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土曜日

 投稿者:マハール  投稿日:2017年11月18日(土)08時47分32秒
  今日の1枚からつまみ食い」、今回のテーマは「Just In Time」が入っている作品です。


「Just In Time」が入っている作品の8枚目は、Antonio Farao の black inside、1998年4月23日の録音です。
この「今日の1枚からつまみ食い」コーナーも、今回で133回目となります。このコーナーの企画自体は13年前以上から温めてきたもので、思い立った理由の一つは、「今日の1枚」で取り上げた作品を振り返ってみましょうとのものでした。「今日の1枚」はその時に聴いた感想を書くこととしているため、振り返って聴けば印象が変わる作品もあるのではとの考えからでした。確かに印象が変わった作品が、幾つもありました。その理由の一つに、オーディオ環境の違いがあるのかもしれません。私は実家にオーディオを残しながら、各地を渡り歩き、途中まではすぐに処分しても良いような総額30万円ちょっとの安いオーディオ・システムを使用しておりました。そんな中で2002年冒頭に今のB&Wとマークレヴィンソンのオーディオ・システム、額にしたらそれまでの10倍ほどのものを購入しました。「今日の1枚」で取り上げてきた作品は2200枚を超えてますが、この更新したオーディオ・システムで聴きながら感想を書いた「今日の1枚」は739枚目以降からとなります。このオーディオの違いは、大きなものがありました。「今日の1枚からつまみ食い」の中の30枚ほどは、オーディオ更新前に「今日の1枚」で取り上げたものでした。このことが感想が変わった理由の一つなのかと考えております。
本題に話を戻しますと、今回の主役の本作品は1999年6月9日に「今日の1枚」で取り上げました。従ってオーディオ更新以前の環境となります。その際にこのファラオさんの演奏について、「
テーマなりアドリブ のメロディを弾いた次の瞬間には、スケールを早弾きするような 感じで、ピロピロピローーーーーーっとなってしまいます」と、感想を述べました。感覚的な表現になっていますが、「ピロピロピローーーーーー」が気に入らなかったのでしょう。この感想を読んでみて、これは今聴けば、18年前より遥かに良いオーディオで聴けば、違う感想になるのかなと思ってます。
 

金曜日

 投稿者:マハール  投稿日:2017年11月17日(金)07時17分50秒
  さてキャサリンさんの「Just In Time」。バックがテナー・サックスとピアノの二人でのヴォーカル作品なので、曲によっての相性の良し悪しが現れてきます。「Just In Time」ではキャサリンさんの元気の良さにバックの二人が振り回された印象です。また他の曲は5分前後の演奏時間の中で、「Just In Time」は3分を切る演奏時間であり、それがアルバムの真ん中に配置されています。全体の中での味変の位置付けに「Just In Time」は置かれたのかと思いながら、珍しいトリオ作品を今回は聴き終えました。  

木曜日

 投稿者:マハール  投稿日:2017年11月16日(木)07時45分59秒
  その前に、この作品が録音されたとした2003年10月20日(月)の新聞を見てみましょう。
先ずはトップ記事。
日経「為替制度で研究チーム、人民元、米中首脳設置に合意」
読売「安全保証文書化へ、対北朝鮮、米中首脳一致、外相に協議指示、人民元専門委設置、米中合意」
バンコックでのAPECでの、ブッシュ(子)と胡錦濤との会談内容です。この会談は朝日も1面で扱っています。

朝日「景気底打感9割、半年で急激に改善、主要100社本社調査」


ではこの10月20日の日経新聞から少しばかり紹介します。
・23面科学面に「カメラ画像から性別や年齢判別、オムロンがソフト開発」とあります。今では導入事例のニュースをよく目にします。各社で力を入れている分野のようですが、オムロンもOKAO Visionという商品で販売しています。
・20面21面の2ページ全てを使って広告を出したのはアップルで、PowerBook3種の宣伝です。駅のホームのベンチに男女三人が座り、膝にPowerBookを置いている写真が2ページぶち抜きで載っています。実にセンスの良い広告でした。
・TV欄日テレ11:25に「行政に声を」という、5分番組があります。スポンサーは想像できますね。
 

水曜日

 投稿者:マハール  投稿日:2017年11月15日(水)07時30分1秒
  今日の1枚からつまみ食い」、今回のテーマは「Just In Time」が入っている作品です。


「Just In Time」が入っている作品の7枚目は、Kathleen Willison の close to you、2003年10月20日の録音です。
この作品は「今日の1枚からつまみ食い」コーナーへの2度目の登場となります。「Falling In Love With Love」で取り上げた際には、2005年1月30日の「今日の1枚」での酷評をあっさりと撤回して、この作品を褒めておりました。
今回また「Just In Time」で取り上げるのですが、再び感想をひっくり返すのでは、心配であったり楽しみであったりしております。
 

