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さてガザロフさんの「Like Someone In Love」。
抽象画を描いているような感じで演奏が進んでいくのですが、それが活かされる場面が少ないのが残念な作品です。その世界は、スローな演奏でかつベースがしっかりとタイムをキープしている場面で、良さを発揮しています。しかしながらそんな場面が登場するのは少ない時間に限られています。
「Like Someone In Love」はミディアム・テンポでそんな良さがという情する場面がなく、寂しい結果でした。
ソロで演奏した「Round Midnight」がベースとのデュオだったら素敵なものになったのにと思いながら、聴き終えました。
さてこの作品を吹き込んで以降のガザロフさんですが、多彩な活動をしているようです。彼の良さが発揮されるのは、このようなジャズ作品でないのではとも感じました。
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