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 投稿者:マハール  投稿日:2019年11月23日(土)08時06分56秒
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  さてマリオさんの「イス ジャケ」作品。
私が持っている紙ジャケCDでは、岩浪氏が封入解説を書いています。そこで氏はコルトレーンとの関連付けで、マリオさんを語っています。録音された1992年はコルトレーンの没後25年だったことを書き始めとして、長い文章です。
19年ほど前に本作を「今日の1枚」で取り上げた際に私は、この岩浪氏の文章が頭にあり、そこで言及している1965年の「アセッション」と比較して、本作を聴いてしまったのでしょう。
1992年は「アセッション」から27年、ジャズを含めて文化にも大きな変動をもたらした1970年代を経て20年の時間が経っていた1992年、61歳となっていたマリオさんの種々相な経験が、本作に表現されている演奏と感じました。静かな落ち着いた気持ちを軸にしながら、生きる世界の真義を表現しているようです。表現方法の違いは時の流れ、時の流れを素直に吸収したマリオさんの演奏に聴き入りました。
この時期よりマリオさんは絵画などに力を入れていたとのこと、そして2000年代に入ると病と闘っていたとのこと、そして2010年に深い眠りにつきました。
本作からは音楽家マリオさんの、最後の輝きがあります。
 
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