極道の妻たち

 投稿者:マハール  投稿日:2017年11月14日(火)07時35分43秒
  さてノーマさんの「Just In Time」。14年目に「少しこもった声の響きがマイナス・ポイント」とした部分は、ノーマさんのヴォーカルにリバーブを加えすぎたもので、今回こうして聴いてみると、ノーマさんの歌は安らぎのある家庭的な雰囲気に感じました。そんな中でやたら頑張りすぎている「Just In Time」でのノーマさんなのですが、歌とバックがバラバラのピアノトリオ版に対して、ストリングス入りの方は歌に華やかさを加える効果がありました。ワイズナーがストリングス被せで作り直したのは、ノーマさんの歌を引き立たせるための策だったのでしょう。  

クルーエル・インテンションズ

 投稿者:マハール  投稿日:2017年11月13日(月)07時44分6秒
  その前に、この作品が録音された1968年2月8日(木)の日経新聞を見てみましょう。
先ずはトップ記事。
日経「ユーロダラー、日銀、円転換を規制、外貨として運用、取入拡大に対応」
ユーロカレンシーとは、通貨発行国以外での取引されるその通貨を意味します。従ってユーロダラー(ユーロ米ドル)とは、アメリカ以外の市場で取引されている米ドルのこを指します。因みにここでのユーロとは、欧州連合の経済通貨同盟で用いられている通貨のユーロとは関係ありません。さてこのユーロダラーですが、時として特定の国に著しい過剰流動性をもたらして、金融市場の混乱を招く元になっています(以上、wikipediaより引用)。

読売「倉石発言、国会きょうも空白か、首相が遺憾の意 国対委員長を通じて、政府・与党方針」
朝日「国会の審議中断、農相発言、予算委で遺憾の意、ひ免要求には応せず、首相の態度」
倉石農相は田中角栄・中曽根氏らと同期の衆議員で、幾つもの功績を残した議員でした。1966年の第一次佐藤内閣で農相として初入閣しましたが、1968年の米・北朝鮮のトラブルに伴う日本海漁業の安全操業に関して、「現行憲法は他力本願だ、やはり軍艦や大砲が必要だ」「こんな馬鹿馬鹿しい憲法を持っている日本はメカケのようなもの」などと発言し、国会で大問題となったのです。結局この記事から2週間ほどして農相を辞任しましたが、翌々年には再び農相として再入閣いたしました。


ではこの2月8日の読売新聞から少しばかり紹介します。
・5面に「卵やカマボコも 不二製油、日清製油 人工肉、家庭用販売」とあります。脱脂大豆(大豆かす)の新しい用途に関する記事です。私が思い起こすのはカニカマボコですが、これが一般的になったのは、1980年頃かと記憶しています。各会社の長年の努力・研究の成果が、今では当たり前の商品に繋がっていったのですね。
・1面下にツバキ機械の広告があります。完全集じんメーカーと称し、「世界一!! ?布寿命が永い」との宣伝文句です。このツバキ機械についてweb上で調べましたが、確実な情報が得られませんでした。チェーンでお馴染みの椿本グループかとも思ったのですが、違うようです。集塵をキーにしてみるとある会社が候補に上がったのですが、設立がこの記事の翌年であり、これも違うもの。分からず終いでした。
・TV欄の日テレ20:00に「グループ・サウンズ ヒット10」という番組があります。当時はGSが人気の絶頂とは言え、GSだけのBest10番組があったとは驚きです。しかし調べてみますと、この年の1月から3月までの短命番組でありました。
 

エミリー 悪夢のベビーシッター

 投稿者:マハール  投稿日:2017年11月12日(日)07時55分10秒
  今日の1枚からつまみ食い」、今回のテーマは「Just In Time」が入っている作品です。


「Just In Time」が入っている作品の6枚目は、Norma Mendoza の All About Norma、1968年2月8日の録音です。
この作品を私は2003年に日本のノーマから発売されたものを持っております。ネットで調べてみたところ、ノーマから2009年にも格安盤として再び発売されているようなので、この作品を持っている方も多いことでしょう。しかしながら日本のノーマから発売される以前は、知る人ぞ知る作品でありました。
ピアノのジミー・ワイズナーとの共演でノーマさんはこのジャズ作品を、1960年から1961年にかけて吹き込みました。バックはワイズナーのピアノトリオです。そしてワイズナーは何を思ったのか、1968年にストリングスを被せて再度発売したのでした。日本のノーマから発売された時には、オリジナルとストリングス被せの2枚組となっていました。
2003年11月15日に「今日の1枚」で取り上げた際に私は、「ハスキー声で真っ直ぐな歌い方です。個人的には少しこもった声の響きがマイナス・ポイントであり、惹きつけられる魅力が感じられないもの」と、ノーマさんの歌に否定的なコメントをしました。今回は「Just In Time」を中心に、もう一度ノーマさんの歌に向き合い、またオリジナルのピアノトリオのものと、ストリングス被せのもの違いを、聴いてみます。
なおここでの録音日は、日付が明確なストリングス入れ作業の日を使っています。
 

