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 投稿者:マハール  投稿日:2017年10月 7日(土)09時25分53秒
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  誰を聴こうか、思案中です。




今日の1枚は、Art Ensemble Of Soweto の America - South Africa、DIW原盤、1989年12月の録音です。
本盤は、南ア出身コーラス・グループのアマブト・メイル・コーラスとAECの、共演第2作目であります。ただし2回目のレコーディングではなく、前作と同じ時に録音されたものです。そしてこの2作の間に、DIWはAEC関連2作品を発売しております。
良い方向に考えれば、最初から考えたスケジュール通りの発売であること。
違う見方をすれば、あまりにレコーディングに費用がかかったので、DIWとしては現金化をしたく、この2作目を発売したとの考えになります。


昨日の1枚は、Art Ensemble Of Chicago with Cecil Taylor の Thelonious Sphere Monk。
この作品の柱の一つは、AECとテイラーの共作である「Intro To Fifteen」と「Except From Fifteen Part 3A」と続く展開です。テイラーのピアノはピアノ弦への直接アプローチと、ヴォイスであります。そのヴォイスとAECとの絡みは、黒人の歴史への対話のように感じられます。勿論これはモンクを題材にしたものです。AEC各メンバーもテイラーも、ジャズの歴史について誰よりも身につけていることは有名なことです。その彼らが文句を題材にした時にこのような演奏になるのを目の前にして、いかに自分が文句をごく浅いレベルでしか理解できていないかを悟り、それが初聴きから27年経っても同様であることを実感しました。私はここでの演奏を理解できたなどと言えるようになることは、一生ないような気がしています。
もう一つの柱は、モンクの代表曲「Round Midnight」です。ここでの15分間の演奏を聴けば、誰もがAECの表現力の高さに驚くことでしょう。ジャズ好きならば、「Round Midnight」はこの演奏に限るというような作品を、いくつも頭の中に輝かせていることでしょう。この作品の方がこの作品での「Round Midnight」を聴けば、その頭の中の輝きにこれが加わることでしょう。
いろんな角度から、様々な味わいを感じさせてくれる作品です。
 
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