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25日、アルゴ探検隊の大冒険

 投稿者:マハール  投稿日:2017年 4月25日(火)07時27分13秒
  その前に、この作品が録音されたとした1955年3月1日(火)の新聞を見てみましょう。
先ずはトップ記事。
日経「安定政権へ曲折免れず、鳩山単独内閣で発足、十五日ごろ特別国会」
読売「鳩山首相に政局収拾をきく、まず単独内閣で、憲法改正 保守合同成らば」
朝日「民主党 単独内閣を決意、民主185名、自由112名、左社89名、右社67名、政局
不安定続く、他党と協調図る、外交方針は変らず、鳩山首相談」
同月19日に第二次鳩山内閣が民主単独で発足し、同年11月に自由党と民主党による
保守合同によって自由民主党が結成され(55年体制)、11月22日に第三次鳩山
内閣が発足し、翌年12月まで続き、石橋内閣にバトンタッチされました。



ではこの3月1日の日経新聞から少しばかり紹介します。
・総選挙一色の中、それ以外となると、社会面か文化面になります。囲碁の王座
争奪戦は、長谷川章七段と篠原正美七段の対局でした。共に長く一線で活躍された
ようです。
・高島屋の広告に「ニッケ展」とあり、「毛織界の最高、日本毛織が発表するこの春の
新製品を網羅して即売」とあります。ニッケとの響きにこの時代を感じると感じましたが、
今でもニッケ・ブランドは維持され、更には日本毛織という会社の通称名は2008年に
はニッケとなりました。
・TV欄日テレ19:30「浅草花月劇場中継」は、大江美智子一座が出演しております。
この大江さんは2代目であり、当時は大人気の女剣劇だったそうです。
 

24日、ボディ・ガード

 投稿者:マハール  投稿日:2017年 4月24日(月)07時44分31秒
  今日の1枚からつまみ食い」、今回のテーマは「Autumn In New York」が入っている
作品です。


「Autumn In New York」が入っている作品の10枚目は、Jo Staffordの
Autumn In New York、1955年3月1日の録音です。いろいろ調べても3月録音としか
データがなく、「つまみ食い」企画ルールで3月1日録音としました。さてジャズ・
ファンに「Autumn In New York」で思い出すアルバムはと問えば、この作品が真っ先
に名前が上がるのではと思います。また名歌手スタッフォードさんの数多い作品の
中でもこの作品は、「ジョー・プラス・ジャズ」と共に人気を集めている作品で
あります。「今日の1枚」で1999年8月17日に取上げた際には、彼女の素晴らしい歌を、
彼女の愛称である「ヴェルヴェット・ヴォイス」と「ホームシック・ボイス」に
絡めて感想を書きました。これから聴くのが楽しみです。
 

23日、スター・トレック6 未知の世界

 投稿者:マハール  投稿日:2017年 4月23日(日)07時40分28秒
  さてマリンバーニさんの「Autumn In New York」。何度聴いても、マリンバーニの
美学に引きずり込まれる作品です。1曲それぞれに輝きがあり、憂いがありと、
聴き応えある内容です。14年経っても、私の中の名盤であり続けています。
さて「Autumn In New York」。朝方のイースト・リバー公園の静けさの中で船の
音が聞こえてきて、一日の始まりを感じさせるようなで出すです。次第に近くの
オフィスに出勤する人々の朝の寛ぎ散歩の色合いになっていき、この小さな公園にも、
人間と自然の一日と変化があることを感じさせる演奏に聴き入り、この作品は終わって
いきます。
 

22日

 投稿者:マハール  投稿日:2017年 4月22日(土)07時50分2秒
  その前に、この作品が録音された2002年6月1日(土)の新聞を見てみましょう。
先ずはトップ記事。
日経「余剰電力売り惜しみ監視、経済省方針、来年度創設の取引所、競争促し料金
      下げ」
日本では諸外国に倣い、1995年から電力自由化が始まりました。一般家庭でこれを実感
したのは、2016年からの受電基準の撤廃による、発電事業者から購入可能になった
時からでしょう。さて記事見出しにある”取引所”とは、日本卸電力取引所のこと
でしょう。

