告があります。「ブラビスが63万円で英語を調教しました」とのコピーと、調教される動物のイラストがあります。ネット上で調べましたが、この商品、この会社に関する情報は得られませんでした。
・TV欄 日テレ 19:02からは「プロ野球 巨人対中日」ですが、(録画)とあります。確かに以前はデイゲームを夜に録画放送していました。それでも視聴率を取れていたのですね。
 

28度

 投稿者:マハール  投稿日:2019年 8月18日(日)07時21分49秒
  「今日の1枚からつまみ食い」、今回のテーマは「マイク ジャケ」です。


「マイク ジャケ」作品の28枚目は、Linda Ronstadt の For Sentimental Reasons、1985年7月10日の録音です。
リンダ・ロンシュタットのジャズ3部作は、未だに結構な人気です。ネット上のSNSでも、よくこの3作に触れたこのを目にします。
その3作目であるこの作品のジャケには、シュアSM58、通称ゴッパチに気持ちを込めた表情のリンダさんが写っています。ネルソン・リドルがいなければ、さらに素晴らしいジャケになったでしょうが、それは禁句でしょう。
2014年にロックの殿堂入りを果たしたリンダさんですが、病気のため1990年代後半からは一線を退いています。
2004年9月18日に本作を「今日の1枚」で取り上げた際には、「星に願いを」に絡めてコメントしました。今回のつまみ食いではどの曲に私の心が動くか、楽しみです。
 

28度

 投稿者:マハール  投稿日:2019年 8月17日(土)07時40分45秒
  さてマレイさんの「マイク ジャケ」作品。
「今日の1枚」もこの「つまみ食い」も、その時の感想を素直に書くことを信条にしてきました。
今回この作品を聴いて、感じ入るものがなかったです。演奏が散漫でバラバラと感じました。また録音レベルの変動があり、その意味でも注意深く聴くことができませんでした。こう思ってくると、ジャケのマイクが疎ましく感じてしまいます。
以上は正直な今回のつまみ食い感想でした。
 

28度

 投稿者:マハール  投稿日:2019年 8月16日(金)07時30分8秒
  その前に、この作品が録音された1993年7月1日(木)の新聞を見てみましょう。
先ずはトップ記事。
日経「総選挙後に合流、日本新党とさきがけ、3日発表、連立の動きに波紋」
この7月に総選挙があり、自民党だけでは過半数に届かず、この日本新党とさきがけがキャスティング・ボートを握りました。最終的には5党連立(社会・新生・公明・民社・社民連)に日本新党とさきがけが加わり、日本新党の細川代表を首班とする細川内閣が誕生し、自民が下野して55年体制が崩壊しました。

読売「米、各国に品目制限提案、ココム規制、サミットで表明へ、ロシア支援念頭に」
1950年から活動した対共産圏輸出統制委員会、通称ココムは1994年に解散しました。この中の兵器輸出に関する部分は、ワッセナー条約に引き継がれました

朝日「サミットでの推進難色、新ラウンド、仏大統領会見、解決の場ではない」
1週間後に迫った東京サミットでは、1986年から始まった貿易の自由化や多角的貿易を促進するために行われた通商交渉、ウルグアイ・ラウンドの取り扱いがテーマの一つでした。
結局ウルグアイ・ラウンドは翌年には終わりとなりました。


ではこの7月1日の読売新聞から少しばかり紹介します。
・3面に「猪木党首が辞任、江本氏が代行に、スポーツ平和党」との見出しがあります。辞任の理由は、党を守るためとのことです。この党は1989年に届出され、2006年に解散しました。
・13面に細長いトヨタの広告があり、真ん中にヒッチコックの写真があり、「あの車はなぜマークされるのか」とのコピーがあります。マークⅡの宣伝なのですが、ヒッチコックを起用した狙いは何故だったのでしょうか。TVのCMでもヒッチコックが起用されていたとのことです。1980年に亡くなったヒッチコックのかつての映像を使ってマークⅡを紹介しているCMは、YouTubeで2種類確認できました。
・TV欄 NHK教育 20:00からの「ETV特集」は、「伝説のドラマー ミルフォード・グレーブス、肉体のビートを聴け」との内容です。放送から25年以上経っていますが、再放送を望みます。
 

