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 投稿者:マハール  投稿日:2020年 6月 7日(日)07時18分4秒
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  今日の1枚は、Donald Byrd の Slow Drag、Blue Note原盤、1967年5月の録音です。
ドナルド・バードの1960年台後半の姿を捉えた作品を、今日は取り上げます。一部の方の間では、本作は「ソニー・レッド入りドナルド・バード三部作の最終作」と呼ばれているようです。
リズム陣は、シダー・ウォルトン(p) 、ウォルター・ブッカー(b)、そしてビリー・ヒギンズ(d)であります。



昨日の1枚は、Max Roach の Deeds, Not Words。
ローチはホーンの扱い方が非常に上手い方だと、改めて実感しました。ピアノレスでのチューバの使い方、コールマンのテナーサックスの音色の活かし方、そしてリトルに思いっきり吹かせる場面を用意するあたり、流石はローチであります。
リトルにとってはジャズマンとしての活動の出発点であるここでの演奏ですが、その終焉はこれから僅か三年後となります。私にとってもう少し活動していればどんな演奏をしたのだろうと思うミュージシャンの筆頭格が、リトルです。
タイトル曲名は「言葉でなく行動だ」であり、ローチの政治的思想の表れですが、演奏はそこを意識する事なく、ジャズの凄みを見せつける演奏です。そんローチの活動は二年後の名盤「We Insist!」に結実するのですが、私は本作品に親しみを覚えます。
最後にですが、私が持っているのは1992年にCD国内発売されたものですが、最後にCD化追加曲が入っております。オスカー・ペティフォードとのデュオでの、六分弱の演奏で、1958年2月(3月説もあり)のものです。このCDを買った時は、何でこんな曲追加をするのだろう、本作品とは関係ないであろうと思っていました。
今回「今日の1枚」で取り上げるにあたり、CD封入解説を読んだところ、オリン・キープニュースのこの追加曲に関する一文が目に止まりました。それによれば、ロリンズのセッションのためにスタジオ入りしていたローチとペティフォードですが、なかなか主役のロリンズが現れない、そこでテープを回してと頼み、二人で「There Will Never Be Another You」を演奏、しかしそのテープは長らく眠ったままだったとのことです。1992年にCD化するのにあたり、このデュオ演奏を世に出すとしたら、本作「Deeds, Not Words」が相応しいと判断したとのことです。
本作はドラムのソロ演奏で終わります。そしてこのCDでは、その後にドラムとベースのデュオ演奏が流れる訳です。今回キープニュースの話を頭に入れながら聴いてみれば、何ともドラマがある演奏の流れを、私は感じました。長い月日を経て、私はようやくキープニュースの思いを感じることができました。
 
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