土曜日

 投稿者:マハール  投稿日:2017年11月11日(土)07時46分48秒
  昨日の1枚は、Chuck Mangione の Recuerdo。ここでの「Recuerdo」がタンゴなのかは別にして、異国情緒あるスローな曲です。さて演奏全体ですが、主役のチャックが無難な演奏に終始しており、若さある演奏がありません。大御所を前にビビったのかと思う内容で、サム・ジョーンズのベースに感心して聴き終えました。
 

青い欲動

 投稿者:マハール  投稿日:2017年11月10日(金)07時43分47秒
  今日の1枚は、Chuck Mangione の Recuerdo、Jazzland原盤、1962年7月の録音です。
今日はチャック・マンジョーネの作品を取り上げます。本作品が録音された時期は、お兄さんのギャップとバンドを組んでいたチャックですが、本作品にはお兄さんは参加しておりません。ジョー・ロマーノ(ts),ウィントン・ケリー(p),サム・ジョーンズ(b),そしてルイ・ヘイズ(d)との露kジョンです。因みにアルバムのタイトル名であるレクエルドは、世間一般ではオスバルド・プグリエーセ作曲のタンゴのことのようですが、本作品ではチェックのオリジナル曲であり、本作冒頭に収録されております。


昨日の1枚は、The Magnificent Thad Jones。独学でトランペットを学んだサドは、やがてはベイシー楽団の重要メンバーになりました。本作品はそんな頃に吹き込まれた作品であり、冒頭にベイシー楽団でお馴染みの「April In Paris」をサドは披露しております。ゆったりとしたテンポの中で品と優しさが溢れるトランペットは、コンボでのこの曲の代表的演奏になっております。他の曲でもこのサドの特徴が随所に聴ける内容であり、「鳩のサド」と多くのジャズ好きに支えられている作品であることに頷ける演奏であります。
 

ゴーストバスターズ2016

 投稿者:マハール  投稿日:2017年11月 9日(木)07時42分36秒
  今日の1枚は、The Magnificent Thad Jones、Blue Note原盤、1956年7月の録音です。
今日は「鳩のサド」を取り上げます。ジャズの世界ではジャケットの特徴を捉えた短い通称を持つ作品があり、それらは内容が良いものばかりです。本作もジャケの素晴らしさと共に、名トランペッターのサド・ジョーンズの代表作と言われている作品です。
共演はビリー・ミッチェル(ts),バリー・ハリス(p),パーシー・ヒース(b),そしてマックス・ローチ(d)という豪華メンバーであります。


昨日の1枚は、The Mingus Dynasty の Mingus’ Sounds Of Love。ミンガス・バンドでの演奏を継承していますが、やはりアレンジと演奏の粒立ちには違いがあります。ミンガスの先鋭的なものと比べると、この作品では優雅さが優先している内容です。これはどちらが良い悪いということではなく、違いがあるということです。この優雅さの中で各メンバーのソロが、生きたものになっております。
さてこのミンガス・ダイナスティの活動がどのような形で終焉を迎えたかは分かりませんが、1991年からミンガス・ビッグ・バンドなるものが結成され、今でも活動しており、来日公演も行なっています。主催はミンガスの奥さんであります。分からずに言いますが、ミンガス・ダイナスティの終焉にはこのミンガス・ビッグ・バンドが関連しているのかもしれません。
 

ゴーストバスターズ2

 投稿者:マハール  投稿日:2017年11月 8日(水)07時30分55秒
  今日の1枚は、The Mingus Dynasty の Mingus’ Sounds Of Love、Soul Note原盤、1988年3月の録音です。1979年に入ってすぐ亡くなったミンガスを追悼するバンドが結成され、ミンガス・ダイナスティという名前で活動しておりました。今日そのユニットの作品を取り上げるに当たって、このミンガス・ダイナスティの活動についてコメントしたくネットで調べてみたのですが、作品の紹介ページは散見するだけでした。私の認識では、ミンガスゆかりの人たちが、活動の都度に集まっているものとのものです。本作品のクレジットを見ると、ジミー・ネッパーやローランド・ハナ,ダニー・リッチモンドという、ミンガス・バンドでお馴染みの方々の名前があります。その中にランディ・ブレッカーの名前がありますが、私にはミンガスとの共演歴が浮かんできませんでした。調べてみますと、1972年に一度、そして1978年に何度かビッグ・バンドのメンバーにランディが加わっているとのことです。収録内容はミンガス作の6曲が収録されており、1950年代と1970年代に作られた曲が半々づつとなっています。