読売「仏敗れる、日韓W杯開幕」
朝日「日韓W杯夢の開幕、友好の新時代へ期待、金大統領宣言」


ではこの6月1日の朝日新聞から少しばかり紹介します。
・13面経済面に「発泡酒10円玉競争参戦、サントリーもアサヒも、大手4社横
並び。価格不信を招く恐れ」とあります。この記事で言いたい内容は分かりますが、
既にこの年には酒のディスカウント店が家庭に浸透しており、希望小売価格ではなく
実売価格を一般人は意識しておりました。実売価格でどこが安いのか、そこが購入の
選択ポイントでした。
・ユニクロの全面広告があり、「ユニクロのドライカジュアルシャツ 2日間限定
1290円」と書かれてます。ユニクロの一般人のイメージは、部屋着から脱して
いておりました。
・TV欄を見ますと、私の海外時代であったこともあり、知らない番組が多いです。
TBS19:00に新番組「CDTVゴールド」があります。ネットで調べた情報によれば、
もともと深夜番組で「COUNT DOWN TV」があり、不祥事で打ち切りになった「筋肉
番付」のリリーフとしてゴールデンに移し、番組名を「CDTVゴールド」と
したようです。内容は音楽情報番組とすぐに分かりますね。2ヶ月間で姿を消しました。
 

21日、フラットライナーズ

 投稿者:マハール  投稿日:2017年 4月21日(金)07時52分18秒
  今日の1枚からつまみ食い」、今回のテーマは「Autumn In New York」が入っている
作品です。


「Autumn In New York」が入っている作品の9枚目は、Pete Malinverniの
Autumn In New York、2002年6月1日の録音です。マリンバーニさんのピアノが好きで、
その新譜を買い続けて、「今日の1枚」では彼の作品を5枚取上げました。私は
2000年代半ばから新譜買いから足が遠のき、マリンバーニさんの新譜とも付き合い
が無くなりました。彼は今でも作品を発表し続けており、合計12枚のリーダー作を
発表しております。「今日の1枚」で2003年1月14日に取上げたこの作品は、「Autumn
In New York」がタイトル曲になっております。私の14年前の感想は演奏を絶賛した
ものになっており、4曲を取上げてコメントしています。しかしながら「Autumn In
New York」はその4曲に入っておらず、今日はこの曲を中心に聴いてみます。
 

20日、南から来た用心棒

 投稿者:マハール  投稿日:2017年 4月20日(木)07時43分16秒
  さてフィニアスさんの「Autumn In New York」。ピアノの壮美な響きの中に漂うジャズ
心が楽しめる1枚です。9年近く前の感想とは大違いのものです。フィニアスさんの
ピアノの特徴について、国内盤解説の佐藤氏は、「トゥー・ハンド・ピアノ、すなわち
両手を完全に使ったスタイルを特色としており、その独特なユニゾン・ライン」と
評しております。恐らく私は刺激的な特徴が感じられずに、「その独特なユニゾン・ライン」
に感じ入ることが出来なかったのでしょう。「たまたまその時の私の感覚・気分に
合わなかった作品」であり、「私の理解度が作品内容に追いつかなかった演奏」だった
のでしょう。この作品はソロ,トリオ,そしてカルテットでの演奏が収められていますが、
ソロの4曲が聴きどころと言えるでしょう。「Autumn In New York」もその1曲で、
このバラッドを優美な気持ちで聴かせてくれています。
 

19日、コレクター(2012)

 投稿者:マハール  投稿日:2017年 4月19日(水)07時33分58秒
  その前に、この作品が録音された1956年10月16日(火)の新聞を見てみましょう。
先ずはトップ記事。
日経「日ソ本格会談始まる、ソ連、復交宣言案示す、草案作成に小委設く」
読売「両首相、復交の必要強調、日ソ交渉第一回会議、きょう共同宣言検討、小委
      設けソ連草案で」
朝日「ソ連側から新提案、日ソ正式交渉に入る、通商議定書作成を、ブ首相提案、
      共同宣言と共に」
この月の19日に署名、同年12月12日に、共同宣言(条約)は発効しました。
次の段階の平和条約は、60年経っても結ばれておりません。


ではこの10月16日の日経新聞から少しばかり紹介します。
・3面に「四季通じ恒温恒湿、富士電機、精密計器を作る工場」とあります。今の
東京工場のことです。私には懐かしい所です。
・6面に日本レミントン株式会社の小さな広告があります。電動タイプライターの
宣伝文と共に、「本日 大阪支店開設」とあります。レミントンは拳銃などで有名
ですが、タイプライターも有名であり、キーボードのQWERTY配列を発明した会社です。
私はかつてタイプライターのお世話になっておりましたが、レミントンのものは
使ったことがありませんでした。因みに日本レミントンも調べましたが、どうやら
日本ユニシスに吸収されたようです。
・TV欄 日テレ22:25映画「水田地帯」に要約版と書いてあります。この時代は
映画をノーカットで放送するのが常で、カットを入れる場合はこのように要約版と
番組に書いていたのでしょうか。そんなことを想いながらこの映画について調べて
みました。イタリアの稲作地帯を舞台にした出稼ぎ女性の話とのことです。そして
公開日は1956年10月26日であります。つまりこの番組から10日後の公開であり
ます。とすると、要約版とは公開前の宣伝放送とのことなのでしょう。
 

