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地引き網に牧場

 投稿者:マハール  投稿日:2017年 9月 9日(土)07時15分43秒
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  今日の1枚は、Herbie Mann の At The Village Gate、Atlantic原盤、1962年12月の録音です。フルート奏者のハービー・マンは、世界中のあらゆるリズムやメロディに興味を持ち、それを吸収して自分の音楽に反映させていった方とのことです。本作への参加メンバーを見ると、ドラムの他にコンガやアフリカン・ドラムを加えており、ハービーの姿勢が反映されたものになっています。さて私にとってのハービーさんは、1958年録音の作品(2000/8/22掲載)と本作だけであります。この1958年録音盤はオールスター・セッションで、名義上ハービーさんがリーダーなので、実質的リーダー作品は、今日取り上げる大有名盤だけとなります。アトランティック・レーベルだけでも本作品以降に30枚以上のリーダー作がある多作家・人気者なのですが、私にはお祭り男とのイメージで距離を置いていたようです。


昨日の1枚は、Philly Joe Jones の Showcase。4管が思いっきり吹き、ドラムソロ多めの演奏というのがこの作品への期待であろうし、それはプリスター作の「Battery Blues」とバロン作の「Minor Mode」で素敵なハードバップ演奏として成果が出ております。ここでは作曲者の管奏者にアレンジを任せていたのではと思います。その一方でフィリー作の曲での演奏となると、メンバー同士でのバラバラ感があります。もしここではフィリーが仕切っていたとしたならば、バンドの統率力という意味では、フィリーさんに欠けているものがあったのではと思いました。さて不思議な演奏が1曲あります。フィリー作の「GWEN」は、ピアノトリオで演奏されています。そしてクレジットには、ピアノはフィリーさんとなっています。ライナーを読むと多重録音を示唆する記述があるので、フィリーがピアノとドラムと思ったのですが、ブラシ多用のドラム演奏にはフィリーさんの雰囲気が感じられません。フィリーのピアノ演奏は余興としても、ドラム演奏は決めて欲しかったのですが、まるで別人のようです。ならば誰なのか、多重録音とするならばベースのギャリソンなのか、しかしギャリソンにドラム演奏させる意味は無いし。この1曲だけで余計な考えに時間を割きましたが、演奏としてはフィリーのドラムの魅力を堪能できる作品となっています。
 
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