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小寒

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 1月 5日(金)07時30分43秒
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  今日の1枚は、Oscar Dennard の The Legendary、somethin’else原盤、1958年7月の録音です。
レコード会社は商売ですから、常に売れるものを探しており、ジャズに関しては発掘作業が売れるもの探しの重要な要素になってます。今日の主役オスカー・デナードは、日本で本作品が発売された一瞬だけ、その名前が世に知られたピアニストです。
本作の録音地はタンジールというところで、今はモロッコの一都市であります。しかし複雑な歴史を持つタンジールは、本作録音当時は13ヶ国での共同統治となっていました。その地に、アイドリース・シュリーマン(tp), ジャミル・ナッサー(b), バスター・スミス(d)と一緒に楽旅をしていたでナードが、タンジールのラジオ局で演奏したものが本作品です。
この作品が発売された際には、売るためにいくつもの逸話を、この作品となった当時の録音テープにつけていました。それは、このラジオ局での演奏はミュージシャンの中でひそかに話題になり、マイルスやマッコイ、そしてディジーにテープの複製が渡っていたというもの。恐らくは盛るだけ盛った話なのでしょう。
そんな盛った宣伝文句にまんまと乗せられて購入した私は、一度聴いただけで、今までCD収納箱に本作を眠らせておりました。3300円で発売されていたので、1980年代後半までの発売だったかと思います。


昨日の1枚は、Sonny Clark の Leapin’ And Lpapin’。若さの勢いで押した演奏の1500番代の書作と比較すると、本作品はどっかりとピアノ椅子に座って演奏しているソニクラがおります。彼のオリジナル曲である「メロディー・フォー・C」でのラウズとのピアノの絡みは、愛着が持てる演奏であります。言って見ればソニクラの個性が出来つつある時の作品と言えます。この演奏があるだけに、この録音から1年と少しでのソニクラの死は、実に残念なものであります。
 
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