18日、地球へ2千万マイル

 投稿者:マハール  投稿日:2017年 4月18日(火)07時37分40秒
  今日の1枚からつまみ食い」、今回のテーマは「Autumn In New York」が入っている
作品です。


「Autumn In New York」が入っている作品の8枚目は、Phineas Newbornの
Phineas' Rainbow、1956年10月16日の録音です。「今日の1枚」では時折、酷評して
しまう作品があります。本当に酷い内容のもの,たまたまその時の私の感覚・気分に
合わなかった作品,そして私の理解度が作品内容に追いつかなかった演奏というのが、
その理由でしょう。振り返ってそんな感想を読んでみると、もっと書き方があるだろう
と、自分の人間性の浅さに恥ずかしくなります。2008年11月12日にこのフィニアスさん
の作品を取上げた際には、その酷評でありました。「散漫というか、集中力がないとい
か、だらだら時間が過ぎていくだけの演奏」「期待の大きさに押し潰されてしまったの
かな」と、素敵なピアニストに対して失礼なコメントを書いておりました。改めて
「Autumn In New York」を中心に本作品を聴いてみます。
 

17日、シャドー・ダンサー

 投稿者:マハール  投稿日:2017年 4月17日(月)07時38分27秒
  さてステッチさんの「Autumn In New York」。「様々なアイディアを詰め込んではい
るのですが」はその通りで、「空回りが多い」との前回の感想は、変化に乏しい所が
残念だとの感想に、今回はなりました。「Autumn In New York」は穏やかな海沿いの
遊歩道を楽しげに歩く姿が浮かぶ演奏ですが、突然の雷雨に襲われるような演奏の
展開が入っていれば、前後の曲を含めて、聴きどころのある内容になったでしょう。
 

16日、グランド・マスター

 投稿者:マハール  投稿日:2017年 4月16日(日)07時42分17秒
  その前に、この作品が録音された2000年3月17日(金)の新聞を見てみましょう。
先ずはトップ記事。
日経「設備投資 製造業0.5%増、3年振りにプラス、電機 伸び7.3%、2000年度計画
      本社最終集計」
読売「陸自、組織的隠ぺい認める、記録も末梢の可能性、幹部違法射撃で陸幕長会見」
東富士演習場違法射撃事件のことで、1994年のことが5年半経ち表面化したのでした。
ウィキペディアには「第1空挺団普通科群長が習志野駐屯地夏まつり前夜祭の第1空挺団
普通科群曹友会の演芸会において、ストリップショーを行った際にストリップ嬢を
手配した見返りとして演習場内に乗馬仲間である民間人3名を無断で立ち入らせた上、
実弾を装填した89式5.56mm小銃を貸与して試射させた」とのことです。ストリップ
は問題無しなのでしょうかね。

朝日「沖縄航空管制 米が返還、国防長官が表明、外相と会談、軍に支障なし条件」
これについては、ネットから明確な情報を得られませんでした。


ではこの3月17日の日経新聞から少しばかり紹介します。
・11面産業総合面に「グローバル化へ新組織 日産、ゴーン氏の社長就任発表」
とあります。気がつけば上司は外国人との言葉が流行りました。結局ゴーン体制は
17年間に及びました。
・17面のファンケルの広告では、養毛剤を宣伝しております。私はブルーベリー
購入のためファンケルに行くことが多いのですが、養毛剤を扱っていることは
知りませんでした。今でも育毛剤として販売されています。
・TV欄を見ると、ワイドショーでは引退を決めた若乃花,お兄ちゃんのことを、
どこでも扱っています。
 

15日、ヒステリア

 投稿者:マハール  投稿日:2017年 4月15日(土)07時52分8秒
  今日の1枚からつまみ食い」、今回のテーマは「Autumn In New York」が入っている
作品です。


「Autumn In New York」が入っている作品の7枚目は、John Stetchのheavens of a
hundred days、2000年3月17日の録音です。ピアノ奏者のジョン・ステッチに興味
あった時期があり、「今日の1枚」で3枚取上げました。もう1枚持っているのですが、
どの箱に仕舞い込んだか未だ探せず、「今日の1枚」で未掲載のままになっています。
さて本作を「今日の1枚」で取上げたのは2001年6月5日のことで、その際には
あまり良いことは書いておりませんでした。「様々なアイディアを詰め込んではいるの
ですが、空回りが多い」としておりますが、「十発撃てば一発は当たる」として
「Love For Sale」を褒めております。そうすると「Autumn In New York」は空回り
の1曲なのか、それを確かめてみます。
 

