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10日

 投稿者:マハール  投稿日:2017年 7月10日(月)07時50分49秒
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  今日の1枚は、Donald Byrd の Byrd In Paris、Brunswick原盤、1958年10月の
録音です。1955年にプロ・デビューしたドナルド・バードは、生まれたばかりのい
ハード・バップの嵐の中でスター・トランペッターとなり、大活躍しておりました。
そんな活躍の中、1958年には半年に及ぶ欧州ツアーを行い、パリのオランピア劇場
で演奏されたものが、2枚に分かれて発売されました。しかしながら超マイナー・
レーベルからの発売故、それを手にできた人は極僅かでした。1970年台半ばの幻盤
ブームの中でも復刻されず、1980年代半ばの第二期幻盤ブームの際に、第1集の
LPが復刻され、輸入盤屋の店頭に並び、ジャズ・ファンを熱狂させました。しかし
復刻したのが怪しいところのせいかどうかは別にして、音質は悲しいものだったの
です。それから1年経った1987年に、正規に版権を持っている仏ポリドールから
復刻され、音質的不満が解消されたのでした。メンバーは、ボビー・ジェスパー,
ウォルター・デイヴィス,ダグ・ワトキンス,そしてアート・テイラー、2枚組CD
で聴いてみます。



昨日の1枚は、Don Cherry の Art Deco。ドン・チェリーは独特のトランペット雰囲気
を持ったお方で、それをコスミックなトランペットと表現する方もおられます。私は
それに加えてチェリーの魅力は、演奏の懐の深さだとおもいます。そのセッションの
雰囲気を壊すことなく、しっかりと自分の世界を展開することだと感じております。
ジョン・スナイダーがA&M復帰1作目にチェリーのために用意した舞台は、
オーソドックスなジャズであります。チェリーのオリジナル曲やコールマンの曲などが
並んでいますが、メロディを大切にして、またそれに相応しいアドリブを展開しての
演奏です。その中でもチェリーの世界をきっちりと築いているのは、流石であります。
最後にケチを付ける訳ではありませんが、スタンダード「ボディ・アンド・ソウル」
について一言。ジェイムス・クレイのしっとりとした熱演が聴ける演奏なのですが、
チェリーは登場せず。この曲こそこのアルバムを象徴する存在になるかと思うのですが、
残念な気持ちでした。




 
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