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26度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年10月 7日(日)07時59分28秒
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  今日の1枚は、Giorgio Gaslini の Murales、Dischi Della Quercia原盤、1976年の録音です。
イタリアのピアニストのジョルジオ・ガスリー二さんの作品は、1997年録音盤(2001/7/3掲載)をかつてこの「今日の1枚」で取り上げました。その掲載から13年経った2014年にガスリー二さんは84歳で亡くなりました。
今日取り上げる作品は、1970年代に立ち上げた自己のレーベルからの作品です。1940年代から活躍していたガスリー二さんですので、音楽活動歴から見ればその後半の出来事となります。Gianni Bedori(ts,ss),Bruno Tommaso(b),Andrea Centazzo(d)とのカルテットでの、ライブ作品です。
タイトルの意味は「壁画」、ジャケの壁画は戦士のように思えます。


昨日の1枚は、Kamasi Washington の The Epic。
1枚目は計6曲で66分の演奏時間、ここでのタイトルは「The Plan」です。このタイトルを頭にして演奏を聴いていると、長い航海に出発するに当たって夢を語り、しかし考えられる怖さに震えながら、それでも大海に出て行くことを穏やかに感じているような、そんな気持ちで航海計画を立てているような絵が思い浮かびました。
2枚目は計6曲で54分の演奏時間、ここでのタイトルは「The Glorious Tale」です。聴いて感じたのは、「栄光の物語」と言うよりも「栄光への苦労」と言うものでした。喜びもあれば落胆もあり、信じ合える力強さもあれば裏切りの悲しさもあり、そちらかと言えば後者の負の面を強く感じました。
3枚めは5曲で53分、ここでのタイトルは「The Historic Repetition」です。「繰り返す歴史」と言うよりも、「また出来る事の喜び」と言うように感じました。前2枚で出てきたメロディも用いて、なんだかんだ言ってもまた前に進める嬉しさを感じた演奏でした。航海に例えるならば、長き航海が終わり、達成感を感じながらそこまでへの苦難も握りしめて、もう陸で暮らそう決心して暫く過ごしたけれど、やはり再び大海原に出て行き充実感を味わう決心した人間の笑顔が浮かんで来る演奏です。
173分のこの作品、物語を感じさせてくれる作品ですし、演奏時間の長さも苦になるものではありませんでした。カマシの豊富な音楽感がこのような作品を作り上げたのでしょう。私は感じただけで、この作品を理解したとは言えません。しかし、このように感じさせて来るれミュージシャンは貴重なものです。
新作を今年に発表し、好評だとか。いつかその新作を「今日の1枚」で取り上げます。
 
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