昨日の1枚は、Don Pullen の Ode To Life、Blue Note原盤、1993年2月の録音です。
鎮魂歌のような『Ah George, We Hardly knew Ya』、楽しい日々を思い偲んでいる
ような『Variation On Due To Life』の2曲が、極めつけの演奏でしょう。何度も
繰り返して聴きたくなります。他にも楽しめる曲が詰まっている本作品、末長く
聴き継がれる状態であって欲しいものです。
昨日の1枚は、V.S.O.P. The Quartet の Tempest In The Colosseum、CBS原盤、
1977年7月の録音です。ショーターとハバードの2管の色気の危うい雰囲気に、圧倒
されてしまう1枚。この日は昼夜2回のコンサートが行われ、本作品は夜の部中心
の収録になっています。解説の小川氏によれば、リズム・セクションの昼の部、
2管の夜の部ということ。是非ともリズム・セクションの昼の部にも、じっくりと
触れてみたいものです。
昨日の1枚は、Gerald Wiggins の Around The World 80 Days、Specialty原盤、
1963年の録音です。80日間世界一周は1956年に映画化されました。その作品を、
中学生頃にTVで観た記憶があります。ハラハラドキドキの展開ながら、全体に
笑いが散りばめられていた作品と記憶しています。さてウィギンスの演奏は、
心地よく楽しい雰囲気の高音が印象に残るものです。この音楽からはハラハラドキ
ドキの映画の展開は感じられなく、上品なホームコメディが似合う演奏になって
います。
今日の1枚は、Gerald Wiggins の Around The World 80 Days、Specialty原盤、
1963年の録音です。ジェラ ルド・ウィギンスの作品をここで取り上げたのは、
もう9年前のこと。1957年に録音した作品(2000/3/17)でした。そこでも触れたの
ですが、ウィギンスと言えばこの“80日間世界一周”であります。Specialtyという
マイナー・レーベルから発売された作品です。僕が国内CDで買ったのは1988年の
こと。センチェリー・レコードからの発売でした。さて80日間世界一周とは、
ウィキペディアによれば、ジュール・ヴェルヌによる1872年に発表されたフランス
の冒険小説とのこと。「イギリス人冒険家フィリアス・フォッグ氏が執事の
パスパルトゥーを従え、後期ビクトリア朝時代の世界を80日で一周しようと試みる、
波瀾万丈の冒険物語」という内容であります。ユージン・ライト(b)とビル・ダグラス
(d)とのピアノ・トリオ作品です。
昨日の1枚は、Horace Silver の It's Got To Be Funky、Columbia原盤、1993年
2月の録音です。ホーンのアレンジは、少し暗めの雰囲気。しかし演奏全体は、ダンス
用を意識したような明るい演奏。その表現方法が変わりながらも、シルバーが常に
追い求めるものは、常にファンキー。初演から40年近く経っている『song for my
father』を聴きながら、そんな気持ちになりました。繰り返し聴くような作品では
ありません。しかし、一時代を築いた大物ミュージュシャンの晩年の姿という意味で、
存在価値のある作品です。
今日の1枚は、Horace Silver の It's Got To Be Funky、Columbia原盤、1993年
2月の録音です。あるサイトでタイトルを翻訳させたら、「それファンキーがあるは
ずだ」と訳されました。ファンキーを持ち味に、かっこいいリフで決めるシルバー
ですが、いくつになってもこの気持は変わっていなということでしょう。いろんな
ミュージュシャンが参加している作品です。
昨日の1枚は、Michel Petrucciani の Power Of Three、Blue Note原盤、1986年
7月の録音です。ペトルチアーニの感傷的なソロに続く、ホールのいぶし銀の味わい。
このホールに触発されたのか、ペトルチアーニも落ちついたソロを取り始める。
こんな展開が楽しめた『in a sentimental mood』が、今回は印象に残りました。
出来ればこの曲にショーターが加わっていれば、どんな展開になったのかと思います。
ペトルチアーニの表現力の高さが光った1枚です。
昨日の1枚は、Anthony Wonsey の The Thang、Sharp Nine原盤、2004年2月の録音
です。ウォンジーという人は色んなジャズを吸収しながら、それをこじんまりと
まとめてしまっているピアニストと感じました。ベースは新主流派のようなもので
あり、考え込んでマイナーな雰囲気をだしています。1曲目の『All The Things
You Are』は、まさにそんな曲。いい演奏なのですが、もう少し羽目を外せよと
言いたくなる内容です。一方でウォンジー作の『Pamela』は、人への優しい気持ち
を小細工なしに演奏したものです。ブルックリンにあるレストランを運営している
女性へ捧げた曲だとか。こんな曲に、ウォンジーの魅力があるのだと思います。
この2曲にはエリック・アレキサンダーは参加しておりません。彼の参加曲では、
ウォンジーの意図を飲み込めず、少々困りながらサックスを吹いている彼の姿が
思い浮かぶ演奏です。
今日の1枚は、Anthony Wonsey の The Thang、Sharp Nine原盤、2004年2月の録音
です。アンソニー・ウォンジーは過去に2作取り上げましたが、良い印象を持って
おりません。本来ならば買わない作品でしたが、渋谷ジャロさんの中古コーナーで
みつけたことと、エリック・アレキサンダーが加わっていることから購入致しました。
昨日の1枚は、Jeff Gardner の The Music Of Chance、Native原盤、1999年の録音