14日、二人の世界

 投稿者:マハール  投稿日:2017年 4月14日(金)07時24分2秒
  さてグレコさんの「Autumn In New York」。軽妙な演奏の中に深みが上手にブレンド
されており、聴き応え十分の作品です。10年前の私の感想は、一体何だったのかと
思いました。しかし、一般ジャズ・ファンの間では評価されてた訳ですから、私が
10年かけて一般レベルに追いついたということでしょう。「Autumn In New York」
は、霧がかかる森の中を彷徨っている際に街の喧騒が微かに聞こえ、このまま森を
彷徨うか喧騒に戻るかを思い悩む主人公の姿が浮かぶような演奏です。素敵な演奏
に出会えたことに感謝し、長年考えていた「つまみ食い」企画を始めたことを良かった
と思い、聴き終えました。
 

13日、花様年華

 投稿者:マハール  投稿日:2017年 4月13日(木)07時26分22秒
  その前に、この作品が録音された1993年10月13日(水)の新聞を見てみましょう。
先ずはトップ記事。
日経「56年宣言 間接的に認める、領土協議、首相 訪ロで一致、日ロ首脳会談で
      エリツィン大統領、いつか必ず解決、4島 軍撤退を約束」
読売「領土問題 解決の必要 ロシア大統領、首脳会談で強調、年2回 定期外相協議」
朝日「領土解決の必要性強調、ロシア大統領、首脳会談で表明、56年宣言 確認
      避ける、年2回の外相協議 合意」
日本で行われた日ロ首脳会談、エリツィン大統領と細川首相が笑顔で握手しています。
これから23年、宣言からは60年、日露首脳会談は何度も行われたけれど、領土
問題は何も解決されないままです。


ではこの10月13日の読売新聞から少しばかり紹介します。
・9面にコラム「職場のマナー学」があり、「文章の敬称 殿? 様?」とのテーマ
になっています。長い間の論争であり、かつ役所が発行する行政指導や通達に「殿」
が使われ、命令する文章にあることから、「殿」は「様」より下との認識が広がった
ことも、混乱の一つとのことです。コラムでは、結局のところ会社ごとに決められて
いるとの結びでした。ある会社では、役職には殿、個人名には様と使い分けている
との紹介があります。
・IDOの広告では携帯電話使用料がドコモと比較されており、またTLM(東京
テレメッセージ)ではポケベルの利点を訴えております。これは通信手段の進化の
一場面であり、数年後に携帯電話・PHSが一人一台時代を迎えると、その進化は
一層加速し、今もそれは続いております。
・TV欄の報道番組では、「セパの12年振り同時優勝か」との内容の番組が多い
です。結果としてはこの日に西武が優勝を決め、セでは15日にヤクルトが優勝を
決めました。この10後には日本シリーズが始まり、4勝3敗でヤクルトが日本一
になりました。因みに12年前の1981年は9月23日に、セは読売がリーグ優勝、
パでは日ハムは後期優勝を決めました。
 

12日、君と歩く世界

 投稿者:マハール  投稿日:2017年 4月12日(水)07時29分7秒
  今日の1枚からつまみ食い」、今回のテーマは「Autumn In New York」が入っている
作品です。


「Autumn In New York」が入っている作品の6枚目は、Keith GrekoのJourney、1993年10月
13日の録音です。キース・グレコの作品を「今日の1枚」で2006年8月22日に取上げた
際には、無名ピアニストなどと書きました。しかし今ではそれなりにピアノ愛好家の
間では知名度があるようです。そして「流暢なピアノ演奏という表現だけで、済ませたい演奏」
と悪い感想を書いてしまっております。この作品に「Autumn In New York」が入って
おり、「つまみ食い」企画で10年振りに聴くことになったのですが、どのように
グレコの演奏が私に響くのでしょうか。
 

11日、スタンリーのお弁当箱

 投稿者:マハール  投稿日:2017年 4月11日(火)07時28分43秒
  昨日の1枚は、Basso Valdambrini Quintet plus Dino Piana。3管のアンサンブル
に、このグループの独自性が聴けます。これは本場米国では感じられないものかと、
少しこじ付けかもしれませんが、感じました。そしてリズムにも独特の味わい。本国の
力強いリズムは真似出来ないと分かり、彼らなりの味わいを追いかけたかのようです。
そんな成果が「枯葉」に凝縮されており、高いオリジナリティを感じました。
 

10日、コン・エアー

 投稿者:マハール  投稿日:2017年 4月10日(月)07時44分24秒
  今日の1枚は、Basso Valdambrini Quintet plus Dino Piana、Jolly原盤、1960年
の録音です。バッソとヴァルダンブリーニのクィンテットに、盟友ディノ・ピアナ
を加えての作品を、今日は取上げます。トロンボーン奏者の参加により3管編成
となったので、3管のアレンジにも興味が湧く作品であります。



