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母校、頑張ってます

 投稿者:マハール  投稿日:2018年 1月 2日(火)09時39分24秒
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  今日の1枚は、Phineas Newborn Jr. の Harlem Blues、Contemporary原盤、1969年2月の録音です。
フィニアス・ニューボーンの本作品は、録音から6年経って日本だけで発売された作品です。その当時はSJ誌で大きく扱われていたとのことで、ご記憶がある方もいらっしゃることでしょう。私はロックに夢中になり始めた時期であったため、ミュージックライフは読んでいましたが、SJ誌は見向きもしておりませんでした。ということで、市川氏の解説から少しばかりこの録音の時の様子と日本だけでの発売になった経緯を紹介します。
フィニアスが1950年代半ばからいくつかのレーベルに素敵な作品を残してきたことは、この「今日の1枚」で紹介してきました。1956年のRCA(2008/11/12掲載)とAtlantic(2008/8/9掲載)への吹き込み、そして1959年のRouletteへの吹き込みでした。まさにフィニアスの輝かしい黄金期だったのですが、それは1964年に吹き込まれた「ニューボーン・タッチ」の録音で終わりを迎えました。病のため満足にピアノを弾ける状態ではなかったのです。そんなフィニアスに一瞬の回復が訪れ、その瞬間をコンテンポラリーのレスター・ケーニッヒが捉え、レイ・ブラウンとエルヴィン・ジョーンズという最高のメンバーを用意して、1969年2月12日と13日にレコーディングを行いました。その演奏は「プリーズ・センド・ミー・サムワン・トゥ・ラヴ」という作品で世に登場しました。
それから6年後に、このセッションの未発表テープが見つかったのです。当時のSJ誌の編集長だった児山氏はレスター・ケーニッヒに、その未発表の発売を強く要請しました。乗り気ではなかったレスターですが、児山氏の熱意に負けて、日本だけでの発売を認めたのでした。
そしてその時期はフィニアスが病から復活し、再び熱のこもった音楽活動を開始した時期でもありました。


昨日の1枚は、Richard Wyands の The, Here And Now。
やはり70歳と50歳では力強さが違うもので、本作品では豊かな歌心が絶妙なタッチの強さに支えられて、輝かしい演奏になっています。そう、50歳代はまだまだ若いのです。
この作品は目立たない作品であるのは事実ですが、本番の心地よさを愛聴している方々は多いのではと思いを巡らせながら、聴き終えました。
 
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