です。自分が描いた寂れた風景を、小作品にもとめたような作品。内にこもり過ぎて、
自分だけで楽しんでいたらと、言いたくなるような作品です。残念なのは、イング
リッド・ジェンセンもそんな雰囲気に付き合わされた演奏になっています。ネット
での評価を読めば、高い評価ばかり。自分を殺した演奏を強いられた彼女が、可哀
そうになってきます。いつかは彼女の作品に触れてみたいです。女性に優しい
マハールでした。
今日の1枚は、Jeff Gardner の The Music Of Chance、Native原盤、1999年の録音
です。ガードナーの作品を取り上げるのは、これで4枚目になります。最初に1988
年録音盤(2001/8/23)を取り上げた際のガードナーの雰囲気が欲しくて、その後に
2作品を取り上げましたが、良い感想は持ちませんでした。もう彼の作品は買わない
と思っていたのですが、渋谷ジャロさんの中古コーナーで見つけて、つい購入した
ものです。ピアノ・トリオを基本に、曲によってトランペットとテナー・サックス
を加えている作品です。トランペットのイングリッド・ジェンセンは女性ですが、
今ネットで調べたら、1990年代から活躍して、それなりの知名度がある方のようです。
昨日の1枚は、Richard Davis の One For The Frederick、Hep原盤、1989年7月の
録音です。リズムの3人はいぶし銀の存在感であり、フロントの二人は荒削りながら
もスピード感のある演奏です。ハードバップを存在感を持って演奏している姿に、
デイビスが意図した意味合いを感じ取れる内容になっています。中古コーナーで
見かけなければ、知らないままで終わった作品。こんな作品が、世の中に沢山ある
のでしょう。そんな作品に出会いたくて、これからも中古コーナーの中の隠れ好盤を
捜し求めていきます。
今日の1枚は、Richard Davis の One For The Frederick、Hep原盤、1989年7月の
録音です。何枚か続けて、渋谷ジャロさんの中古CDコーナーで買った作品を、
取り上げます。先発は、リチャード・デイビスの作品です。Roland Hanna(p)、
Ricky Ford(ts)、Cecil Bridgewater(tp)、そして Frederick Waits(d)との録音
です。スイート・ベイジルでのライブ録音ですが、ドルフィーとリトルのバンドを
思い描いてのライブのようです。そう言えば日本製作盤(2009/3/8)でそんなのが
ありましたが、こちらの方は存在感のある演奏であることを願ってます。なおドラム
のフレデリックは、この録音の4ヶ月後に亡くなりました。タイトルは、そんな
理由から付けられたのでしょう。
昨日の1枚は、Brigitte Bardot の Behind Brigitte Bardot、Warner Bros原盤、
1959年12月の録音です。緩やかなラテン調のオーケストラ演奏で1曲。バルドーさん
は2曲目から登場かと思えば、2曲目も演奏だけ。次はと期待しながら、裏切られる
ことの連続で、バルドーさんの出番なし。ジャケには小さく「Cool Sounds From
Her Hot Scenes」と書かれてます。何か悪徳商法に引っかかった気分です。これ
ならば、LP復刻の方を買って、大きなバルドーさんを楽しむべきでした。
昨日の1枚は、Pat O'Day の When Your Lover Has Gone、Golden Crest原盤、
1957年の録音です。可愛い声で、しっかりとした歌唱力。色気も微かに。1曲目の
タイトル曲、2曲目の『ミス・ユー』と続く展開に、冒頭からノック・アウトされ
ました。さて彼女のこの後の活動は、どのようなものだったのでしょうか。ウェブ
で調べても、この復刻作品しか情報なし。このまま活動していたならば、20代
後半に素敵な作品を連発していたと思わせるような、21歳の歌でした。
今日の1枚は、Pat O'Day の When Your Lover Has Gone、Golden Crest原盤、
1957年の録音です。何もレコードを聴くのに、そんな恰好をしなくてもよいのに。
泣いているところをみると、失恋の歌を聴いているのでしょう。そんなパット・オデイ
のこの作品は、日本の輸入元の宣伝文句によれば、「女性ボーカル・ファン待望、
マニア垂涎、最後の激レア盤がついに復刻!」なのだそうだ。何度もそんな宣伝文句
には騙されてきたが、今回も騙されることになるのでしょうか。この時21歳の
彼女は、ナイト・クラブを中心に活動していたそうです。
昨日の1枚は、Jane Morgan の Time、Kapp原盤、1959年の録音です。アメリカの
良心的な家庭に受け入れられるようなポピュラー作品であり、何も心を動かすもの
がありません。ジャケの雰囲気は、歌の中には全くなしです。
今日の1枚は、Linda Lawson の Introducing、Changellor原盤、1960年の録音です。
これぞ女が男を誘っている表情でしょう。そういう私も誘われてLP Time からの
復刻版を購入しました。リンダ・ローソはラス・ベガスのクラブで歌手として活動
しながら、TVドラマにも出演していた方であります。表情通りの内容を、
期待します。
昨日の1枚は、Polly Bergen の All Alone by the Telephone、Columbia原盤、
1958年の録音です。歌唱力は抜群で、表現力もなかなかのもの。こもったような
声が好みではなく、そこが残念。力の入った歌唱が続きますが、もう少し力を
抜いた部分もあった方が良いのでは。『He Didn't Call』『Spring Is Here』と
続く中盤の展開が、なかなかの聴き所でした。