昨日の1枚は、Basso Valdambrini Quintet。「1960年代初頭までの欧州ジャズは、
アメリカでのジャズを手本にして、それを高度に吸収しようと取り組んでいた段階で
あり、その活動がやがて1960年代前半からの欧州ジャズの独自色での発展に繋がって
いった」というようなコメントは、多くの書物等で目にするものであり、私程度の
欧州ジャズ聴きでもそれが理解できるものです。そして本盤での演奏も、お手本アメリカ
の西部や東部のジャズを真剣に追っかけている若者達の熱演が聴こえます。それら
は「誰々風の演奏」との書き方で終わらせることもできるのですが、本盤を聴いていると、
彼らの個性がそれなりに認識できるものになっています。私はこの「今日の1枚」で、
「欧州ジャズの魅力を一口で言えば楽器のテクニックの素晴らしさと、ピーンと
張りつめた緊張感ではないだろうか」との言葉を、何度か引用してきました。
「ヨーロッパのジャズ・ディスク1800」の中の、山口啓司さんの記述であります。
この意味するところを、この作品に感じ取れました。




 

9日、レッド・スコルピオン

 投稿者:マハール  投稿日:2017年 4月 9日(日)06時19分58秒
  今日の1枚は、Basso Valdambrini Quintet、Music原盤、1959年6月の録音です。
テナー・サックス奏者のGianni Bassoに関しては、この「今日の1枚」でお馴染みの
お方です。このバッソとコ・リーダーを組んでいるのは、トランペット奏者のOscar
Valdanbriniであります。バッソと同じくイタリア・ジャズ界の重鎮である
ヴァルダンブリーニに関しては、「今日の1枚」でピアナとのコ・リーダー作を
2009年5月2日に紹介しました。そこでも書いたのですが、ヴァルダンブリーニと言えば、
やはりバッソと組んでの活動が有名であります。1954年に二人は出会い、意気投合
して活動し、1955年に双頭バンドを結成しました。その後はイタリアはもとより、
欧州各地で活動し、高い評価を得た時期に吹き込まれたのが、本作品であります。
Renata Sellani(p),Giorgio Azzolini(b),そしてLionello Bionda(d)とのクィンテット
での演奏です。



昨日の1枚は、Michael Garrick の Cold Mountain。センスの良さは感じますが、
掴みどころがない作品との印象です。このままスロー・テンポの中で情を燃やしてい
くのかな、或いはどんどんアグレッシブな演奏に燃え上がっていくのかな、と感じた
ところで演奏が終了するパターンが多かったです。このお方は、トリオよりも大人数の
演奏でリーダー色を発揮するタイプ、或いはサイドマンとして短いフレーズの中に
良さを刻んでいくタイプなのかなと、感じた次第です。




 

8日、ザ・マスター

 投稿者:マハール  投稿日:2017年 4月 8日(土)07時11分39秒
  今日の1枚は、Michael Garrick の Cold Mountain、Argo原盤、1972年4月の録音です。
イギリスのピアニストのマイケル・ガーリックに関しては、彼のリーダー作や
レンデル=カーでの演奏などで、この「今日の1枚」でお馴染みの方です。今日取り
上げるのは、デイブ・グリーン(b)とトレヴァー・トムキンス(d)とのトリオ作品です。
翌年1973年録音の「Troppo」をここで取上げたのは2005年1月23日のことでしたが、
その作品は管入り女性スキャット入りの作品でした。今日取り上げる作品では、
トリオ作品ですので、ピアニストのガーリックの魅力を味わえると思います。



昨日の1枚は、Joel Zelnik の Move。ジャズを愛する若者が、自分にあるジャズ節
を全てぶち込んだ初リーダー作の素晴らしさを、この「今日の1枚」では何度も
コメントしてきました。そしてこの1枚もそんな作品です。独特のリズム感と美的
フレーズが活きている1枚です。さて8年前にディスク・ユニオンがこの作品を復刻
させるにあたり、ゼルニックとコンタクトを取りました。その際に得られた彼の情報
によると、立派な職業で忙しく働く傍ら、地元のレストランやバーで演奏を続けて
いるようです。私の想像では、この1枚に全てをぶつけた後に、他に考えていた職業に
つき、ジャズは趣味としていたのでしょう。趣味を仕事とすることで、好きなものが
嫌いになっていくことは世の中に多々あり、そんな意味では好きなジャズのままで
いられているゼルニックは幸せものと言えるでしょう。もう少し彼の情報と思い
ネットで調べたところ、2010年に65歳になったゼルニックは、なんと2作目の
作品を発表したとのことです。DIW傘下のレーベルからの発売です。ジャズを愛する
人の演奏が聴けるのでしょうけど、私は何故だか手を伸ばす気になりません。こんな
気持ち、分かる方が多いのでは。





 