27度

 投稿者:マハール  投稿日:2019年 8月15日(木)05時38分26秒
  「今日の1枚からつまみ食い」、今回のテーマは「マイク ジャケ」です。


「マイク ジャケ」作品の27枚目は、David Murray の Live'93 Acoustic Octfunk、1993年7月1日の録音です。(年月はジャケ情報、日は決め打ち)
マレイが1993年にトリオで行なったドイツでのライブ作品です。青木和富さんの解説は長文でマレイの紹介を書いてますが、本作がドイツのどこで行なったライブなのかには触れていません。ネットでも調べたのですが、情報は得られませんでした。ジャケを見る限りではジャズ祭かなと思いますが、確かではありません。
ジャケのマイクは判別難しい写り方ですが、なんとなくノイマンU47かなと思います。
2000年1月24日に「今日の1枚」で本作を取り上げた際には、トリオでの演奏の熱気について触れました。今回の「つまみ食い」では、ライブならではのマレイの存在を感じたいです。
 

27度

 投稿者:マハール  投稿日:2019年 8月14日(水)07時02分25秒
  さてマクレーさんの「マイク ジャケ」作品。
イアン・フレイザーが作った「There's No Such Thing As Love」という曲は、有名曲ではありません。そしてマクレーさんのこのライブ盤の中でのこの曲は、どちらかと言えば控えめな存在です。でもジャケのマクレーさんに感じる気持ちの込め方が、この曲に深く感じられます。過ぎ去った愛への深い思いを歌ったこのバラッドを聴くと、誰もが自分自身を振り返ることでしょう。
この曲はピアノだけでの伴奏です。本作の存在感の一つであるジョー・パスのギターをバックにしていたらどうなっていたか、そんな思いも重なり、4年ぶりに本作を楽しみました。
 

28度

 投稿者:マハール  投稿日:2019年 8月13日(火)07時25分43秒
  その前に、この作品が録音されたとした1971年11月7日(日)の新聞を見てみましょう。
先ずはトップ記事。
日経「秩序ある輸出を制度化、急増に監視の目、説得 誘導など順次に、通産省検討、対象まず30品目」
輸出先国から反発を招きかねない事態を回避しようとのものです。

読売「アムチトカ核実験 けさ7時、米最高裁で土壇場の聴問会、決行か延期か 裁断待ち、反対派 危険隠すと政府非難」

朝日「緊迫の最高裁、米の地下核実験、異例 全判事で審理、傍聴者 廷外にあふれる」

ウィキペディアによればアムチトカ島は、アリューシャン列島のラット諸島に属する島で、アレウト族の居住地でした。18世紀末にはアザラシの毛皮を求めるロシア商人が常駐したりしてましたが、1867年にアメリカがアラスカをロシア帝国から購入したことにより、アムチトカ島はアメリカ領となりました。
1967年、アメリカ原子力委員会はアムチトカ島を、核兵器用地下核実験場に選びました。委員会は島の多くの動物を島外に移動させ、3回の核実験を行いました。
その3度目の核実験に対する記事が、読売と朝日のこの日のトップ記事であり、日経も一面で取り上げています。何しろその前の2度の実験とは比較できない規模の、3度目でした。
結局、核実験は断行されました。その後のアムチトカ島は科学者による監視が続けられ、2025年まではアメリカ合衆国エネルギー省により監視が続けられる予定とのことです。



ではこの11月7日の日経新聞から少しばかり紹介します。
・6面の「私のコラム」に石油化学工業会の岩永氏が、「プラスチック廃棄物の処理」という題で寄稿しています。「プラスチック廃棄物をどのように処理するか、これは石油化学工業が、成長を続けていくためにどうしても取り組まなければならない課題である」としており、興味深い文章です。
この記事から50年近く経った今年の国際会議で、「プラごみ削減の取り組みを報告・共有する枠組み(G20海洋プラスチックごみ対策実施枠組)の創設」が合意されました。国家が自然や生命に関することに関心を寄せるのは、いつも切羽詰まってからなのです。
・4面に新明和工業の全面広告があります。下三分の一にはイラストを用いた、ダンプやパーキングタワーの広告です。上三分の二は、記事風広告です。大学教授の文を使って、記事仕立てにした広告です。「PRのページ」とも書かれているので、作成には注意を払っています。この時期が記事風広告の走りの時期なのでしょう。
この新明和工業は今でも、特殊車両やパーキングタワーを含めて幾つもの分野で活躍している会社です。そのルーツは、1920年に川西機械製作所に飛行機部が設立された時になるとのことです。
・TV欄 NHK 20:45からの「日曜特集」のテーマは、「車にやられた」です。「交通事故被害者の報告」との副題があり、また別掲の内容紹介には「病院への支払いの補償問題」などを取り上げているとのことです。
 

