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28度

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 8月 4日(土)07時51分48秒
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  今日の1枚は、Rudolph Johnson の Spring Rain、Black Jazz原盤、1971年の録音です。
この箱モノを購入した時は、2度目のマレーシア駐在の時でした。だだっ広いリヴィングで、束の間用に購入したKEFのスピーカーとフランス製のCDレシーバーで、この箱モノを聴いていました。20枚を一通り聴いて、このレーベルの特徴に感じ入りながらも、2度目に聴くことはなかったと記憶しています。ペナン島のアパートメントで聴くには似合わない内容だったのかなと無理あることを考えながらも、29,800円には後悔はしませんでした。

BJ/4として発売された第4弾は、ルドルフ・ジョンソンの作品です。例の小冊子から本作を紹介します。

黒く骨太のサウンドが魅力のテナー・サックス・プレイヤー、ルドルフ・ジョンソン。彼もまたコルトレーン・チャイルドと呼ぶべきスタイルを武器にした一人である。初リーダー作となったこのアルバムでは、ワンホーン・カルテットというゆとりあるフォーマットの中、多彩なオリジナル・ナンバーを披露している。冒頭の「Silvia Ann」を筆頭とするストレート・アヘッドなモード・ジャズから、モーダルなジャズ・ボサ、そしてジョンソンのパワーが炸裂する「Diswa」「Devon Jean」といったジャズ・ファンクまで、サウンドに応じて表情を変えるジョンソンのテナーが野生的な魅力を発揮する好アルバム。

1942年生まれのジョンソンは、1960年代はジミー・マグリフなどのオルガン奏者のもとで演奏を行っていたとのことです。そんな中でブラック・ジャズを主催するジーン・ラッセルの目に留まり、本作が生まれたのです。


昨日の1枚は、Doug Carn の Infant Eyes。
晩年コルトレーンの世界といえばそれまでですが、ダグ・カーンのそれは明るい味わいで繰り広げられるものです。湿気がなくカラッとした世界が繰り広げられています。カヴァーでありながら、独自の世界で組曲のように演奏が進んで行きます。ジーン・カーンのヴォーカルが強い印象を与えますが、ダグ・カーンがこの世界を構築している様子は、随所に感じ取れます。しかしながら、終盤で「承認」のイントロがベースによって流れてくると、それまでの世界が崩れていくように感じました。この曲自体の出来に不満はありませんが、私は必要ないのではとの想いでした。
「Infant」とはヨチヨチ歩きを始めるまでの赤ちゃんのことを指す言葉であります。またダグ・カーンが付けた詩も、そんな赤ちゃんから見た世界を表しています。ダグ・カーンの純粋な気持ちが、ブラック・ジャズ1作目にあるのかと、思った次第です。
 
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