7日、レイ・ハリーハウゼン 特殊効果の巨人

 投稿者:マハール  投稿日:2017年 4月 7日(金)07時50分16秒
  今日の1枚は、Joel Zelnik の Move、Felicia原盤、1968年の録音です。録音当時は
Joel Zelnik(p)23歳,Harold Slapin(b)18歳,Dave Rose(d)20歳という、若者
3人でのピアノ・トリオ作品を、今日は取上げます。3人とも「新・世界ジャズ人名
辞典」に掲載されておらず、「ピアノ・トリオ1600」でも取上げられていない作品
です。またこのレーベルは、この作品を発売するために作られたものとのことです。
ジャズ好きの若者が自分たちの演奏を残したく、録音されたものなのでしょう。数年
前にCD化で私のような一般人も聴けるようになりましたが、それまではオリジナル
盤取扱店で数年に一度登場し、6桁の価格ですぐに売り切れていた作品です。



昨日の1枚は、Barry Harris の Newer Than New。ロニー・ヒリヤーは、録音当時は
20歳でありました。14歳の時からバリー・ハリスと活動していたようですが、
この当時は無名のお方でした。チャールス・マクファーソンは録音当時は21歳で、
これまた当時は無名な方。この作品はこの二人を売りだすために作られたと思います。
ハリスへの「ビ・バップの伝道師」とのキャッチ・フレーズには馴染めない点があり
ますが、確かにこの作品はハード・バップというよりは、ビ・バップの香りを穏やかな
雰囲気で伝えている演奏であり、この中でこの2管の若者の個性を出していこうとの
ハリスの思いがあったのではなにのでしょうか。ヒリヤーはこの後にミンガスの
バンドで活躍し、またマクファーソンは同じくミンガスのもとで活躍しながら、ピン
でも多くの作品を残すようになります。この作品は、若者二人のそんなきっかけの
1枚であります。


 

6日、アンナ・カレーニナ

 投稿者:マハール  投稿日:2017年 4月 6日(木)07時36分13秒
  今日の1枚は、Barry Harris の Newer Than New、Riverside原盤、1961年9月の
録音です。バリー・ハリスの本作品は、あまり語られることが少ない作品です。
ネットでみても、販売店サイトばかりヒットします。バリー・ハリスは、特に
リバーサイドでの5作では、作品ごとにメンバーを替え、作品の趣きも変えてお
ります。今日は地味なハリス作品を聴いてみます。メンバーは、ロニー・ヒリヤー
(tp),チャールス・マクファーソン(as),アーニー・ファーロウ(b),そして
クリフォード・ジャーヴィス(d)であります。



昨日の1枚は、Phil Woods の Live From The Showboat。私には縁が無かったバック
の方々ですが、ネットで調べれば、1970年代から評価を得ているようです。この
バンドは、ウッズ&ヒズ・バンドというより、一つの内容の濃いバンドであります。
特にギターとパーカッションの使い方が秀逸です。全体を通して同じカラーでの演奏
ですが、曲毎に濃淡あり、或いはグラデーションありでの変化があり、ここにギター
とパーカッションが上手い効果を発揮しています。リーダーであるウッズの魅力も満載
であります。もう少しウッズに爆発場面をとの声もあるかと思いますが、バンドとし
てのまとまりの魅力の前では、そんな声は消えてしまうものです。私はあまり興味が
ないのですが、この作品は1977年の第20回グラミー賞で最優秀ジャズ・グループを受賞
したとのことです。この年の審査員は、素直な気持ちで投票したのでしょう。この審査員
ならば穐吉さんはとっくに・・・、と本作品から外れたことを思いながら、この作品
を聴き終えました。
 

5日、死刑執行人もまた死す

 投稿者:マハール  投稿日:2017年 4月 5日(水)06時33分34秒
  今日の1枚は、Phil Woods の Live From The Showboat、RCA原盤、1976年11月の
録音です。メリーランド州でショウボートというキーワードで検索すると、1軒の
お食事とライブのお店がヒットします。Toby's Dinner Theatre というお店が、
別名ショウボートとも名乗っているようなのです。さて今日はウッズさんが1976年
にショウボートで行ったライブなので、場所はメリーランド州のシルバー・スプリング
です。そして先の場所はコロンビア。シルバー・スプリングにはショウボートはなく、
従ってウッズが40年前に演奏したお店は、もう閉店したのでしょう。そして何らかの
ことで、トビーのお店でその名前を使っているのではないのでしょうかね。本題から
随分話がそれましたが、今日取り上げるライブ盤は、Mike Melillo(p),Harry Leahey(g),
Steve Gilmore(b),Bill Goodwin(d),そしてAlyrio Lima(per)との6人編成での
演奏になっています。1970年代のウッズの作品の中でも、高い人気を得ている作品です。



