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 投稿者:マハール  投稿日:2019年12月28日(土)08時06分38秒
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  19580207-04
Good Bait (Dameron - Basie)
(12分7秒)



【この曲、この演奏】
作曲家として、そして編曲家として1940年代から活躍していたピアニストのタッド・ダメロンが作った有名曲であり、ガレスピーの演奏で有名な曲となりました。
資料06によれば、コルトレーンのこの曲の演奏記録は8回あります。ガレスピー時代に2回、1951年の1月13日と2月3日にライブで演奏し、この二つは私家盤で世に出ました。その後に本セッションで7年ぶりの演奏となり、また正式録音、スタジオ録音との見方では、本セッションだけの演奏記録となります。その後はコルトレーン・バンドでこの曲を5回取り上げました。1960年7月のライブで2回、メンバーはマッコイ, デイビス, ラロッカです。1962年10月にはドルフィー入りのライブ、1963年7月のライブは黄金カルテットとはいかず、ドラムはヘインズでした。最後の演奏記録は1963年11月であり、これは黄金カルテットによるライブでした。コルトレーン・バンドでの5回の演奏記録は、私家録音であり世には出ておりません。
さて演奏ですが、テーマでは口ずさみたくなる印象的な魅力あるメロディを、きっちりと表現するコルトレーンです。そしてアドリブでは、持っている力の全てを注ぎながらのコルトレーンの演奏ですが、それでいてテーマとの関連も感じさせる演奏です。この時期のコルトレーンの充実ぶりが、しっかりと感じられる演奏です。




【エピソード、ポール・ジェフリーの話】
1956年の終わり頃、私はコルトレーンとボヘミアで会った。その頃、コルトレーンはロリンズと一緒にマイルスのバンドで仕事をしていた。私はロリンズのスタイルをよく知っていたが、初めて聴いたコルトレーンにはすっかり驚かされた。私はロリンズがテナーの巨匠とつねづね考えていたが、コルトレーンはもっとはるかに素晴らしい才能を持っていた。彼はロリンズの美しいメロディの独奏を受けて、かつて私が一度も聴いたことのない奇妙な、きわめて回施状のハーモニーとコード進行の独奏をやった。休憩になったとき、私は彼と話すために舞台に上がった。「君がポール・ジェフリーか、噂はよくきいている。ちょっと裏へ行かないか」と彼が言ったので私は付いて行った。ところが彼は自分の楽器を私に渡して言った。「君の演奏を聴かせてくれないか」私は緊張のあまり指をキーに当てるのもうまくゆかないくらいだったが、まあなんとかやってのけた。彼は自分の住所を私に教えてくれ、いつでも遊びに来てくれと言った。(資料01
 
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