新着順:16/3142 記事一覧表示 | 《前のページ | 次のページ》

2度

 投稿者:マハール  投稿日:2021年 1月 2日(土)07時10分4秒
  通報
  今日の1枚は、Avishai Cohen の After The Big Rain featuring Lionel Loueke、Anzic原盤、2006年1月の録音です。
トランペット奏者アヴィシャイ・コーエンの、この2006年作品には、Lionel Loueke(g, vo), Jason Lindner(keyboard, Fender Rhodes), Omer Avital(b), Daniel Freeman(d), Yosvany Terry(chekere)が参加しています。
注目はタイトルにもあるリオーネル・ルエケの参加でしょう。「現代を代表するギタリスト」との呼び声もあるらしい彼について、Wikipediaから少し紹介します。
1973年にアフリカのベナンに生まれ、9歳から打楽器を演奏し始め、17歳から兄の影響でギターを弾き始めました。その後に彼は、コートジボワールの国立芸術研究所、バークリーなどで学びました。そしてある偶然でクラブのマネージャーから仕事を受け、またジャズを学び始めたました。そしてハービー・ハンコックやテレンス・ブランチャードなどとも演奏するようになり、2008年にはブルー・ノートからリーダー作を出し、メジャー・デビューするまでになりました。
2000年代に入ってから大きく注目を浴びるようになったトランペット奏者とギター奏者の共演作、これを今日は聴いてみます。




昨日の1枚は、Daniel Zamir の Amen。
私はまだ10代だった頃の1979年8月26日に、日本武道館で「プロレス夢のオールスター戦」をみました。メインの試合は「ジャイアント馬場・アントニオ猪木  vs  アブドーラ・ザ・ブッチャー・タイガー・ジェット・シン」でした。日本人対外国人という構図がまだ残っていたこの時期、本当に「夢の」「オールスター」でした。これから40年が経ちますが、私は「オールスター」と聞くと、あの夜を思い出します。
去年のGW明けからSNSでの紹介を受けて本格的にイスラエル出身ジャズマン達に触れ始めた私は、ザミールとトランペットのアヴィシャイ・コーエン、ベースにはアヴィシャイ・コーエンかオマー・アヴィタルの組み合わせで演奏させればと、思っていました。これこそ、「イスラエル」ということを省いても、現代ジャズ界の「夢のオールスター」と言えると思ったからです。
SNSでのイスラエル出身ジャズマンに作品紹介も50枚を超え、7月頭に最後の紹介となったのが本盤でした。そしてその中に1曲、正に「夢のオールスター」があったのです。通販ページで中古盤を探して数ヶ月経ち、ようやく購入できました。
その曲はアルファベット表記では「Shesh Shminiot」となり、Google翻訳によると「残りの委託」との意味です。ここでの演奏は、アヴィシャイの尖ったトランペット、オムリの豊かに繰り出すフレーズの数々、そして強力に揺れるオマーのベース、これらをザミールは見事に引き立て、更には自身の存在感をぶつけていく演奏となっています。
さて他の曲では、まさにザミール・ワールドとなっています。ユダヤの過酷な歴史からの音楽の世界をストレートに、ジャズを中心とした魅力を加えて、循環呼吸連発の速さの中で、ザミール節連発の演奏です。多くの方がこの作品に触れてザミールのファンになっていったことでしょう。
さて最後の曲はアルファベット表記だと「Hasar Hamemuna」となります。ここでザミールはミディアムからアップテンポを使い分けて、演奏しています。9分ほどで終わるのですが、50秒の空白の後に、12分の祈りが続きます。これについては何も言葉がありません。
 
》記事一覧表示

新着順:16/3142 《前のページ | 次のページ》
/3142