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 投稿者:マハール  投稿日:2019年 8月 5日(月)07時23分13秒
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  今日の1枚は、Anita O'Day の Swings Cole Porter With Billy May、Verve原盤、1959年4月の録音です。
ディスクユニオン関内店中古CD半額セールで、250円で購入した作品です。
「今日の1枚」でヴォーカル作品を395枚取り上げてきましたが、大御所アニタの作品は大名盤1枚だけでした。お高い、生意気、冷たい、そんな風に感じたアニタを避けていました。そんなことは大名盤を取り上げた際(2005/4/16)に書きましたが、その折にアニタを少しは聴いてみようと書きました。それから14年経ち、中古CD半額セールでようやくその思いを実行できました。
1940年代初めからスターだったアニタですが、1950年代にはスランプで酒浸りだったとのことです。そんな時期のアニタに手を差し伸べたのはノーマン・グランツであり、アニタはヴァーヴに多数の作品を吹き込み、再び脚光を浴びたのでした。そんな脚光アニタさんのコール・ポーター集を、今日は取り上げます。ジャケに目を移せば、自分よりはるかに年上の男性にブランコ遊びを付き合わせているかのもの。もちろん制作側の演出ですが、これを生意気女と感じてしまうのは、私のアニタとの相性の悪さなのでしょうか。ブランコおじさんはビリー・メイ、私は存じませんが業界の大物のお方。こんな演出のジャケは断れよ、そんな風に感じますが、内容は如何なものでしょうか。



昨日の1枚は、Flanagan / Coltrane / Burrell / Suilieman の The Cats。
この作品がジャズ喫茶の人気盤だった理由の一つは、よく構成されたA面の出来の良さなのでしょう。夕暮れの寂しさとの格闘の「Minor Mishap」、ベッドに入る前の複雑な一思いの「How Long Has This Been Going On」、そして朝日とマルガリータの「Eclypso」、この展開はジャズファンを大いに唸らせたものであり、A面主義のジャズ喫茶にピッタリだったと思います。
実質リーダーのトミフラの好調さは、美しさと葛藤を表現した「How Long Has This Been Going On」の演奏に代表されるように素晴らしく、またシュリーマンもコルトレーンもキレとスピードがある演奏です。その中で今回聴いて感心したのは、バレルのリズムを巧みにキープしブルージーな表現を加えるギターでした。
もう遠い昔のことのジャズ聴き始めの時に、本作とジミー・スミスの発掘盤を交互に聴いていた数日がありました。発売されたばかりのバレル入りスミスとこのザ・キャッツでのバレルで、すぐにバレルファンになったのでした。そんなことを思い出し、本作を聴き終えました。
 
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