昨日の1枚は、Lester Bowie の The 5th Power。とにかく、ロフト・ジャズ全盛時代の空気感が漂っています。何度かこのコーナーで書きましたが、1970年代のジャズ全般をしっかりと聴いていた方は居ないと言っても過言ではありません。フュージョン全盛時代の中でジャズの細分化が進んでいき、そのいくつかの枝にも内容がぎっしりと詰まって居て、全てをフォローできた人、或いはしようと思った人は居ないからです。その枝の一つがロフト・ジャズであります。幅が広く奥が深すぎるジャズにおいて、この分野或いはこのミュージシャンならば誰が最も詳しいと名前が上がるのですが、ことロフト・ジャズに関しては、私はその名前を上げることができません。
話いきなり外れましたが、1980年代に入ってジャズを聴き始めた私は、中古盤を買い集めてロフト・ジャズを追体験していきました。そのロフト・ジャズの立役者の一人が本作でサックスを吹いているアーサー・ブライスであり、ロフト・ジャズに多大な影響を当てたのがAECなのでした。
本盤での演奏は、30代後半と脂が乗っていたレスターの最良の演奏が彼の演奏スタイルの幅広さを伴って発揮されており、共演陣の素敵な演奏も引き出しております。1970年代ジャズの代表作の一つと言える作品です。
 

昨日の書き込み

 投稿者:マハール  投稿日:2017年11月 8日(水)06時26分55秒
  今日の1枚は、Lester Bowie の The 5th Power、Black Saint原盤、1978年4月の録音です。
今日はレスターのソロ作品を取り上げます。名盤「The Greate Pretendaer」の前に位置する本作品も、レスターを語る上で欠かせないものです。アーサー・ブライス,マイヤーズ,マラカイ・フェイヴァース,そしてフィリップ・ウィルソンとの録音です。


昨日の1枚は、Lester Bowie’s New York Organ Ensemble の Funky T., Cool T.。2曲目のスタンダード「What’s New」と3曲目のレスター作の「When The Spirit Returns」と続くスローな展開が、この作品の聴き所です。ジャズの歴史に根付きながらソロを展開していくレスターと、それに寄り添うかのような優しいオルガンを聴かせるマイヤーズの演奏が、楽しめた1枚でした。
 

快晴

 投稿者:マハール  投稿日:2017年11月 6日(月)07時41分53秒
  今日の1枚は、Lester Bowie’s New York Organ Ensemble の Funky T., Cool T.、DIW原盤、1991年1月の録音です。レスターとマイヤーズの競演ユニットであるニューヨーク・オルガン・アンサンブルは、1991年1月に3日間のレコーディングをNYで行い、春に昨日取り上げた1枚目を発売し、その年の秋には2枚目となる本作を発売しました。レスター作の曲を中心に演奏されており、その中にはアルバム名を前半後半に分けた2曲があります。スタンダードは「What’s New」が演奏されています。


昨日の1枚は、Lester Bowie’s New York Organ Ensemble の The Organizer。レスターとマイヤーズが生み出すブルースは、さっぱりしていながらコクがある味付けです。二人のセンスの良さに酔いながら聴き進みましたが、そに中で特筆すべきは2曲。スタンダードの「Soul Eyes」では、悲しみの色を見せながら考えさせる演奏です。もう1曲はマイヤーズ作の「Guten Morgen Part2」ですの演奏です。陽気な中に生きる力強さを感じさせる演奏で、マイヤーズのヴォーカルというかスキャットも味わいあるものでした。「Soul Eyes」の代表的演奏として、この盤は聴き継がれるでしょう。
 

みなとみらいホールでアマチュアのオケ

 投稿者:マハール  投稿日:2017年11月 5日(日)09時32分30秒
  今日の1枚は、Lester Bowie’s New York Organ Ensemble の The Organizer、DIW原盤、1991年1月の録音です。AEC以外でも幅広い活動を行なっていたレスターが、オルガン奏者をフューチャーした作品を今日は取り上げて見ます。まずそのオルガン奏者は、アミナ・クローディン・マイヤーズです。レスターと彼女との共演はAEC結成前からのものでした。恐らくはライブでは何度も共演していたのでしょうけれど、レコーディングとなると、先のAEC結成以前の演奏と、1978年に発表したレスターの単独作品での共演歴だけでした。私はAEC結成以前の演奏は聴いていませんが、1978年に発表したレスターの単独作品ではマイヤーズはピアノを弾いていましたので、オルガン奏者のマイヤーズとの共演録音は初めてなのかもしれません。他のメンバーは、ホーン陣ではトロンボーンのスティーブ・トゥーレとテナー・サックスのジェームス・カーターです。ドラムは曲により、ドン・モイエとフィリップ・ウィルソンが演奏しています。レスターが作ったり参加したユニットは、長短ありますがそれなりの期間の活動がありました。しかしこのユニットは、この1991年1月の3日間の録音だけの活動でありました。その意味では、ピアノやオルガンとのレコーディングをあまり行わないレスターが、旧知のオルガン奏者と一緒にレコーディングしようよとのものだったのでしょう。レスターの単独作品にマイヤーズが参加したとのもです。


