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28度

 投稿者:マハール  投稿日:2019年 8月 2日(金)07時34分9秒
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  今日の1枚は、Coltrane / Jasper / Sulieman / Young の Interplay For 2 Trumpets And 2 Tenors、Prestige原盤、1957年3月の録音です。
なんやかんや言ってもジャズファンは、プレスティッジの寄せ集めセッション、少しよく言えばオールスターズ・セッションが好きなのです。これはどこにもいる単なるジャズ好きの私が偉そうに言うことではありませんが、でもみんなプレスティッジの寄せ集めセッションが好きだと断言します。
ジャズ・ディスコグラフィーのバオブルであるイエプセンのディスコグラフィーに、「Prestige All Stras」という項目があり、そこには「Two Trumpets」から始まり、「All Night Long」などを含めて「Just Wailin'」まで16枚の作品が掲載されています。その作品には経済的には恵まれていなかった多くの若きジャズマンが参加し、1956年から1958年というハードバップ全盛期の勢いをぶち込んだ演奏を繰り広げました。そんな作品群には、本盤に参加している丸は11作品に、テイラーは10作品、バレルは9作品、そしてシュリーマンとコルトレーンは5作品に参加しています。
1957年3月22日の彼らの意気込みを、今日は楽しんでみます。


昨日の1枚は、Tadd Dameron の Mating Call。
ダメロンは共演者の力を小気味よく引き出す能力に長けた方だと、本盤を聴いて認識できます。本格的なプロとして活動を始めてから1年が経過したコルトレーンの、テナーサックスの演奏に個性が出てきたコルトレーンの良さが、本番に滲み出ています。それは力強い曲でも発揮されていますし、A面の最後とB面の最初に配置されたスローな曲、「Soultrane」と「On A Misty Night」でも言えています。こんな素敵な曲を用意して本セッションに臨んだダメロン、そして期待される逸材の実力を存分に発揮させたダメロンは流石であります。
「 Mating Call」とは求愛の嘆きとの意味で、ジャケはそんな姿なのでしょう。また「 Mating Call」には仲間に呼びかけるとの意味もあるようです。コルトレーンに上手く呼びかけたダメロン、その呼びかけに輝きを持って応えたコルトレーン、そんな姿を多くのジャズファンは感じ取り、未だに本作を愛しているのでしょう。
 
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