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 投稿者:マハール  投稿日:2020年10月 9日(金)07時03分59秒
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  今日の1枚は、Avishai Cohen's Triveni の Dark Nights、Anzic原盤、2013年9月の録音です。
コーエン三兄妹の一人、トランペット奏者のアヴィシャイ・コーエンの第七作目を、今日は取り上げます。
Wikipediaでの彼の紹介を、簡単に引用します。8歳の時に彼は母にトランペットを習いたいと頼み、10歳の時にはThe Rimon Big Bandで演奏をはじめました。また10代の時にイスラエル・フィルハーモニック・オーケストラで演奏をしたそうです。アメリカに移りバークリー卒業後の1997年には、Thelonious Monk Jazz Trumpet Competitionで三位に輝きました。この後にNYでプロ活動を本格化させ、2003年にリーダー作品を発表し、現在に至るまで様々な形で作品を発表し続けています。
本作はイスラエル出身のOmer Vital(b) と Freddie Waits の息子さんである Nasheet Watts(d) との演奏であり、この三人は2010年から活動しているそうです。さらに本作にはアナット・コーエンも参加しており、他に二曲でキーボード奏者とヴォーカルも加わっていおります。
アヴィシャイ作の6曲と有名な4曲の演奏、即興にこだわって録音された作品とのことです。




昨日の1枚は、Anat Cohen の Notes From The Village。
アナットさんの魅力は、しなやかさだと感じました。曲づくり、アレンジ、そして演奏にそのしなやかさが様々な色を添えています。
「ワシントン広場の夜は更けて」という曲があります。ヴィレッジ・ストンパーズが1963年に放ったヒット曲です。インストなのですが、日本では漣健児が詩をつけて、何人もの方がこの曲をカバーしました。私は憂歌団のアルバム「知ってるかい!?」で聴いていた曲ですが、夜更の広場の風と月明かりに落ち葉、そこから香るものを感じ、印象に残っている曲です。
アナット作の「Washington Square Park」との曲が一曲目にあります。かつてこの公園はヒッピーやゴロツキの溜まり場となり治安が悪化していたけど、今世紀に入り高級化が進み安全な公園になったとのことです(ウィキペディアより)。アナットさんの曲、そして演奏には、その端境期の公園の昼間の様子が描かれているようです。さらには芸術を夢見る若者のパフォーマンスもあり、明るく混沌としているの演奏となっています。まさに彼女の曲づくり、アレンジ、そして演奏のしなやかさが発揮されたものになっています。私は「ワシントン広場の夜は更けて」を思い出しながら、アナットさんのとの対比を楽しんで聴きました。
他にも良いものが並んでいる本作品、そこにあるしなやかさにイスラエルらしさが微かに、そして絶妙に加わっているものです。
 
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