昨日の1枚は、Lester Bowie’s Brass Fantasy の The Fire This Time。ホーンとパーカッションだけでのブラス・ファンタジーの、アンサンブルとスピード感の魅力が、スタジオ盤よりストレートに表現されている1枚です。スタンディングの観衆を前にして、バンド自体が燃え上がっていく様子がはっきりと分かり、ブラス・ファンタジーを代表する1枚と言えるでしょう。その中にあって、かつてスタジオ盤で取り上げていたホリディの「奇妙な果実」は、全体の中で得意な雰囲気を発しています。LAでの暴動に至った人種差別、その怒りが鎮まってくれと願っているような演奏です。途中で銃声を思わす効果音を入れていることには、聴くだけだとその位置が伺えません。しかしながら会場では、何らかの視覚面での演出があったのでしょう。この曲の演奏終了後の拍手から、スイスのアールブルクという街でこのライブに接した方々の感動が伝わってきます。
 

土曜日

 投稿者:マハール  投稿日:2017年11月 4日(土)09時03分47秒
  今日の1枚は、Lester Bowie’s Brass Fantasy の The Fire This Time、In & Out原盤、1992年5月の録音です。スイスのアールブルクという街の、ムーンウォーカーというクラブでのブラス・ファンタジーのライブ作品を、今日は紹介します。このクラブの写真をネットで見たのですが、外観は裏街の建物そのままであり、中身はキラキラ照明の300人ほどの演奏会場です。映画でよく見るような若者向けの施設との印象ですが、この作品の演奏が行われた25年前はどんな感じだっtのでしょうかね。
次にジャケットを見ると、とんでもない炎に包まれている商店の写真が掲載されています。このCDにある解説では、このライブの前日にLAで起きた暴動の様子とのことです。日本でも連日報道されたロサンゼルス暴動のことです。いくつもの人種問題が、この日に一気に爆発し、約1週間、死者53人、負傷者約2,000人を出し、放火件数は3,600件、崩壊した建物は1,100件という被害になりました。ジャケットにある炎の商店の一つの看板には、「Lara’s Toys & Gift」と書かれています。焼かれたからにはここは白人地区だったのでしょうが、このお店もとんでもない被害者であります。今でもこのお店が存在しているのかネットで調べたところ、CAのモントローズという街に、同名店があります。焼かれたお店とは場所は違うようですが、同じ店が今でも続いているならば、それは何よりであります。
さてブラス・ファンタジーのこのライブに話を戻しますが、曲名を見ると、前日の暴動報道を受けて演奏曲を変えたように思いました。


昨日の1枚は、Lester Bowie’s Brass Fantasy の Serious Fun。ジャズ側の演奏での情念深掘りのアンサンブルは、お見事の一言です。カークの「溢れ出る涙」も素敵ですが、圧巻はホリディの「奇妙な果実」でありました。一方のR&B側では明るい曲を並べてあり、その曲調に沿ったアンサンブルを聴かせてくれ、それは楽しめるものです。その中でのボウイのソロでは憂いを感じさせるもので、ジャズ側での情念深掘りと一体感のある演奏と感じました。この作品は、上っ面を聞くだけでも十分楽しめ、深く聞けばさらに違う世界が広がる内容であります。
 

ゴーストバスターズ

 投稿者:マハール  投稿日:2017年11月 3日(金)08時48分9秒
  今日の1枚は、Lester Bowie’s Brass Fantasy の Serious Fun、DIW原盤、1989年4月の録音です。
レスター・ボウイのAECでの活動と並んで重要なのは、このブラス・ファンタジーでの活動であります。1980年代前半のヨーロッパのあるジャズ祭での企画から発展してできたのがこのブラス・ファンタジーと言われてますが、ブラスとドラムだけのバンドいうのは、1970年代からレスターの頭の中にあったと思います。それは1970年代にレスターが何作も吹き込んだソロ作品から、そんなことが伺えます。
先月ここで紹介したAECの1987年録音作品に、黒人の巨星の曲を取り上げたものがありました。今日取り上げるブラス・ファンタジー4作目は、その流れを取り入れたものです。取り上げたミュージシャンは、R&B側からジェイムス・ブラウン,シャーディー,ボビー・マクファーソン,そしてマーカス・ミラー、ジャズ側からはビリー・ホリデイとカークです。


昨日の1枚は、Kahil El'Zabar’s The Ritual の Space Love。東アフリカの楽器に親指ピアノと呼ばれるものがあります。木の箱に金属の平たく長いものを取り付け、それを弾くことによって金属の響きと箱との共鳴の音を出す楽器のようです。いく種類もあるようですが、その中にサンザと呼ばれるものがあり、カヒルはこの作品のレコードでいうA面2曲で、そのサンザを使っています。金属ながら優しい響きが、単純な繰り返しの中で独自の世界を作っております。そこにレスターのトランペットが絶妙に絡んでいき、気持ちを揺さぶる演奏に仕上げていきます。
このA面だけで価値ある作品ですが、B面では自由奔放ドラムとメンバーのぶつかり合いも楽しめます。カヒルのドラムはフェイヴァースのベースと相性がいいなと思いながら、A面の世界が頭に残った状態で、本作品は終了しました。
 

