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16度、モホークの太鼓

 投稿者:マハール  投稿日:2017年 5月11日(木)04時25分37秒
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  昨日の1枚は、Joe Newman & Joe Wilder。ベテラン・ミュージュシャンに吹き込み
の機会を与えた作品は多くありますが、それらはジャズ愛好家がジャズ専門店の新譜
コーナーに並んだ時に目にした手に取るか、それらが中古市場に流れた際に目にするかの
二つしかないでしょう。勿論、話題になった作品は別ですが、殆どの作品は新譜の
時に日本に入ってきた400枚ほどが、ジャズ愛好家のもとにいくことになります。
言い換えれば、その作品は400人しか知らないものとなります。中古での流通を
考えても500人と言ったところでしょう。世の中には私の知らない、そんなベテラン
の作品が多いことなのでしょう。今回取上げたジョーご両人のこの作品はたまたま
私の知る作品となったわけですが、ご両人が長年のキャリアを力むことなくぶつけた、
素敵な作品です。軽快な演奏が続く中でも、ご両人の人生経験が披露されているようで、
深みも随所に聴ける内容です。「Battle Hymn Of The Republic」というアメリカの
古い曲は、もともとは南北戦争の時の北軍の行進曲でした。その後は様々な替え歌
となり、歌い続けられたきた曲です。日本でもいくつかの替え歌が存在し、「お玉
じゃくしは蛙の子」が有名なものなのでしょう。ご両人は年齢からして、第二次
世界大戦時代に青春時代を送られた方々。本作品を吹き込むにあたって、昔話に
花が咲き、この曲を収録したのではと、私は想像しました。ベテランが子供の頃を
懐かしみ、その気持ちだけで演奏したこの曲を聴くと、誰もがいろんな思いが
頭をよぎることでしょう。
 
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