新着順:216/2263 記事一覧表示 | 《前のページ | 次のページ》

先勝

 投稿者:マハール  投稿日:2017年12月 3日(日)09時32分10秒
  通報
  今日の1枚は、Dizzy Reece の Comin’ On、Blue Note原盤、1960年4月の録音です。
「ブルー・ノートのトランペッターと言えば、ルイ・スミスにディジー・リース」と、この「今日の1枚」で何度も書いてきました。今日はディジー・リースのブルー・ノート盤を、紹介します。
本作品は1999年に、マイケル・カスクーナの作業によって陽の目を見た作品です。録音時期から、私は3枚あるリースの作品の中の、「サウンディン・オフ」の未発表なのかなと思いました。しかし「サウンディン・オフ」はワン・ホーン作品なのに対して、こちらはタレンタインとの2管あるいは3管での演奏です。録音月を見ると、「サウンディン・オフ」は5月なのですが、こちらは4月と7月でした。つまり全く違うセッションの作品であり、それが30年以上倉庫に眠っていたことになります。4月のセッションにはティモンズ、7月のセッションにはデューク・ジョーダンが参加しています。



昨日の1枚は、Dusko Goykovich の Swinging Macedonia。
この時期は欧州ジャズがその魅力を開花させていました。1950年代のアメリカの模倣でスタートした欧州ジャズは、その時期を支えたミュージシャン達の活動を通して、独自の色合いを出していきました。管楽器とピアノの確かな技術力を背景にしながら、欧州各国の色合いがジャズに加わっていったことが、独自色を出し名作を生み出し続けた要因なのでしょう。
そんな時期に吹き込まれた本作は、ユーゴスラヴィア出身のダスコの情熱的なスタイルが、多くのアメリカのミュージシャンの影響と相まって、実に楽しいジャズに仕上がっています。
またダスコの作曲力の高さも、特筆すべきものです。本盤ではダスコの名曲「老いた漁師の娘」が初披露されていますが、他にもダスコ作の素敵な曲が並んでいます。
最後に加えるならば、参加ミュージシャンの好演と、それを活かしたダスコのアンサンブルの味わいが、この作品を愛されるものにしています。
トランペット作品の代表盤として、これからも輝き続けるでしょう。
 
》記事一覧表示

新着順:216/2263 《前のページ | 次のページ》
/2263