新着順:274/2263 記事一覧表示 | 《前のページ | 次のページ》

明日から 横濱ジャズ・プロムナード

 投稿者:マハール  投稿日:2017年10月 6日(金)07時43分12秒
  通報
  毎年の楽しみの2日間です。
横浜でジャズといえば この二日間。



今日の1枚は、Art Ensemble Of Chicago with Cecil Taylor の Thelonious Sphere Monk、DIW原盤、1990年1月の録音です。
誰がどう見ても、本作品のポイントは2つでしょう。
1つ目は、モンクに捧げた作品であること。これは先に「Ancient To The Future」を取り上げましたが、その構想は「ドリーム・オブ・ザ・マスター」としてシリーズ化されるようになりました。AECは様々なアイデアを持っていましたが、そこで実現に動きだしたのが、このモンク作でした。
ポイント2つ目は、セシル・テイラーの参加であります。テイラーは、エリントンとモンクの曲を徹底研究していた方です。AECはモンクを題材にした作品を作るという構想を通して、テイラーとの競演を実現させました。
さてモンクに捧げた作品でありますが、7曲中モンクの曲は「Round Midnight」と「Nutty」の2曲だけであり、他の5曲はAECの曲やテイラーとの共作曲であります。ここらが巷に溢れているモンク集との違いであり、テイラーが共演に乗ってきた理由なのでしょう。
なおテイラーは、AECとの共作となる3曲への参加となっています。


昨日の1枚は、Art Ensemble Of Chicago & Lester Bowie’s Brass Fantasy、Live At The 6th Tokyo Music Joy ’90。
AECプロデュースとのクレジットですが、このステージ全体はレスター・ボウイが仕切ったものでしょう。懐の深さで縦横無尽に駆け回るAECに対して、ポップ色をベースにアンサンブルの迫力と魅力を武器にしているブラス・ファンタジーの力が、素敵に発揮されています。そしてメインとなる両者の競演ですが、AECに6人のブラスを追加している場面と、ブラス・ファンタジーにAECの持つ黒人音楽の深遠さを加えた展開、やがてはボウイのリードの元で両者が融合していく流れになっています。
日本において今まで黒人音楽の素晴らしさを実感できるコンサートはいくつもあったのでしょうけれど、その中においてこの日のコンサートは筆頭格である改めて思いながら、返す返すもその場所に居られなかったことを悔やんでおります。
 
》記事一覧表示

新着順:274/2263 《前のページ | 次のページ》
/2263