熱い横浜

 投稿者:マハール  投稿日:2017年11月 2日(木)07時46分22秒
  今日の1枚は、Kahil El'Zabar’s The Ritual の Space Love、Sound Aspects原盤、1985年11月の録音です。
この「今日の1枚」では、マレイとの共演作でお馴染みのカヒル・エルザバーの作品を、今日は取り上げます。共演はレスター・ボウイ,クラリネットのラファエル・ギャレット,そしてマラカイ・フェイヴァースと、豪華な方々です。
ちなみにこの作品はシカゴのワン・フライト・アップというスタジオでの録音ですが、ネットで調べてもこのスタジオの情報を得られませんでした。



昨日の1枚は、Lester Bowie Ensemble の Mother’s Mode。クインテットでの演奏は、混沌の中から生き抜く情熱を表現したような演奏で、レスターのそれまでの活動の一つが素晴らしい内容で聴けます。ヴォーカルが入っての数曲も、レスターの姿の一つを聴ける内容です。黒人霊歌が持つ世界が溢れており、それらがいろんなタイプの音楽を生み出していったことを感じさせます。ヴォーカル人の熱演をレスターの演奏がバックアップしいき、会場に熱気を呼び込んでいます。多面性を見せるレスターの音楽性が存分に楽しめるものです。
 

月初

 投稿者:マハール  投稿日:2017年11月 1日(水)07時57分2秒
  今日の1枚は、Lester Bowie Ensemble の Mother’s Mode、Repertoire原盤、1982年6月の録音です。
レスター・ボウイはAECでの活動と並行して、1970年代はソロ作品、1980年代に入るとブラス・ファンタジーというグループでも、積極的な活動を行なっておりました。本作品は、ソロ活動とブラス・ファンタジーの間にある演奏と言えます。ジャズビューン・ベルリンというジャズ祭でのライブ盤です。
このジャズ祭は私には有名な存在ではありませんが、ネットで調べてみたところ、1977年から1989年まで開催されており、欧州ジャズの有名人に加えて、オーネット・コールマンや山下洋輔なども出演していたジャズ祭です。そこでのライブ作品をRepertoireというレーベルがシリーズで発売しており、その第11弾が本作品であります。このRepertoireというレーベルは、1982年から現在に至るまで活動しているレーベルなので、本作品は正式な許可を得て発売されたものと思います。
さて演奏内容は、先ずはアリ・ブラウン(ss,ts),アート・マシューズ(p),フレッド・ウィリアムス(b),そしてフィリップ・ウィルソン(d)との演奏で20分を超えるアルバム名の曲を演奏します。続いての演奏は、フォンテラ・ベース,マーサ・ベース,そしてデヴット・ピーストンというヴォーカリストを加えての演奏です。
 

月末

 投稿者:マハール  投稿日:2017年10月31日(火)08時04分22秒
  2000年6月にmaharl.comという独自ドメインを取得しました。
これ、未来永劫 私のものではないのですね。

今回の独自ドメインの管理会社移管手続き、私の対応の遅さがあった場合、私の所有権が消えてしまうそうです。

2年ごとに更新し、私の場合は再来年6月までが有効期限です。

しかしそのこととは別に、元管理会社への委託を終了し、一定期間内に新管理会社への委託が全て終了しなければ、所有権が無くなるとのことです。

今回の移管手続きで、いろいろ勉強になりました。
 

沈黙の粛清、ゾンビワールドへようこそ

 投稿者:マハール  投稿日:2017年10月30日(月)08時55分11秒
  今回契約したレンタルサーバーのディスク容量は、何と200GB。
これがこの会社に独自ドメインの管理を移した大きな要因です。
今までのところは100MBでしたから。
 

アクセス出来ます

 投稿者:マハール  投稿日:2017年10月29日(日)07時56分57秒
  今朝4時に確認したところ、Windows機のIEでの接続を含めて、maharl.comに接続可能となりました。
ネームサーバーの仕組みというか、インターネットの仕組み上、設定の変更は徐々に広がるというのを身を以て実感しました。
「24時から72時間かかります」とのこと、72時間は保険かけすぎと思っていましたが、私の場合は60時間必要でありました。

今月初めからの独自ドメインの管理会社とそのレンタルサーバーの変更、1ヶ月の時間を要しました。
正直、疲れました。
 

アクセス出来たり出来なかったり

 投稿者:マハール  投稿日:2017年10月28日(土)09時39分4秒
  昨日の夕方5時では、私の環境からは次の全てで、maharl.comに接続できてました。
1.iMac ブラウザ サファリ
2.iMac ブラウザ クローム
3.iPhone ブラウザ サファリ
3.iPhone ブラウザ グーグルアプリから