27度

 投稿者:マハール  投稿日:2019年 8月12日(月)08時39分44秒
  「今日の1枚からつまみ食い」、今回のテーマは「マイク ジャケ」です。

「マイク ジャケ」作品の26枚目は、Carmen McRae の The Great American Songbook、1971年11月7日の録音です。(ネット情報録音日の翌日)
「つまみ食い」2度目の登場となる作品です。マクレーさんが気持ちを込めているジャケ写にあるマイクですが、マイク資料を見ても特定できませんでした。
今回の「つまみ食い」では、ジャケでのマクレーさんの雰囲気を感じながら聴いてみます。
 

27度

 投稿者:マハール  投稿日:2019年 8月11日(日)07時36分10秒
  昨日の1枚は、Geri Allen の Maroons。
「ジャズ界に示し続けている」と書きましたが、ジュリさんは2017年6月27日にお亡くなり、60年の生涯に幕を閉じました。私が知っている彼女の活動はその一部なのですが、改めてウィキペディアを見ますと数々の賞を受けてきたお方です。ガンに苦しんでいる間も作品への情熱を持ち続けていたようです。
さて本作も、ジュリさんの情熱がうかがえる内容です。タイトルに示された意味合いを込めての演奏なのでしょうけど、私にはその意味するところは理解のしようがありません。しかし何かを感じることはでき、それは先人への鎮魂歌のようなものです。散漫な印象も感じますが、それは私の感性の鈍さからくるものでしょう。
 

28度

 投稿者:マハール  投稿日:2019年 8月10日(土)07時43分12秒
  今日の1枚は、Geri Allen の Maroons、somethin' else原盤、1992年2月の録音です。
ディスクユニオン関内店中古CD半額セールで、240円で購入した作品です。
タイトルの意味はウィキペディアによれば「アフリカ系 アメリカ人の子孫であり、奴隷制度から離れて集落を形成した。 農園から脱出した人もいれば、自由の中で生まれた人のように、常に自由だった人もいました。 彼らはしばしば先住民族と混ざり合って、独特のクレオール文化を生み出しました」とのことです。(英語ウィキペディアをGoogle翻訳)
1980年代から才女ぶりをジャズ界に示し続けているジュリ・アレンですが、この「今日の1枚」では今までに5枚の作品を取り上げてきました。今日取り上げる作品は、ヴィレッジ・ヴァンガードのライブ盤(2018/2/2)の2ヶ月後に録音されたもので、トランペットを2本入れた作品です。


昨日の1枚は、Helen Merrill の Just Friends。
メリルの声量の衰えはこの時の彼女のあるがままの姿なのですが、そこに存在感の輝きが重なっていますので、繰り返し聴くと味わいある歌唱だと伝わってきます。一方のゲッツは元気満々、メリルを引っ張っていく演奏です。特にタイトル曲にこの印象が強く出ています。
「If You Go Away」は多くの方がカバーしている、ベルギーで生まれフランスで成功したシャンソン歌手のは、ベルギーで生まれフランスで成功したシャンソン歌手が作った曲です。この曲でのメリルさんの人生の機微の示し方は、常に表舞台で表現活動してきた人だけのことがあります。
 

28度

 投稿者:マハール  投稿日:2019年 8月 9日(金)07時42分54秒
  今日の1枚は、Helen Merrill の Just Friends、EmArcy原盤、1989年6月の録音です。
ディスクユニオン関内店中古CD半額セールで、300円で購入した作品です。
本作録音期間中に60歳になったヘレン・メリル、そして録音時には62歳だったスタン・ゲッツ、ジャズ界で偉大な功績を残してきた二人の共演盤です。裏ジャケにはゲッツの背後からメリルが手を回している写真がありますが、二人の視線の優しさと口元の暖かさは全く同じものです。
ベースはジャン-フランソワ・ジェニー・クラーク、ドラムはダニエル・ユメールです。ピアノはヨアヒム・キューンとトリー・ジトーです。パリで二日間、NYで二日間かけての録音です。



昨日の1枚は、Joshua Redman の Passage Of Time。
表現力と構成力がお見事であるジョシュアを、存分に堪能できる1枚です。全8曲で1時間ほどの演奏ですが、アルバム全体で1つの組曲とも言える内容で、その中身は街並みの変化を描いているようです。
たまたま本作を聴く前に、録り貯めしてあった映画「キリング・フィールズ」を観たのですが、その映画の舞台であるテキサスシティの幾つもの場面が、ジョシュアの演奏で浮かんできました。それはそれでお見事なのですが、映画にあるあっと思う場面に合う、強烈さが演奏に欲しかったとの思いは贅沢なことなのでしょうか。
 