昨日の1枚は、Phil Woods & Japanese Rhythm Machine。日本人3人組は、相当に
気合いが入っていたはず。そして物凄い緊張感だったはず。勝つか負けるかの演奏
だからこそ、この日の厚生年金での演奏は神がおりたのではと思います。ウッズの
艶のある音色と切れ込みの鋭さ、そして何よりも素晴らしい歌心が、日本人3人組
によって一層素晴らしいものになったようです。ウッズが敬愛していたアルト・サックス
奏者のジョニー・ホッジスに捧げた、ウッズ作の曲があります。ウッズにとっては、
パーカーは先生、ホッジスは兄貴分といったところなのでしょうかね。ここでは
ウッズはソプラノ・サックスでの演奏になっており、くつろぎのメロディを優しく
演奏し始めます。しかし次第に演奏はエキサイトしていき、先に触れた気合いと
緊張感の中で素晴らしい演奏になっております。

 

4日、殺しのナンバー

 投稿者:マハール  投稿日:2017年 4月 4日(火)07時48分4秒
  今日の1枚は、Phil Woods & Japanese Rhythm Machine、RCA原盤、1975年7月の
録音です。外国人ミュージシャンの日本公演に際して、バック陣を日本のミュージシャン
で即席で組むことは、ジャズでもロックでも珍しいことではありませんでした。
フィル・ウッズが初来日したのは1975年のことで、7月31日の新宿厚生年金会館は
満席だったそうです。そこに登場したウッズが従えたリズム陣は、市川秀男(b),
吉野光昭(b),そしてジョージ大塚(d)でした。ウッズはこの3人をJapanese Rhythm
Machineと称しておりました。1950年代から一線で活躍したウッズは、多くの
ミュージシャンが迷走する1960年代後半においても、欧州を拠点にして、それまでの
ハード・バップにフリーの要素を取り入れながら独自の新しい姿を作り活躍して
おりました。その際に結成していたヨーロッピアン・リズム・マシーンは1972年に
解散して、ウッズはアメリカに戻るのですが、フュージョン全盛時代にあっては
ウッズが活躍できる場所がなく、すぐに欧州に戻ったのでした。そんな中でミューズ
に吹き込んだ作品が評判呼び、再び活躍の場を広げ出した時期に、ウッズは初来日
したのでした。さてこの作品なのですが、確証はないのですが、日本だけの発売だった
ようです。そしてすぐに入手困難となり、初CD化で私がやっと聴けたのは2006
年のことでした。



昨日の1枚は、Johnny Griffin の Do Nothing 'Til You Hear From Me。グリフィンが
聴かせるバラッド2曲に痺れます。美しさと甘さ、グリフィンが真正面から直球で
これを表現すると、その辺の美しさ甘さ売りのミュージシャンなど単なる軟弱な男の
戯言に思えてしまいます。「The Midnight Sun Will Never Se」と「That's All」が、
その2曲です。豪放なグリフィン節の演奏の中にこの2曲を忍ばせ、アメリカを
離れたグリフィンでした。




 

3日、スター・トレック5 新たなる未知へ

 投稿者:マハール  投稿日:2017年 4月 3日(月)07時57分30秒
  今日の1枚は、Johnny Griffin の Do Nothing 'Til You Hear From Me、Riverside
原盤、1963年6月の録音です。黄金の1950年代を通過したジャズの世界は、1960年代
になると多様な方向性を見せ始めます。その中にあって、活動の場面を欧州に求めた
ミュージシャンも数多くおります。今日の主役ジョニー・グリフィンもそんな一人で、
この作品を録音した後すぐにオランダに渡り、その後は欧州を拠点にしておりました。
バディ・モンゴメリー(p,vib),モンク・モンゴメリー(b),そしてアート・テイラー(d)
との録音です。



昨日の1枚は、Johnny Griffin の The Kerry Dancers。ジョー・ゴールドバーグが
ライナー・ノーツに次の文章があります。「ここ数年、私たちは、輝かしい若手
ミュージシャンたちが、広義での超絶技巧の名の下に、単なる目立ちがり屋に陥って
しまうかなりのケースを目の当たりにしてきた。ありがちなことだが、テクニックを
磨くことが自分達が追求する全てになった時、一流ジャズの残酷なまでの競争社会
では、彼らは徐々に消え去り、その後はごく稀に消息が聞かれる程度だ。結局のところ
明らかなのは、超絶技巧だけでは十分でないということだ」と書かれています。ここで
意味することは、時代をこの作品が発売された時から50年以上の間、絶え間なく当て
はまってきたことでしょう。そしてジャズをロックなりクラシックなりに置き換えても、
同様なことが言えるはずです。ミュージシャンとして表現したいことをしっかりと
持っている者だけが、何枚も何年も一線に居られ、かつその死後においても功績が
輝いているということでしょう。このグリフィンの作品にも、聴く者に届けたい
グリフィンの心が詰まっています。そんな演奏を聴いて今回私の心に強く響いた演奏は、
フォークソング編ではタイトル曲も無論素晴らしいですが、「Black Is The Color
Of My True Lover's Hair」でありました。アメリカ南部の山岳地帯で歌われていた
曲で、その発祥はイギリスだと言われているものです。愛する人の髪の毛に触れな
がら一杯飲み、一日の疲れを癒す男の姿が浮かんでくる、優しい心で満ちた演奏です。
B面ではグリフィンの十八番になる「Hush-A-Bye」も素晴らしいですが、今日は
サラ・カッシー作の2曲が感じ入りました。濃いブルース「25 1/2 Daze」も良かった
ですが、懐かしさと素朴さの「Ballad For Monsieur」の不思議さに聴き入りました。
グリフィンの心が存分に味わえるからこそ、この作品は今でも人気盤なのでしょう。