今の時点で接続できるのは上記2だけです。

「インターネットにおけるネームサーバーの変更は徐々に浸透していくので、24~72時間かかる」とのこと。しかし、接続できたのが接続できなくなるのが分からない。

取り敢えず72時間とは、明日の日曜日の午後3時。
待つしかありませんね。
 

ドメイン移管完了

 投稿者:マハール  投稿日:2017年10月27日(金)15時35分45秒
  やはりドメインの管理元を変えるのは一苦労でした。
やっと終えました。
新しい管理元でレンタルサーバーもお願いし、先ほどアップしました。
しかしながらネームサーバーの関係か、アクセス出来たり出来なかったり。
マックにある二つのブラウザから、ウィンドウズ機から、SPからアクセスを試みましたが、表示されたり表示されなかったり。
明日になれば安定すると思ってます。願ってます。
 

HGウェルズのSF月世界探検

 投稿者:マハール  投稿日:2017年10月26日(木)14時32分52秒
  さてエルモさんの「Like Someone In Love」。軽やかに歌うピアノのであり、凛とした美しさがあり、しっかりとしたブルース感覚に根ざした演奏です。本番ではスタンダード中心でありますが、ピアソンは原曲の持ち味をしっかりと自分のものにしていることが、先の演奏の特徴と一緒になって、ピアソンの持ち味につながっているのでしょう。「Like Someone In Love」についてもこの持ち味が最大限に生きており、ピアノトリオによるこの曲の代表的演奏言えるでしょう。  

ホタル

 投稿者:マハール  投稿日:2017年10月25日(水)07時43分29秒
  その前に、この作品が録音された1959年10月29日(木)の新聞を見てみましょう。
先ずはトップ記事。
日経「衆院 質問戦に入る、安保で解散せず、首相答弁、浅沼氏再質問に、災害総合対策を準備」
読売「衆院で代表質問始まる、安保時代逆行、浅沼氏(社) 改定交渉打切れ」
朝日「衆院で代表質問、安保交渉打切れ、世界の大勢に逆光、浅沼氏」
この60年安保は、翌年6月19日に自然成立し、同月23日に発行となりました。そして同日に岸首相は総辞職を表明しました。ここまでの間に社党は徹底的に国会で戦ったのですが、その中においては西尾氏の離党と新党結成(社会クラブ→民主社会党)などもありました。


ではこの10月29日の朝日新聞から少しばかり紹介します。
・4面に「各種工場の建設、シンガポール依頼」とあります。外務省とジェトロを通じての申し入れで、製鉄・機械・繊維などの工場建設を望んでいたとのことです。
・12面社会面に、山口自転車の広告があります。「世界フライ級タイトルマッチ、ペレス対矢尾板、11月5日(木)午後7時30分から9時、山口自転車独占全国ラジオ中継放送」とあります。ボクシングの世界タイトル戦となれば、当時は国民全員が熱狂していたのでしょう。そんな多くの国民は、大半がラジオに噛り付いていたと想像します。そんなラジオ番組の独占スポンサーとなった山口自転車は、当時はバイクも製造し高い支持をえていたようです。しかしながら1963年には倒産してしまいました。そして矢尾板選手ですが、この年の1月にペレス選手とノンタイトル戦を行い、判定勝ちしていました。そんなことからこの11月の世界戦には、今のボクシング界では全く想像出来ないような期待がかかっていたのでしょう。そんな期待を受けて矢尾板選手は第2ラウンドにダウンを奪ったのですが、第13ラウンドにKO負けとなってしまいました。なおこの試合のテレビでの視聴率は、92.3%でありました。
・TV欄 KRテレビ13:00に「落語・声いろ」との番組があります。モノマネではなく、また声帯模写ではなく声いろ、まだそんな呼ばれ方をしていた時代だったのでしょう。
 

火曜日

 投稿者:マハール  投稿日:2017年10月24日(火)13時35分39秒
  今日の1枚からつまみ食い」、今回のテーマは「Like Someone In Love」が入っている
作品です。


「Like Someone In Love」が入っている作品の5枚目は、Duke Pearson の Profile、1959年10月29日の録音です。
今日のお題と「Black Coffee」を聴いて、「独特のブルースを感じ、繊細な神経の持主だと思います」と感想を述べたのは、2009年6月23日のことでした。演奏を聴いてその人の人柄を感じ取れるジャズ奏者を、日本人は好きなのでしょう。よく言われる日本では一流扱いで、本国では知る人ぞ知る存在のミュージヤン達の中に、今日の主役のピアソンも含まれます。未だに彼のBNでの作品のオリジナル盤は、非常な高値で取引されております。オリジナル盤市場というものは、その時々での人気の推移があるのですが、ピアソンは「ずっと高値」系のお方ですので、日本人がいかに彼を愛しているかが、このことからも分かりますね。勿論その筆頭は「テンダー・フィーリンズ」ですが、その2ヶ月前に吹き込まれた本作も「ずっと高値」であります。私も愛するピアニストのピアソンの本作を、今日は「Like Someone In Love」を中心に聴いてみます。
 