28度

 投稿者:マハール  投稿日:2019年 8月 8日(木)07時34分19秒
  今日の1枚は、Joshua Redman の Passage Of Time、Warner Bros.原盤、2000年6月の録音です。
ディスクユニオン関内店中古CD半額セールで、290円で購入した作品です。
1990年代に入りジャズ界に登場したジョシュア・レッドマンは、たちまち人気者になりました。それから30年近くが経ったわけですが、その間に継続的にリーダー作を発表しております。
ジョシュアはアルバム毎にメンバーを変えているそうですが、本アルバムにはアーロン・ゴールドバーグ(p),リューベン・ロジャース(b),そしてグレゴリー・ハッチソン(d)が参加してのカルテットでの演奏になっています。



昨日の1枚は、Arthur Blythe の Calling Card。
なにもアヴァンギャルで演れということではないけれど、演奏に刺激が薄すぎるなと感じました。このメンバーでのライブであり、また歴史のあるエンヤが発売を決めたわけなので、そこそこのレベルの演奏ではあります。しかしこのメンツ、もう少しまぶしさがあっても良いのでは。
仕事で使う名刺はbusiness cardですが、個人的な場面での名刺はcalling card、また英国ではvisiting cardというそうです。訪ねたけれど相手が不在の時に置いていくそうです。そんなcalling cardがアルバム名なので、このCDはライブに来れなかった人への名刺の意味合いなのかもしれません。とするならば、もう少し印象に残る名刺ならばなと感じます。
 

27度

 投稿者:マハール  投稿日:2019年 8月 7日(水)06時44分21秒
  今日の1枚は、Arthur Blythe の Calling Card、Enja原盤、1993年6月の録音です。
ディスクユニオン関内店中古CD半額セールで、300円で購入した作品です。
1970年代から1980年代初めまでのアーサー・ブライスのリーダー作は追っかけており、CDで持っている2枚はかつて「今日の1枚」で取り上げました。
しかしそれ以降となると、アーサー・ブライスがサイドで参加する演奏を聴くだけでした。
ジョン・ヒックス(p),セシル・マクビー(b),そしてボビー・バトル(d)とのヴィレッジ・ヴァンガードでの1993年の演奏を聴いてみます。


昨日の1枚は、Eric Watson の Silent Hearts。
グーグル・マップでカルパントラを見ますと、鉄道の形跡らしきものが確認できます。古代時代においてはギリシャ商人たちの商業拠点だったカルパントラですので、交通物流網は先端のものがあったのでしょう。今は高速道路網がその機能を果たしているこの街で、エリックは人々が列車の中で、口には出さないがいろんな気持ちでいたことを感じたのではと、演奏を聴いて思いました。何枚もの絵を描くように、本作ではピアノで押し黙っているが様々なことを考えている人々の姿を思い浮かばせる演奏を、エリックは聴かせてくれます。
1時間近くの演奏時間の中でそんな瞬間が数度あり、聴く側がそれを感じたならば、エリックの狙いは当たったのでしょう。
 

28度

 投稿者:マハール  投稿日:2019年 8月 6日(火)07時42分56秒
  今日の1枚は、Eric Watson の Silent Hearts、Sunnyside原盤、1998年10月の録音です。
ディスクユニオン関内店中古CD半額セールで、150円で購入した作品です。
ピアニストのエリック・ワトソンについては、「今日の1枚」で1992年録音の作品を取り上げたことがあります(1999/7/16)。その際にはエリックについては情報なし、そして1992年作品については「個性が弱い」との感想を書きました。
それから20年経ち、ネット上の情報は比較にならない膨大なものとなり、エリックさんの情報もウィキペディアで確認できるようになっています。
彼は1955年にアメリカのマサチューセッツ州で生まれ、オハイオ州のオバーリン音楽院を卒業し、パリに移住し、パリを拠点に今に至るまで活動しています。あくまでウィキペディアでの情報ですが、リーダー作も1980年からコンスタントに発売していますが、2010年以降はリーダー作を出していないようです。「あくまで」と念を押したのは、「今日の1枚」で20年前に取り上げた1992年作品がウィキペディアには掲載されていないからです。
南仏のマルセイユから北に100kmほどの街カルパントラの郊外にあるStudio la Buissonneで、トリオで吹き込まれた作品です。



昨日の1枚は、Anita O'Day の Sings Cole Porter With Billy May。
歌は上手いのでしょう。テクニックも十分なのでしょう。確かにリズムの掴み方はチップクラスの風格です。
しかし惹きつける魅力がない、歌声に色気を感じない。これはもちろん「私にとっては」ですので、アニタは自分にとって合わない歌手なのです。
さすがはコール・ポーターですので慣れ親しんだ曲のオンパレードですが、気持ちが入り込まずに聴き終えました。
 

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