 

2日、TAICHI/大極 ヒーロー

 投稿者:マハール  投稿日:2017年 4月 2日(日)09時49分24秒
  今日の1枚は、Johnny Griffin の The Kerry Dancers、Riverside原盤、1961年
12月の録音です。このグリフィン盤も、ファンから高い支持を集めている作品です。
ジャズ専門店にこの作品のオリジナル盤が入荷すれば、すぐに売れて行くことからも、
その人気の高さが分かるものです。レコードでいうA面はアメリカやイギリスの
フォークソングを、B面はグリフィンのオリジナルを中心に収録されています。
バリー・ハリス,ロン・カーター,そしてベン・ライリーというリズム隊との、
カルテットでの演奏であります。マイク・クエスタ撮影のジャケのカッコよさも、
人気の一因でしょうね。



昨日の1枚は、Johnny Griffin の The Little Giant。私もそうだが、多くのジャズ・
ファンは、ワン・ホーンでグリフィンの演奏を楽しみたいとの想いがあるでしょう。
あの興奮するフル・トーンをたっぷりと味わいたいと思うのは、当然のことでしょう。
しかしこの3管の作品でも、そんなグリフィンをたっぷりと味わえます。これには、
この時期のグリフィンの音楽的成長があったと、ライナー・ノーツでキープニュース
が書いています。「前作を録音した時点で、ジョニーの周辺には様々なことがおこって
いた。中でも恐らく最も重要と思われるのが、NYのファイヴ・スポットでモンクと
数か月に渡って共演したことだ」「モンクと共演することは、チャレンジと豊かな
経験を積むことの両方であることの証明であった」と述べています。そんな意味合いの
ことは、この作品の随所に出ています。ミッチェルとプリースターの良さを活かした
中で、グリフィンも一層光る演奏になっています。またリズム陣も輝いています。
そしてこの作品の凄いところは、そんな良さが全6曲で輝いていることです。
強いて曲をピックアップするならば、心に訴えかけるグリフィン作のブルース「63rd
Street Theme」、自然を満喫できる喜びで一杯のような古いスタンダード「Playmates」
でしょうかね。いつの時代にも光り輝く、グリフィンの、そしてジャズ界の名盤で
あります。


 

1日、天使の涙

 投稿者:マハール  投稿日:2017年 4月 1日(土)07時50分54秒
  今日の1枚は、Johnny Griffin の The Little Giant、Riverside原盤、1959年8月の
録音です。オリン・キープニュースのライナー・ノーツによれば、この時期、31歳
のグリフィンはかなり痩せていたとのことです。私の知人によれば、それから10年
以上経った来日公演の際には、大きなお腹にサックスが乗っていたとのことです。
そんな針金時代の1959年にグリフィンは、ビッグバンドの結成を考えていたとのことで、
ノーマン・シモンズにアレンジを相談していたようです。そんな時期に吹き込まれた
本盤は、グリフィンの代表作と言われております。リズム陣はウイントン・ケリー,
サム・ジョーンズ,そしてアルバート・ヒースです。この作品は3管編成で、ブルー・
ミッチェルとジュリアン・プリースターが参加しており、ノーマン・シモンズに
アレンジを依頼し、またいくつの曲を提供してもらってます。グリフィンの代表作を
今日は聴いてみます。
 

11度、デタッチメント 優しい無関心

 投稿者:マハール  投稿日:2017年 3月31日(金)04時48分34秒
   

7度、ブルー・サンダー

 投稿者:マハール  投稿日:2017年 3月30日(木)05時01分4秒
   

5度、卒業

 投稿者:マハール  投稿日:2017年 3月29日(水)05時23分46秒
  晴 雲  

5度、ムーランルージュ

 投稿者:マハール  投稿日:2017年 3月28日(火)06時26分47秒
   

3度、TAICHI/大極 ゼロ

 投稿者:マハール  投稿日:2017年 3月27日(月)07時42分46秒
   

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