まだ雨

 投稿者:マハール  投稿日:2017年10月23日(月)09時50分9秒
  さてエルモさんの「Like Someone In Love」。エルモさんの存在感が、緊張感あふれる中で、重く暖かく響き渡っている1枚です。エルモさんの代表作と言えば、1957年に西海岸に移る前にNYで吹き込んだ数作品というのが、一般的な評価でしょう。エルモさんが何故1957年に西海岸に移ったかは分かりませんが、数年後にNYに戻ったエルモんさはインタビューで西海岸でのことを、「何も学ぶことの出来ない土地だった」と述べているそうです。それは事実なのでしょうけれど、その中にあって、このような素晴らしい作品を彼は作ったのです。言い換えれば、そのような環境だからこそ、このような想像力あふれる作品を作れたのでしょう。エルモさんの代表作といってもいい作品ですし、ピアノ・トリオの推薦盤とも言える作品です。何かに夢中になれる自分を追い求めているかのような「Like Someone In Love」でのエルモさん、ジャケットの彼の視線が理解できる演奏です。
 

投票日

 投稿者:マハール  投稿日:2017年10月22日(日)09時19分40秒
  その前に、この作品が録音された1959年2月8日(日)の新聞を見てみましょう。
先ずはトップ記事。
日経「標準金利方式とれ、日銀 市銀に要請する方針、金融正常化の一助、公定歩合引下げを機に」
読売「4月から新学習とり入れ、小学校教育 算数の学力をつける、全教科 一年間で切替え」
朝日「小学校教育四月から変わる、全般的に程度引上げ、新学習要領の地ならし」


ではこの2月8日の日経新聞から少しばかり紹介します。
・3面に「ずらり二百七十九品種 59年度型扇風機発表会」との記事があります。日本電機工業会による、共同発表会を伝えたものです。出品メーカーは11社であり、日立の卓上扇ピアノの写真が掲載されています。その名の通りにピアノ型で、机上で使っても書類が飛散しないのが特徴とのことです。今でも通じるようなデザインのこの製品についてネットで調べたところ、あるページがヒットしました。2011年に書かれたブログ記事なのですが、何とリサクル・ショップで入手したとのことです。入手価格は書いておりませんが、まだまだ使えるとのことです。
・同じく3面の下に、紙面の3割を使って、切削工具会社広告集があります。10社あり5社は大手系列であり、他の5社は、宇都宮鋼具製作所・東光電気・東京タングステン・彌満和製作所・ウワーラムニッポンンであります。5社とも私はその存在を知らないので、ネットで調べました。宇都宮はユーテムプレシジョンとして、東京タングステンはアライドマテリアル、彌満和製作所はYAMAWAとして、今でも頑張っている会社でした。東光電気については、東光電気工事という1923年創業の会社は現存するのですが、切削工具会社とは違うようです。ウワーラムニッポンンについては、情報を得られませんでした。5社中3社が高度成長からオイルショック、そしてバブル崩壊の経済の波動の激しさの中で、生き抜いてきております。
・TV欄日本教育テレビ19:00に「クイズ・ショー」という番組があり、司会は関光夫です。これは数ヶ月だけ放送されたクイズ番組で、回答者には曽野綾子や丹下キヨ子が出演していました。司会の関光夫は、ネットでは映画音楽に関わる番組で有名な方の情報がヒットしました。同一人物なのかまでは、情報を得られませんでした。この番組はアメリカの映画や日本のTVドラマとは全く関係ないものです。
 

雨ですね

 投稿者:マハール  投稿日:2017年10月21日(土)08時12分21秒
  今日の1枚からつまみ食い」、今回のテーマは「Like Someone In Love」が入っている
作品です。


「Like Someone In Love」が入っている作品の4枚目は、Elmo Hope の Trio、1959年2月8日の録音です。訴えかける視線が印象的なエルモさんの本作品は、2009年4月5日に「今日の1枚」で取り上げました。その際の感想は、前半で褒めて、後半ではそれを打ち消すようなことを書きました。前半で書いた「人間の本音が見えてくる身が震えるような演奏」であることを期待して、「Like Someone In Love」を中心に聴いてみます。
 

針の眼

 投稿者:マハール  投稿日:2017年10月20日(金)07時59分40秒
  さてアントワンさんの「Like Someone In Love」。録音が素晴らしいです。ピアノの響きを全て拾い上げている録音です。ドラミもシンバルの音がみずみずしいものです。残念なのはベースの響きがもっこりしていることです。パリとルーアンの中間にある落ち着いた街で録音されたようですが、クレジットには録音技師の名前は載っておりません。この録音だけでこのピアノ・トリオは輝いております。「Like Someone In Love」では、恋する自分に驚いた少女が走り出しているかにような演奏です。作品中では特筆する内容ではありませんが、繋ぎ的存在の演奏と言えるでしょう。「My Foolish Heart」と「Summertime」での演奏の輝きは素敵なものであり、アントワンさんが弾くピアノのリズムを楽しみました。  

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