新着順:202/3096 記事一覧表示 | 《前のページ | 次のページ》

21度

 投稿者:マハール  投稿日:2020年 5月11日(月)07時26分2秒
  通報
  昨日の1枚は、Tal Farlow の Tal。
シングル・トーンで、弦の響きが伝わってきて、そこに豊潤な歌心ですので、この時期のタルさんの演奏には誰もがうっとりするものでしょう。演奏技術に注目すれば随分と早弾きなのですが、音楽として楽しんでいる際には、それを全く意識しないものです。この曲が白眉だ、との感想を書こうと思ったのですが、8曲全てで光を放っている演奏が楽しめます。
さて看板屋の件ですが、タルさんは若い頃から看板屋業に関わっていたとのことです。そうすると、「1950年代末には引退し看板描きの仕事についていました」との話は、看板会社を経営していたとも考えられます。どうでもいい事なのでしょうが、何か気になりました。
最後の再び油井先生の解説を紹介します。1968年に来日したジム・ホールとバーニー・ケッセルに油井先生がインタヴューした際に二人は、「最も尊敬している先輩はタル・ファーロウだ」と語っていたとのことです。二人はタルにカムバックを勧めていましたが、タルはカムバックするからには、新しいものを身につけてセンセーショナルなものにしなければならないと、思い続けていたとのことです。
1950年台の傑作、そして1968年のニューポートでのカムバック、映画にもできる内容ではと思いながら、本作を聴き終えました。
 
》記事一覧表示

新着順:202/3096 《前のページ | 次のページ》
/3096