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 投稿者:マハール  投稿日:2018年10月 5日(金)07時35分39秒
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  今日の1枚は、Daniel Zamir & Satlah の Children Of Israel、Tzadik原盤、2002年6月の録音です。
毎年ではありませんが、横濱ジャズプロムナードでは一つの会場で外国人ミュージシャンだけのプログラムを設けています。2015年は赤レンガ倉庫に、5組の外国人ミュージシャンの演奏がありました。私は積極的理由では無かったのですが、ダニエル・ザミールの演奏を聴きに行きました。老若男女で満員の会場でしたが、1曲目からダニエルの演奏に圧倒されていました。ベースとドラムを従えて、アルトとソプラノを演奏し、時には歌ってもいたダニエルさん。中近東の香り、そして日本人にも染み入る曲、そして熱気で高速運転するダニエルさん。観客をノックアウトしたとは、まさにこのステージのことを言うのだなと感じておりました。
私はイスラエル・ジャズに初めて接したこの後に関内ホールに向けて10分少々歩いて移動したのですが、その間の信号待ち2回の少しの間にスマホで今日取り上げるダニエルさんの作品を注文しました。
ベースとドラムとのトリオに、サックス3本を加えて、さらにレーベル・オーナーであるジョン・ゾーンもゲスト参加している本作を、今日は聴いて見ます。



昨日の1枚は、Isao Suzuki の Blue City。
「(8番街)45丁目」という鈴木勲さん作の曲があります。鈴木勲さんは一時、マンハッタンにあるブレイキーの家でお世話になっていたとこのこと。8番街とはマンハッタンのことなので、この曲はそんな居候時代のことを思い浮かべて描いた曲なのでしょう。芸術の刺激に囲まれて、自分が何かをモノにしたいとの願いを、少し悲しげなメロディに込めたような曲であり、演奏であります。続く曲、LPならば裏返してすぐの曲は「Play Fiddle Play」であります。E.Deutch - A.Altman とクレジットされている曲ですが、曲調と演奏は新宿の繁華街の明け方のような雰囲気です。つい先ほどまで夢に包まれた喧騒の世界だった場所が、行き場のない場所に変身してしまったような状態を、私はこの曲を聴きながら思い描いておりました。
こんな私のたわ言は大外れなのでしょうが、この2曲、そしてこの作品で聴ける演奏は、間違いなく夢と現実の狭間で揺れ動く世界を描いております。
「Blow Up」同様にベース2本にしたことによる鈴木さんの演奏の輝き、「Blow Up」同様のTBMレーベルの録音の良さ、これもこの作品で輝いておりました。
 
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